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旅|佐渡

久しぶりに旅行でも行くか〜

世の中の状況が落ち着いてきた、4月。
またどうせ使うだろうと思ってまとめ買いしたそこそこ値段のはる抗原検査キットも、もう必要なさそう。

身だしなみの一部と化していたマスクともお別れし、わたしは旅行を計画しました。
旅のお供はウニ兄です。
たまには旅の記録でも書いてみるのもいいかな、なんて思いまして。

さて、今回計画した旅先は新潟県の西側に位置する島、「佐渡」です。
佐渡という場所は、生まれてこの方行ったことがないワクワクの場所です。

旅には事前の準備と計画が必要なので、
わたしたちはコメダ珈琲でお茶をしながら、入念に旅の計画を立てました。
休日に行くので、1泊2日で考えます。

まだ一度も行ったことのない佐渡。
王道のモデルコース的な観光地を回る計画がオーソドックス。

しかし、わたしたちはまず「登山」することをベースに計画を立てました。
今年の抱負で登山を掲げていたから…!

佐渡の山を調べると、「金北山」が最高峰とのことで出てきました。
ただ、縦走ルートは1,000メートル越えの5時間半くらいかかりそうな感じだったので、1泊2日では疲れそうだね、となり、
「ドンデン山」と呼ばれる山の2〜3時間で行けそうなコースにしようとなりました。

ひとまず登山の計画が立ったので、そのほかはよく名前を聞く観光名所的なところを回ろうぜ、という軽いノリで決めました。
旅は行き当たりばったりで行く方がハプニングが起きて面白いですからね。

大体行きたいところが定まったので、宿と交通手段(フェリー)を予約しました。
佐渡はレンタカーないとしんどい、と聞いていたのでこちらもしっかり予約。

決行日の2〜3週間前にレンタカーの予約をしたのですが、結構予約がいっぱいでした。
もし佐渡に行くことを考えている方がいれば、早めの予約をお勧めします。
フェリーにも自家用車を乗せて持って行くこともできるみたいですが、1台3万?くらいかかるらしく、1泊2日程度ならレンタカーを借りた方が断然安いです。

準備が整ったので、いざ佐渡へ!


フェリーからレンタカーに乗って…

フェリーは朝一の便。
6時過ぎくらいに新潟港を出発するので早起きです。

座席によって金額が異なるのですが、わたしたちはとりあえず一番安い?自由席的なものを確保していました。
自由席と言っても一つの部屋に雑魚寝という感じ。。ここはカイジの世界か?

中にはフェリーのベテランみたいな方もいて、すでに睡眠のポジションを確立していました。とりあえずベテランの近くに陣取り、酔い止めを飲みます。

学生時代に、北海道へフェリーで17時間くらい?かけて遠征に行くことがありました。
船酔いなんてしないだろうと甘く見ていたところ、見事に船酔いした苦い思い出があったので、酔い止めの準備は万端でした。
長時間の船酔いほどしんどいことはないので、忘れないようにしましょう。

やはりフェリーはワクワクするもの。
とりあえずフェリー内の探索をしました。

万が一のことも考えて、船の構造の写真を撮ります。
非常口とか見ておくのは大事!

8,500馬力×2


馬力という単位がよく分からなかったのですが、すごい強そうなことだけわかります。

船内の地図を確認したら、一旦外に出てみました。
奥側でカッパえびせんをあげているのか、キャモメがいっぱい集まっています。

曇天ではありますが出港!
朝早起きだったので、船内で爆睡。
酔い止めもしっかり効果を発揮していました。


⛴➰

新潟港を出港して、2時間ほど。
佐渡の両津港に到着しました。

おけさばし

佐渡に到着してすぐ、予約していたレンタカーを借りに行きます。
オープン5周年?だかで、佐渡土産のお菓子をもらえました。
ドライブのお供にありがたいです。

レンタカー屋さん、サイトのレビューではぼろくそ言われていて、心配していたのですがめちゃくちゃ丁寧な接客だし、事務所に猫ちゃんいて待っている時間も飽きないし、サイトのレビューは信用なりません。もっと優しい世界になってほしいものです。

レンタカーの手続きを終え、さっそく登山口に向かうぞ!
と意気込み十分でしたが、Googleマップでドンデン山登山口を調べても出て来ず、、
通行止めの表記が…

なんだか嫌な予感…😨

ま、とりあえず行ってみようということで出発🚗
通行止めで遠回りになったので、1時間くらいドライブすることになりました。

遠回りした先に、入口らしきところがあったのですが
やはり「冬季通行止め」の文字が…
地元の方の軽トラが通行止めを無視してビュンと行っていたのですが、先に進んで何かあったら自己責任だよな、となり、ひとまず高原ロッジに電話をかけました。




なんと、山開きは来週とのこと…

めちゃくちゃやる気に満ち溢れた登山の格好でフェリー乗ってきたのに、登山断念!!笑
出鼻をくじかれました…笑

やっぱりわたしたち、持ってるね、となるのが毎度の旅の思い出です。笑
そのくらいのマインドで生きるのが楽ですね。


気を取り直して、目的地変更!
入念なる旅の計画は、水の泡ですが、せっかく来たからには楽しまなきゃ!



