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企画はストレートに投げると失敗する。どうエグいを変化球投げるかが勝負

tiktok流行ってんじゃん!テレビでもtiktok使って対決とかやろうよ!

みたいなことをテレビがやるとだいたい冷めちゃって数字取れないです。

理由としては、

・tiktokはアプリで誰でもできる
・テレビでやる意義がない
・企画がストレートすぎる

からです。

Youtuberができそうな企画をテレビでやってもあまり面白くならないのと一緒です。Youtuberができることをテレビでやるななら、みんなYoutuberの動画を見るっしょ!ってことです。

だから、テレビはテレビしかできないことをやらないといけなく、やるべきなのです。

ストレートにやりすぎちゃうとコケます。

これはどの媒体でも言えることです。

企画の種をどう料理するか

企画の種はこの世の中に数多く存在しています。

企画の種を誰よりも早く見つけることも大事ですが、それをただ流すだけでは「情報垂れ流し」と一緒です。

ストレートにやってはただの紹介になってしまうのです。企画とは言えません。

なので、

問題は誰よりも早く「企画の種の上手い料理の仕方」を見つけることです。これがなかなか見つかりません。

企画をやっている人間の情報感度は高いので、自分が知った情報なんて他の誰かがすでに手に入れているものかもしれません。

しかし、企画の種の最善の使い道はなかなか見つかるものではありません。種が見つかってから何年もかかって良い料理の仕方がふと出てくることだってあります。

僕たちは企画をストレートにやりたいと思っています。

なぜならその方が伝わりやすいからです。また、シンプルな方が考えるこちらとしても楽です。

ただ、企画は伝わるというのは最低条件で、面白くなければいけません。そこにワクワクがなければ企画にならないのです。

だから、あえてストレートに企画にする方法を置いておいて、変化球で企画の種の表現の仕方を考え抜くべきです。

そこに斬新さと面白さと発見があるはずです。

あえて仕掛けを組み合わせる

放送作家が使う、あえて仕掛けを組み合わせる、という技があります

新しく見つけた企画の種や情報を、何かの仕掛けと組み合わせることで変化球にするというやり方です。

こうしないと番組の企画にならないのです。

例えば、池の水を全部抜く番組。

当時問題になっていた外来種生物という企画の種に対して、単純にそれらを捕獲するのではなく、池の水を全部抜くという仕掛けを使って、見事な企画にしました。

家着いていて良いですかは、終電間際にいる面白い人という企画の種に対して、終電逃した人をタクシーで送るという仕掛けを使って、ヒットさせました。

どちらも、ストレートにやるなら、「探検隊が街に繰り出して外来種生物を退治!」とか「終電間際の人に声かけて何してる人か聞く!」だけになってしまいます。

ストレートにやりすぎて企画としては面白くなってないのです。

つまり、企画の種を見つけたらそれをどう違う見せ方で面白く見せるかを考える必要があります。

手法です。企画の種を最大限に活かせる手法を間違って失敗してしまった企画が世の中にはたくさんあります。むしろその方が多いということをわかっていただきたいです!


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