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投資開始23ヶ月 FIRE卒業に思うこと

FIREは、ファイナンシャル・インデペンデンス・リタイア・アーリーの頭文字を並べたもので、日本では『早期退職をしたうえでの経済的自立』なんて訳されることが多いですね。
昔でいうところのヤングリタイアですね。

FIREという単語が日本に浸透し始めたのが2020年ごろから。
投資などに取り組み、資産を増やした一つの到達点として認知されるようになりました。
労働から解放され、無用なストレスを感じることもない憧れの生活としておおむね肯定的に紹介されておりました。

ところが2022年の終わりごろから『FIRE卒業』が取りざたされるようになりました。
なぜ自由な生活を卒業して、なぜ仕事を再び始めてしまうのでしょうか。

二つのパターンが考えられます。

ひとつは単純にお金が無くなってしまったケース。
持っている株などの資産が目減りしてしまい、働かざるをえなくなるわけです。
実はFIREの定義は非常にあいまいで、●円持っていればFIREですという決まりはありません。
誰でも好きに名乗れるので、FIREを達成しました!と言っている人でも、
・30代で資産1200万円!FIRE達成!
・20代1000万円貯めてFIREできました!
というような人もいます。
こんなふうに、ちょっとさすがにそれは少なくないかな?と思う資産の人もいたりします。
そんなぎりぎりのFIREした人々が資産を減らしてしまい、経済的自由を失った結果『FIRE卒業』として再就職をするケースが考えられます。

そしてもう一つは何も生活に飽きてしまったパターンでしょう。
私は自慢ではありませんが、20歳のころにニートをしていました。
仕事が決まらず実家でゴロゴロしていて、両親がとりあえず食事も出してくれるので最低限の生活には困りません。
仕事もせず、何もしなくていい生活。
最初のころは休み放題でいいなぁと呑気に考えていたのですが、2か月ほど経つとさすがにすることがないのが不安になってきました。
それまでの人生で最も長い休みが小学校の夏休みである1か月半ほどでしたから、それ以上は未知の領域です。長すぎる休みに体が慣れておらず、ニートの終盤はかなり苦痛でした(笑)
多かれ少なかれ、何もしなくてよい状態が長く続くと苦痛や不安を感じてしまうのかもしれません。

もともとFIREできた人は、仕事や投資を人一倍頑張ることができるバイタリティーを持っています。
一般の人に比べて計画性と活力がもともとある人々なんでしょう。
そのような下地を持つ人がいざ仕事から解放され、「FIRE達成おめでとう!もうこれから何もしなくてOK」という生活を始めたとしても、飽きてしまうんじゃないかなと思うのです。

私の近所に、お金持ちにもかかわらず食堂の皿洗いをしているお爺さんがいます。
(私が直接聞いたわけではないですが、その店を知っている人がみんな言うのでたぶんそうだと思ってください)
皿洗いをする理由は社会とのつながりを持ちたいからとのことで、家に引きこもっているとつまらないので食堂の皿洗いと雑用をやっているとのこと。
FIRE卒業する人のなかにも社会とのつながりの大切さに気が付き、仕事を始める人がいるのかもしれませんね。

1月31日の金融資産
562万4509円
今までにもらった配当合計(税引き後)
24万246円(1ドル105円計算)



2023年米国相場、1月は様子見している人が多かったのでやや軟調→好調へ。
大規模IT企業の決算がそこまで悪くなく、景気が改善していく期待感が芽生えているんでしょうか。
買い時を考えても仕方ないので、冬のボーナスを突っ込みました。

まあそれよりも驚いたのは電気代の値上がりですね。。
先月の電気代が1年前よりも使用量を減らしたのに、13,000円も値上がりしていました。
ここ最近で最も値上げを実感した瞬間です。地道に頑張っていかねば……と思うばかりです。