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【イラストの公開許可】実績公開許可もらえない依頼は意味がない?

実績とは

それはそれは大切なものであり、ビジネスにおいて信頼を勝ち得るのに必須のもの・・・

なので許可がもらえないものは受け付けません!
又は追加料金を頂きますね!

大変よく見かけるかと思われます、こちらのご依頼受付条件。

もちろん、あなたがそう決めたのでしたらそれはOK!全く問題はございません。

ですがTwitter改めXで以前、このようなお言葉をお見掛け致しました。

「実績公開できないと意味ないから・・・仕事に繋がらないしやる意味マジでないんだよ・・・」

きっとなかなか公開許可の下りるお仕事を頂けないのでしょう。分かります。とてもとても分かります。わたくしもそうですので。

ですが、ちょっとお待ちになって。本当に意味がないのでしょうか?

”実績”と調べますと「実際にやり遂げた成果、業績」とあります。

そうですやり遂げた上での「成果」でございます。

それは果たして公開できなければ本当に意味がなくなってしまうのでしょうか?

受け取れる人・受け取れない人

世の中には「受け取り上手さん」と「受け取り下手さん」がいらっしゃいます。

これは物のやり取りだけの意味ではございません。

例えば、1時間で1万円の勉強会に参加して、その参加者の感想で以下のご意見がございましたと致しましょう。

Aさんは「内容の詰まった勉強会で大変充実した時間でした」

Bさんは「大した内容でなくてぼったくりだと思いました」

さて、勉強会の内容は同じでございますが、意見が分かれております。ここにもう一つ定義を追加致しましょうか。「勉強会は可もなく不可もなく一般的に見て普通の内容である」

さて、AさんとBさんどちらが受け取り上手さんでしょう?

簡単ですね。Aさんでございます。

物事を享受できる方というのは、どんな事柄でも何かを得ることができます。例え詐欺にあったとしても「こうすると騙される可能性があるんだな」と学んだり致します。

しかし、受け取れない方は何をしても何も得られない場合が多いのです。そういった方は思考がそう固まってしまっており、ご本人がお気づきにならないと中々受け取れるようになりません。

わたくしはどちらかというとAさんよりでございます。

今回のテーマである実績公開、こちらにつきましても公開許可がない依頼についてわたくしは意味を見出しております。

公開できないから手を抜く?

こんな方ばかりではない、極稀な事と信じたいのですが、公開できないイラストは手を抜いていますという方がみえました。こちらは匿名でクリエイター関連のコミュニティでの発言でございますので真実は定かでございません。

ですが、たまにご評価に「見本の絵と違って雑に見えました・・・」等と書かれているのもお見掛け致します。

わたくしがこういったものを拝見して思いますのは「なんてもったいない!」の一言でございます。

これはクライアント様に対してではございません。手抜きをしたクリエイターに対しての気持ちです。

なぜなら、受け取れる金額以上のものをご自身で放棄していらっしゃるからでございます。

イラストレーターのみならず全てのお仕事に言えますが、仕事から学ばない人は一生仕事ができるようになりません。

どんなにマーケティング講座や絵の勉強に勤しみましても、仕事からの学びを放棄しておりますとそのお仕事での成長は望めないのでございます。

わたくしは仕事柄経営者の方とお会いする機会も多く、またその周りの方とお話しする機会も更に多くございます。

一流と言われる企業の上層部の方は、皆さま大抵が勤勉でいらして常に学びを大切にしております。

とある不動産会社の部長さん(ナイスミドルな男性の方)がわたくしのネイルをご覧になって「素敵ですね、こういうのはどういった所でやってもらうのですか?」とご質問されました。

一見ただの雑談ですが、わたくしが「ホットペッパービューティーというサイトでサロンを探して行く」という話をした時に、そういったお店はどうやって検索をかけるのか?などをかなり色々とお聞きになりました。(もちろんプライバシーに関わるような事は聞かれておりませんのでご安心を)

そうして「大変勉強になりました。うちは息子しかいないので若い女性の意見を聞く機会がなくて、こうして事務所にお邪魔して良かったです。」とおっしゃって下さいました。わたくしが若いか否かは微妙な判定でございますが。笑

うちの部長にあとで、その会社はカフェなど飲食店を開業される人向けに不動産の紹介をされているから、女性の利用者の行動傾向などが知りたかったのでは?と言われて「なるほど、勤勉な方だ」と思ったということがございます。

公開できるできない、直接的にお仕事に関係しているいない、そういった視点ではなくて、もっと大きな視点から学びを得たほうが絶対にご自身のためになるはずです。

公開できなかろうともご依頼はご依頼、お仕事でございます。

全力でやれば次に繋がる何かを得ることは必ずできるのでございます。それが何に繋げられるかは自分次第。まずは貪欲に学びを得ていく努力をすべきと思っております。

実際に得られるものは目に見えるものだけではない

公開許可のないお仕事で得られる最大の実績は「経験」でございます。

どんなに絵が上手くても、描いたものを販売した経験がなければお仕事になっておりません。

実際にお仕事をすることで得られる経験ほど貴重な勉強材料はございませんでしょう。

次に「技術」です。

手を抜いたら得ることができないのは特にこちら。今の自分にできる限りの力で描かせて頂くことにより、練習より実践のほうが何倍も成長できます。

特にお仕事ですと厳しいご意見を頂くことも多々ございます。しかしそれも真摯に受け取ってきちんと実りにしていけば、どんなテキストより講演よりも確実に成長に繋がる金言となるでしょう。

そして「クライアント様の事情」。

これはどういうことかと申しますと、公開不可=何らかの事情があって公開してほしくない、ということです。

つまりは公開をしないで描いてもらう事に需要が発生しているということ。

これは一種のビジネスチャンスとも捉えられます。なぜ公開不可なのか?そこを分析してクライアント様のご事情を把握できましたら、そこに営業をかけますと非常に効果的です。

わたくしはこれでかなり信頼を得ることができ、個人様企業様問わず一度ご依頼頂いた方にまたお声がけ頂くことが非常に多いです。

この「信用信頼」も大変大きな実績でございます。

意味を見出すのは自分自身

自分軸という言葉が流行しているように思います。雑誌やテレビでもよく耳に致します。

意味が少し間違っているかも知れませんが、どう考えて、どう意味を捉えるかは自分自身でございます。自分を主として物事を捉えれば意味のないことはほとんど無くなりますでしょう。

もちろん無駄なことに無理やり意味を見出そう!なんて申し上げておりません。ただ、本当に無意味と切り捨てて良いのか?考えて頂きたいのです。

だって、勿体ないでしょう?せっかく得られるものがあるなら全部欲しいではありませんか。

今回は公開許可を通して、実績の本当の意味を考えて参りました。

あなたには何の実績がございますか?何もない、なんて思わずによく思い出してみて下さい。そうしてご自身で実績を作って、積み上げていって下さい。

この記事で本当の意味での実績を得られる方が増えましたら嬉しく思います。最後までご覧頂きありがとうございました。




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