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【価値思考】人が望むものを、人より作れること。〜物販プラットフォームの終焉〜

人が作ったものをオンラインでマッチングしたり、右から左へ流すだけの仕事には価値(つまり手数料の根拠)が薄いことを、改めて確認する時間を過ごしている。

ここ数年、大手のマーケットプレイスやCtoCなんて見なくなって、個人の作り手さんとやり取りしながら、小さなショップから買うのが当たり前になっている。

正直、物流や店舗サービスを持ってやるならまだしも、ただオンラインで繋ぐだけのプラットフォーム事業者は、広告競争、価格競争、情報(ストーリーとやらを盛る)競争ばかり。見てるだけでお腹いっぱいだ。

販売プラットフォームなんて誰でも参入できるから過当競争になるし、利益率(手数料率)も低い。結果、作り手の値段すら下げなきゃいけなくなるって本末転倒だ。「既存の中間流通問題を解決するために!」などと謳っても、なんてことはない、「インターネット時代の中間流通」がたくさん生まれただけ、とも言える。

いずれWinner takes all で、一人勝ちして膨大な取引量になれば採算も取れるだろうけど、それまでひたすら集客や販促費ばかりかけて消耗戦して楽しいかな…と自分で考えたら「うん、つまらん仕事だな」と思ってしまった。

これは、ずいぶん前から感じていたことなのだけど。

僕は「別にモノが売れて欲しいわけじゃない」のよね。究極、モノじゃなくても良くて、ただ作り手が充分にクリエイティブな活動を続けて行けて、誇れる仕事になって、どんどん増える世の中になればよいわけで。そのためにできることはまだまだある。

そう考えると、

①「モノを売ってないのだけど、結果的(付随的)にモノも売れていく仕組みを作る」か
②そもそもモノを売るよりも「作り手の手間やコストを解決する仕組みを作る」か
③「自分達でモノを企画して作って、自分達なりの売り方で売る」か

にしか、僕自身が価値を感じなくなってしまった。

つまり、随分前から「モノを動かす(売買する)ことを主目的としたプラットフォーム」は終わりを告げていた(あくまで僕の中でね。世の中はCtoC全盛期だから知らんけど)。

そして、①と②については自分らしい領域ややり方を見出してきて、「仕組みの作り手(ビジネス・デザイナー)」としての経験を積んで来たわけだけど、最近は③の「作り手化する」も趣味程度に少しずつやりたいなぁと思ってるところ。

どんな世の中になっても「人が望むものを、人よりも作れること。」が価値の源泉だから。「あなた/わたしは、何を作れますか?」に、いつも具体的に答えられる人でありたいと思っている。

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いきものCo./たべものCo.代表。かつては農産流通プラットフォーム『SEND』の創業者。chiQ/Unchained /Fermenstation/コロナファームサポートなどを手掛けるビジネス・デザイナー。グッドデザイン金賞、Forbes受賞など受賞多数。
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