結婚指輪の話
3,4年前のことですが、自分でも結婚指輪を選んだときのことを振り返ってみたくなりました。
下調べ
いまでこそ、自分の求めるものを考え抜いて、そのうえで事前のリサーチをすることの重要性がわかる。しかし当時はそんなことはなく、なんとなくネットで調べてみるも、ほぼアクセサリーを買ったことやハイブランドの経験もない自分は正直なんにもピンときておらず「?????」という感じであった。
そんな中でもはっきりしたことは以下である。
①老舗のブランド
「指輪を買ったブランドがいつかなくなったら悲しいから、これからも歴史を歩み続けるであろう誰もが知っているような老舗にしよう」
唯一ふたりとも意見があったのはこの点だったので、これは絶対条件だったかと。
②ストレートな形
ネットで調べてわかったことは、指輪には、ひねりなどのないストレート、ひねりのあるもの、V字形などのデザインがあるということでした。直感でストレートなのが良い!と思ったのでこれも条件に入れた(そうすると選択肢も自然に絞られた)。
試着
ざっくりすぎる下調べののち、ブランドを以下に絞って店舗に行ってみることにした。
ミキモト、タサキ、ティファニー、カルティエ、ヴァンクリーフアンドアーペル
(…たしかこんなラインナップだった…はず…)
はじめは百貨店の店舗を覗いてみたりしたが、びびりすぎて埒が明かなかったので、1日、「指輪を決める日」を決めて銀座へ繰り出した。しかも来店予約などなにもせず。(そんな制度があることを知りませんでした。。リサーチ不足がすぎる)
決定
上記のとおり、本腰をいれて指輪を探した日は実質1日しかなかったが、その1日で指輪が決定した…!
ミキモトの指輪である。
私は日本のブランドが安心感があってよいなあと思っていたし、夫は「日本の老舗」が大好き(近代日本史オタク)なので、銀座に行く前からミキモトかタサキで決めるだろうなーという予感はたしかにあった。そして実際にいってみて、「あーやっぱり!」という感じがした(のか今だからそう思うのかはもはやわからない)。
絞ったブランドの中では、ミキモトとタサキの接客が特にすばらしかった。すばらしき日本の老舗。
海外ブランドも素敵だったが、予約もしておらず、見るからに若かった我々(私が27歳(童顔)で夫が24歳)は自身でもブランドにまだ不釣り合いな感じがしたしお店側にも冷やかしとしか思われていなかったような節が(汗)
(当然だがミキモトやタサキが若輩者でも釣り合うというわけでは決してなく。歳を重ねながらミキモトの指輪が似合うような人になりたいと思っています。)
思えば、こんなドタバタだったがこれがはじめてのラグジュアリーブランドにふれた体験であった。
3年経ってどうだったか
いま結婚指輪を選ぶならもっと違う選び方をするだろうと思う。(少なくとももっとしっかり自問自答するだろう…事前リサーチも….)
ただ、結果的には同じ指輪を選んだのではという気もする。
つまり、指輪自体にも、選んだブランドにも、選択に後悔なし!
ちなみに、結婚指輪は出勤時やおでかけに腕時計と一緒につけるくらいで毎日はつけない。それに、デザインが自分にあわないと感じてきたならまた新しいのを探せばよいと思うし(もちろん今持ってるのは新婚当時に選んだものとして大事にする)、そういう気分なら自分で買った指輪を薬指に嵌めても良いとさえ思っている。
あと…結婚○周年記念にエタニティリングを選びたいというのがひそかな野望。ハーフエタニティとか本当にかわいい!後悔なしとか言ってるけど今選ぶならこっちにしてるかも笑
まとめ
当時を振り返ってみると、本当に勢いだけで決めていた。。でも勢いも大切だったりする(…はず)
指輪を購入した当日に銀座のミキモトで撮ってもらった写真(額にいれてプレゼントして下さった)を見返すと、私はリバティプリントのワンピースを着ていて、夫はTシャツ(仮面ライダーとヨウジヤマモトのコラボのやつ。オタク、、)に革ジャンのスタイルで、今の我々がひとりひとり好きなスタイルと全く同じであった。服装のジャンルが違いすぎて並ぶとちぐはぐなのも今と変わらず。(服装にもあらわれているとおり、これだけ何もかも違う人と生活するのは色々大変で…というのはまた別の話。)やっぱり大事な日にはちゃんと自分の好きな格好をしているんだなあと嬉しくなりました。
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