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半夏生のたこめし

今日、7月2日からは半夏生。はんげしょう、と読みます。
日本の季節の変化の目安とされる暦日、雑節の一つで、夏至から数えて11日目の今日、7月2日頃から7月7日の七夕までを言います。農家では田植えを終え、ちょうど時期は梅雨の後半で雨も多く、農作業を休む5日間とされるとも。

この半夏生の時期に、関西の一部地域ではたこをいただく習慣があるそう。私は関東生まれ、関東育ちなので、最近になるまで特にこの半夏生にたこを食べるということはしませんでしたが、薬膳を学び、二十四節気・七十二候、季節の変化に寄り添う食事を作り、いただくようになってからはそのときそのときにいただく食材をより楽しむようになりました。

今回は炊き込みごはん。たこと枝豆と油揚げをごはんと一緒に炊き込んで、仕上げに針生姜を散らします。ふわんと湯気と共に鼻に届く生姜の匂いがまたよし。

今回のたこめしの薬膳メモ。

・たこ:気と血を補います。お肌のキメ、ツヤといった質感アップにも
・枝豆:気を補い、胃腸を元気にし、血を補い体の湿気をとります
・生姜:おなかを温め、体表の寒さを散らします。

金曜ともなると仕事で溜まった疲れを癒やしパソコンで酷使した目にもお疲れ様といってケアしてあげたい。中医学・漢方では、目を使うと血を消耗すると言われ、たこや枝豆はその血を補う働きを持ちます。また、梅雨時の体に溜まりがちな湿気を払い、弱りがちな胃腸を元気にしてくれるのが枝豆。今日は冷たい雨と室内で頑張る除湿機のせいか、気づけば腕や足が冷たい。ここは生姜の力を借りましょう。と説明をつけていますが旬の食材、暦に因んだ食べ物を組み合わせるとその季節の体に合わせた食事になるってすごい。そんなことを今日も思いながらごはんを頬張るのでした。

今週もお疲れ様でした!

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