とりあえずインスタで見たことあるとこ行く-北沢浮遊選鉱場跡-

佐渡はそこまで広くないので、登山口から方向転換しても割とすぐに着きました。
ラピュタっぽいでお馴染みの場所です。

めちゃくちゃ迫力がありました。
ここは何かというと、後から行く金山と関連するのですが、金山で採掘した鉱石から金銀を取り出すところらしいです。


ジブリのラピュタの世界観と似ていることから、写真映えするスポットとして有名ですね。もっと緑が生い茂った季節に行く方がラピュタ感が出ると思います。
4月はこんな感じでした。夜にライトアップしているときもあるみたいなので、時間によっては違う楽しみ方ができますね。

時刻もお昼時。
そばにカフェがあったので、お昼を取ることにしました。

テラス席の眺めがとても良いです
おいしすぎるパスタ

眺めのいいところで食べるご飯は最高です。
もうこの時点で、登山ができなかった悔しさは忘れていました。
お肉が美味しかったな〜!

お会計のレジ近くにこんなものが。

飛行石のシャボン玉

かなりラピュタを意識しているようです。
でもなんかいいな、普通にこのシャボン玉ほしい。

とりあえずお腹を満たしたので、次の目的地へ。

有名なとこ行ってみる-佐渡金山-

佐渡と言ったら、金山。

正直佐渡に行くまであんまり知らなかったんですが、佐渡の金山は世界文化遺産の推薦を受けており、だいぶ地元が盛り上がっているみたいです。

その昔に金が採れたらしく、なんと手掘りだったとか。
佐渡の有名な写真、これの意味もようやくわかりました。

道遊の割戸

この写真スポット、ガイドブックなどでよくみるものかと思います。
写真奥に見えるのが、金山らしいのですが、私は2つ山があるもんだと思っていました。
でもこれ、二つ山があるんじゃなくて、金を採掘してたら山が割れちゃったというものらしいです。(これ常識だった??)
そんな!!
しかもこれが手掘りって言うんだから、昔の人のガッツってすごいなと思いました。

崩れないのかなあ。。

これがその割れ目を近くで見たものです。
こっちの方が迫力すごかった…

でもびっくりするくらいこの金山の観光客少なくて…
土日に行ったはずなのに、すれ違ったの5人もいなかったよ。。
4月の佐渡金山って穴場なんでしょうか。訪れる価値は大いにあります。
のんびり回れるので人混みが苦手な方に、お勧めしておきます。

途中にこんなのもありました。
採掘した鉱石をトロッコで運ぶものでしょうか。
番号がついていたので、一瞬イカゲームのなれ果てかと思いました。

なんかインスタで見たことある-旧相川拘置支所-

続いて向かったのが、旧相川拘置支所。
こんなところにあるの?って感じのところにありました。
現存する木造の拘置所としては珍しいらしく、国の登録有形文化財になっているそうです。


観光客の出入りは自由で、写真右下のところから入ります。
その先の入り口は鍵がかかっていて、出る時は誰も中に人がいないことを確認して鍵を閉めてくださいとありました。

文化財の割に観光客はセルフでみてねというアバウト感がとてもよかったです。

面会スペースもありました。
ウニ兄、なんかしっくりくる。笑

撮影スポットになってるところは牢屋です

ここに当時の囚人たちが収容されていたのか、と思うとなんだか不思議な感じがしました。
50年ほど前まで使われてたらしいので、そこまで昔の話じゃないんだよな…
ちょっと空気感怖かったです…
ぜひ、足を運んで私が言いたいことを感じてほしいです。

なんだかんだ歩いたりして疲れたので、駐車場で一眠りしました😪


1日目を締めくくる 宿と夕ご飯

1日目はとりあえず行けるところに行って満足したので、宿に向かいました。
オーシャンビューのお部屋でとてもいいところ。
天気があまり良くなかったので、海はだいぶ荒れてました…笑

