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『建築士が考える、収納のあれこれ』前編

こちらnoteでも何度か紹介させていただいておりますが、規工川建設ではKIKUGAWA.TVという名前でライブ配信やYoutubeを行っております。
暮らしについて考えることが増えている今、少しでもみなさまのお役に立つことができたら…との思いで、建築士たちが本音で語ります!!

今回は、第2回目に配信いたしました『建築士が考える、収納のあれこれ』の内容を前後編の二回に分けてご紹介していきたいと思います。

みなさまからいただいた質問をもとに、建築士たちが意見や案を出し合うかたちで進めてまいります。

Q.キッチン収納について。壁に棚を後付けすることは可能?壁の強度が気になります!
ちょっとした飾り棚であれば可能かもしれないですが、重たいものを置く棚をつけるとなるとどうしても強度が必要です。
壁の構造が大きくかかわっているため、それそれの家でも場所でも違います。
一度取り付ける前に建築士など専門家に相談してみてください。

6_20(土)15:00~Facebookにてライブ配信! (1)

Q.石膏ボード用の金具とかをホームセンターで売っているのを見ますが、安全性としてははどうか?
耐荷重強度というのが書いてあるはずです。
3㎏とか6㎏とかだいたいは一桁台のものが多いと思います。
飾り棚や時計くらいなら可能ですが、重いものは危ないです。
壁の中には下地というものが入っています。
そこにつけるとか、それでも足りないなら補強するなどが必要になります。
それぞれの壁で下地の状況なども違いわからないので、一概には言えません。
気軽にプロに相談ください!

Q.見せる収納、隠す収納それぞれののメリット・デメリットは?
・見せる収納
かわいい食器をかざる、テレビボードに趣味のものを飾るなどのもの。
何を見せたいか?がポイントです。
それによって形状や場所なども考えていきます。
例えば施工事例として、靴を見せたいというお客様がいらっしゃいました。
玄関にそれ用のスペースをとって見せる収納を作り、好きな靴を飾り、収納されています。
※デメリット
収納力の問題があります。
見せるための収納はどうしても収納量が少なくなってしまいます。
別で収納をつくらないといけなくなることも…。
収納にどれだけ面積を割いてもいいのかも考える必要があります。
そして、見せる収納にはきれいに見せるためにいい素材を使うことになります。
やはりコストがかかってしまう点があげられます。

・隠す収納
急な来客時に、片付かないものを収納に入れてしまうことができます。
いかに出しやすく、しまいやすいかがポイントです。
例えばリビングに一段上がったスペース(畳スペースとか)の床の下に引き出しをつけて収納にするなど。
※デメリット
隠せるがゆえに、見ないようになってしまいがち。
ほこりがたまる。いつまでも片づけないものが増える。
そしてどうしても物が増えてしまいがちな点があります。

隠す収納は急な時に押し込むことなんかも考えて、容量の80%くらいにしておくといいのではないでしょうか。
そうしておくと、今何をしまってあるのかが見えやすく、整理もしやすい。
入れすぎてしまうと空気が滞留することでカビの原因にもなります。

Q. 収納の少ない家でもできる工夫は?
収納と思われていないスペース、デッドスペースに収納の役割を与えてみるのはどうでしょうか。
屋根裏、床下など使えるけれども使っていないスペースを利用するというのも一つの方法です。
あとは、収納スペースを使い切れていないということも…
使い切れていない収納スペースを使う工夫をしてみましょう!
押入など昔ながらの布団収納は、奥行きがあって使いづらい場合があります。
真ん中の棚板を取り除くことで、市販のラックなどを使い、前後の二段づかいができます。

Q.災害時に必要なものを収納するならどこがいいか
避難セットをどこにしまうか。
災害が起こった時、脱出するべきなのか家にいるべきなのかという問題はありますが、絶対通るところにおいておくのが安心です。
そして災害時にも取り出せるスペース(物が倒れてきて収納の扉を塞いでしまうなどがない場所)に置いておくことが重要です。
両方をふまえて、玄関近くがいいのではないでしょうか。
今どきの家では間取りを考える際にそういうことを考えていくことも必要になってきています。

次回、後編はより具体的に収納についてお話ししていきたいと思います!

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家のこと、暮らしのことならお気軽に規工川建設までご相談ください!

お待ちしております。

ではまた『建築士が考える、収納のあれこれ』後編でお会いしましょう!

広報部 わかまつ

規工川建設株式会社

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