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変態ゆえにこだわる人達【文フリ行ってみた】

※この記事は約5分で読めます。

文学フリマって知ってますか?
年に何度か開催される文学系の同人即売会で、コミケの文学版のようなものです。
そこで買ったものを交えて体験記をまとめましたので、ぜひ最後までお付き合いください。

ぶっちゃけ舐めてました

正直行くまで舐めてました、「活字離れが言われて久しい昨今個人が書いた同人小説の即売会なんか誰も興味ないだろ、客より売り手の方が多いくらいのイベントだろう」そう考えてる時期が僕にもありました。
12時開場なので11時45分に開催場所である東京流通センターへ行ったらもうすでに長蛇の列!20分ほど並んで入場し、見たのは人の嵐!
第一ホールと第二ホールを使っているのでかなり広い会場でしたが進むのも困難なくらいの人だかり。
マスクの解禁もあり入場者数は過去最高の1万人超えだったそうです。
活字人気が無くなったとは言え熱い情熱を持った人はまだまだたくさん居るんですね。
舐めててすいません…

文フリホームページ↓↓↓
https://bunfree.net/

老若男女あらゆる世代の活字ファンの祭典

なぜ行ったのか?

別に読書家でもない僕がなぜ文フリに行ったのか?
理由は単純欲しい本があったから。
ネットに存在する本屋さんGAMABOOKSが出品する3冊が欲しかった!

桃仁しの 浪漫ポルノ短編集
youtubeで一部を朗読したら
垢バンされた伝説を持つ
いわくつきの官能短編集
諸星めぐる ぶらめぐる観光豆写真集
町のちょっと変な風景を撮影した写真集
小さいので目を離すと勝手に
どっか行っちゃう困った豆本
諸星めぐる 読書感想画集
読んだ本の感想をイラストで表現した一冊
ミュシャを思わせる曲線からは
彼女の多彩さを窺い知ることができます

詳しくはこちらの記事を参照

他に買った本

さて欲しい本を手に入れたところで、
他にどんな本を買ったか簡単に紹介していきます。
沢山あるので本当に簡単な紹介です。

穂積昭雪 日本怪奇事件史
過去の新聞や絶版本などから拾った
怪奇事件をまとめた一冊
食べ方学会 食べ方図説崎陽軒シウマイ弁当編
各界の著名人に聞いたシウマイ弁当の
食べる順番をまとめた一冊
千屋通信所 台湾的旅游風景
台湾のディープスポットをまとめた写真集

木藤富士夫 zoo
モノクロフィルムで撮影した動物写真集
華辻りか 花しおり
半透明のとても美しい栞

小柳とかげ 怪異短歌集
短歌ゆえに想像を掻き立てる一冊
早蕨薫&卯月てふ 雪女
山王祭から始まる妖怪をテーマにした短編小説(他にも作品あり)

Towers 地下街への招待
独特の雰囲気を持つ
地下街の魅力を伝える写真集
エッセイを書きたい。友達以外にハマらない。
はがき職人の書いたエッセイ本
流石のはがき職人、文章が秀逸
くまのん KUMA!
誰もが一度は経験するであろうクソDM
コスプレイヤーくまのんさんに送られた来た
クソDMを本人が直接添削!
こだわりを感じる週刊誌風の作りにも注目
相内凪 官能小説
プロ作家の相内凪先生も出展していました
快くサインもしてくれてとてもやさしい方です
この同人音声がすごい!
「この同人音声がすごい!」制作委員会
同人音声100本レビューから謎のコラムまで
興味ないジャンルでしたが
猛烈な情熱に負けて思わず買っちゃいました

本当に多種多様な人達がいる

僕が買った本だけでなく出展者は本当にいろいろな人がいました。
自分が愛を込めて作った作品を積極的に売り込んで来る人もいれば、
売れても売れなくてもどうでもいいみたいな感じで全く興味なさそうに座ってる病んでる感じの女の子、自分の飼ってる猫の写真集を売る人、
上手い下手に関係なくとにかく好きで文フリに来ているという共通点以外は、
個性がバラバラな多種多様な人々でした。
せっかく著者本人が売っているので本へ込められた情熱聞いてみましょう
興味のないジャンルでも熱く語られているうちに思わず買っていますよ。

やる気なさそうに座ってる人もコミュニケーションが下手なだけで自分の思いを込めた作品を見てもらいたくて出展してるわけですし、
口で上手く伝えられない分作品へ込めた情熱は誰よりも熱いのかもしれませんね。
(次に文フリに行ったらやる気なさそうにしてる人の作品も買ってみます)

こだわりの強い変態

今回文フリに行って感じたのは世の中にはとてつもないこだわりを持った変態が沢山居る事です。

自分達の趣味やこだわり、そしてマニアックな性癖を隠す事なく堂々と披露する潔さ。
僕はこんな人達を好きにならずにはいられません。

売れたらもちろん嬉しいけど、売れるためにブレるような事はしない真摯な創作活動への情熱と、
でもやっぱり売れるとすごく嬉しそうな笑顔はみんな最高でした。
好きなモノを好きと堂々と言える変態の異常なこだわりは最高にカッコよかったです。

(番外編)え、釣崎先生おるやん!!!

文フリ回ってたらなんと、僕の尊敬する写真家の釣崎清隆先生が普通に自分の写真集を売っててビビりました。
釣崎先生は【THE DEAD】という素晴らしい写真集を出した方で、
会った時思わず「写真集持ってます!大ファンです!」とか田舎の中学生が初めて芸能人を見た時のような恥ずかしい反応をしてしました・・・
新しい写真集買いたかったけど持ってる現金が少なくて予算オーバーで買えませんでした。次回必ず買います。

見た目めっちゃ怖いけど
話しかけると普通に話してくれます

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