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社労士資格を取って再就職した私の「その後」②

こんばんは。キャリアにブランクがある方の再就職・キャリアアップのサポーターきくりんです。今日は前回

に続き、社労士としての私の仕事について書きますね。まだお伝えしたいことがいろいろあるので、今回だけでは書ききれないかもしれません💦

1.仕事で失敗したときどうするか

前回書いた手続きや給与計算の業務は、漏れ、遅れ、間違いがあってはならない仕事です。しかし、どんな人でもこれらを完全にゼロにすることはできないと思います。長年やっていれば、それなりに失敗もあります。

これの対応は、「正直、誠実」に尽きます。失敗してしまっても、自分で気づける体制を作っておくことが大事なのですが、私も、お客様からの指摘で初めて気づいたこともあります。そのような場合、ごまかしたりせず、原因と今発生している問題を正直にお客様に伝えて、言葉を尽くして謝り、取れる最善の策を考えます。これがその後のお客様からの信用を左右しますので、今でも常にこの意識でやっています。

考えてみれば、この姿勢はどんな仕事にも共通することなのかもしれませんね。再就職を目指すみなさんにも、ぜひ意識していただきたいところです。

2.今のボスに出会った時の衝撃

こちらの記事

に書いたように、今の事務所は、私にとって3か所めの社労士事務所になります。今のボスに出会ってから、2月1日で丸14年になります。

それまで2か所の事務所で勤務していた間、前回書いたように、社会保険の手続きや給与計算業務をメインで担当しながらも、担当するお客様からの簡単な労務相談には自分なりに対応してきていました。2か所の事務所で計3年5か月、それなりに経験を積んできていたつもりでした。

今のボスの事務所で勤務し始めて3日目に、お客様との打ち合わせに初めて同席させてもらいました。そのときの衝撃は今でも忘れられません。はっきりした語り口で、しかもわかりやすく論点を整理して伝える、まさに「先生」と呼ばれるにふさわしいものでした。「本当の社労士というのはこういう人のことを言うのだ」と思いました。それ以来、私はボスのような相談対応ができるようになることを目標に(なかなか達成できませんが💦)仕事をしてきました。

仕事の上で目標になる人を見つけるというのも、大事なことだと思います。モチベーションの源泉になると思います。

3.初めてのプレゼンでの失敗

その後しばらくたって、お客様から助成金のことで問い合わせがありました。その会社の役員さんも助成金のことで関心を持たれているとのことで、ボスと一緒にその会社に伺い、私がプレゼンをすることになりました。

私はそれまで、プレゼンのようなことをしたことがありませんでした。正確に言うと、新卒のときの会社の2年目の研修でプレゼンがありましたが、15年も仕事から離れ、すっかり感覚を忘れていましたし、その後も事務的な仕事がほとんどで、人前で話すことはありませんでした。しかも、私は、子どものころから手を上げて発表するのが苦手でしたので、プレゼンは自分にとって大きなプレッシャーになりました。

そして、結果は…

散々な出来でした。自分の作った資料を読むのが精一杯。お客様はねぎらってくれましたが、自分としては恥ずかしさで一杯でした。帰りに、ボスも「今までプレゼンの経験なかったの?」といって笑っていました。「今回の助成金についてお客様から質問や相談があったらできる限り丁寧に対応することでカバーする」ことを約束しました。

社労士として、特に事務所に勤務する場合、人前で話す機会があるかどうかは、事務所により、また人によりさまざまです。私は、その後も事務所主催のセミナーに登壇したり、最近だとオンラインセミナーをしたり、といった機会をもらっています。

話すスキルについては、私は、今までいろんな講座に通ったり、本を読んだりしてきました。苦手だといって避けるのはもったいないと思います。私も、今でも「話すのが得意」とはとても言えませんが、以前よりは自信を持って話せるようになりました。

皆さんが仕事を選ぶときにも、苦手なことを避けるだけではなく、挑戦してみることである程度克服できるという気持ちを持っていただけたらと思います。


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