日本海間近のブランコ


夕飯なしの朝食付きで予約していたので、夕ご飯のお店を探します。
やっぱ佐渡の海鮮がいいよね!となったのでお寿司屋さんに行くことにしました。

宿からは少し離れたお寿司屋さんへ向かいます。
頼んだお寿司はこちら。

きらきら・つやつや

めっちゃ美味しかったです!
お寿司が来る前にイカそうめんも頼んで食べました。
お寿司のネタがなんだったのか聞かずにペロリと食べてしまいました。。

大将、わさびもりもりで握ってくれていて、終始涙目でしたが味は確か。
やはり日本海側の海鮮はうまいです。

ご飯もたべ、満足したところで1日目は終了しました。



2日目:ノープラン

2日目になり、まずは宿の朝食をいただきます。

これまたオーシャンビュー。
朝食で出てきたもの全部美味しかったなあ。

ご飯とお味噌汁は自分でよそいに行くスタイルで、ご飯に関しては食べ比べで2種類のお米がありました。
しっかり1杯ずつ、計2杯いただきました🙏🏻
お米も美味しかったなあ。
和食万々歳!


ご飯を食べ終え、卓球をしました。
卓球やっていたわけではないですが、スポーツは得意な方なので、体が覚えていてあっさりとウニ兄を打ち負かしました。
卓球たのしい!

部屋に戻り荷物をまとめ、チェックアウト。
とはいえ2日目の予定はほぼノープランです。

朱鷺(とき)は見たいよね!!と言っていたので、
とりあえず「トキの森公園」と言うところに向かいがてら、海沿いのスポットへ寄り道します。

夫婦岩

相変わらず曇り空…
これは夫婦岩という有名なスポットらしいです。
右の岩と左の岩を合わせて幸せ
夫婦に見立てているみたいです。

佐渡はこういう特徴的な岩が多く、海沿いをドライブしているだけでも楽しいです。

そんなこんなでトキの森公園に到着。
券売機でチケットを買っていると、鳴き声が…

わたしに気づいて、と言わんばかりの鳴きようでした。
まだ子どもなのかな。めっちゃ可愛くてしばらく相手をしました。

資料館へ向かう途中、足元に可愛い石たちもありました。

トキの絵が可愛らしい。味があっていいですね。

受付のところで、お姉さんがトキの折り紙をくれました。

ツルの変形バージョンみたいでかっこいい。
いいお土産になりました。

資料館の先に、本物のトキがいたんですが写真に映る距離ではなく…
特別天然記念物なだけあって、大切に飼育されていました。
その昔は日本全土で見られる鳥だったそうですが、色々あって減少してしまったそうです。

入り口に戻るとまだ猫がいました。
トキを見にきたのに、猫とのふれあいの方が長かった気がします。。笑
枝豆ソフトが有名らしく、食べてみました。

シンプルに美味しかったです。

さて、お昼ご飯をどこで食べるか探しつつ、
加茂湖という湖があったので、行ってみることに。

加茂湖

すごくきれい!
この加茂湖では、牡蠣の養殖が行われているらしいです。
湖で牡蠣とれるんだ、と思いますよね。

そしてお昼もこの加茂湖を眺めることのできる場所をチョイス。

入り口がとてもキュート。
背景にあるのが加茂湖です。
このお店では、加茂湖でとれた牡蠣を使ったお料理も提供しているらしい…
なんの迷いも無く、注文。牡蠣のパスタ一択!

牡蠣大好きなので、最高でした。
お皿も素敵。

眺めはこんな感じ。
すごくきれいです!
お店の内装もとてもおしゃれで、ランチタイムではありましたがそんなに混んでいなくて居心地が良かったです。
眺めよし、ご飯うまし、いいお店に行けてよかった〜!



最後に、トキを見に行こう

ご飯を食べて、帰りのフェリーまで時間が少しあったので
トキのテラスという場所へ向かいました。

トキのテラスは、少し高台にあり建物の最上階にある展望室から佐渡全体を見渡すことができます。
展望室にはスコープがあり、野生のトキを観察しました。
スコープで観察していると、運よくトキが!

今回の旅行で一番テンションが上がった瞬間でした…笑

最後に野生のトキを見ることができて、よかったです。
そんなに簡単に見られるもんじゃないと思うので、ラッキーでした。
バードウォッチングの楽しさも知ることができるので、トキのテラスおすすめです。


佐渡、とてもいいところだった

初めて佐渡を訪れましたが、とてもいい旅になりました。
登山の計画は実行できなかったので、また機会があればちゃんと山開きしている時期に訪れたいと思います。

今回私たちはやらなかったけれど、たらい舟とか砂金とりとか他にも佐渡を楽しめるものがたくさんあるみたいですし、季節によって楽しみ方も変わってくるんだろうなと思いました。

コロナの規制もここ数年の感じから大きく変わり、旅行を楽しめるようになってきましたね。
またどこか、旅に出かけたいなと思います。

今回、だいぶ長文となりましたが最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また✋


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