フランス🇫🇷コロナの検査状況

8月下旬に『PCR検査』を受けました。
よくテレビの映像で見かける、あの長い綿棒で鼻の奥をグリグリやられるやつです。
なぜ検査することになったのか。それはパートナーが感染した疑いがあったから…

仕事から真っ青な顔をして帰ってきたパートナー。
パ「木曜と金曜の午前中にPCの調子みてあげた同僚がコロナで会社休んでる！その時彼女、マスクつけてなかったんだ…」
Kiko「あれ、会社ではマスク着用って義務じゃなかったっけ？」
パ「廊下とかカフェテリアとか共用スペース利用するときはね、自分のオフィスではしなくてもいいんだよ」

基本的に個室（オフィス）勤務の多いフランス、でも数名のグループ単位でひとつの部屋をシェア、というのもよくあるパターンです。
Kiko「彼女のオフィスはひとりだけなの？」
パ「いや、4人で同じオフィス使ってる」
Kiko「それじゃマスクしとかないとみんな危険だよね？」
パ「うーん、でもずっとマスクしてるのって大変だと思うよ」
Kiko「あなたもオフィスでマスクしてないの？」
パ「そうだね、自分のオフィスだから外してる」
へ？なに言ってるの？って感じです。
マスク利用については、フランス人には理解がとても難しい問題なんです。

ともあれ、早速、検査をしているラボの予約をとり、鼻の奥をグリグリされてきました。

そんなに奥まで？っていうくらいまで差し込んで、5秒程度でしょうか？グリグリ…グリグリ…それも両鼻。
今では、グリグリ映像を見るだけで、その時の記憶がフラッシュバックして涙が出ます。

さて、お待ちかねの検査結果ですが、翌日の夕方に早速メールで受信しました。
早い！フランスにしては驚きのスピードです。
※今では感染者＆検査件数が多くて4〜5日かかるそうです。「結果出るころには、だいぶ周りに感染させてるよね〜」という声は耳に届かないでしょうか。
結果は『Négatif（陰性）』でした！わーい🙌パチパチ

それをすぐさまパートナーに連絡すると「まだ受信してない、メールアドレス間違えたかな？」とのんびりしている。
仕事から帰って、まだ受信してないのに相変わらずのんびりしている。
仕方ないので、ラボに電話すると後ほど折り返しますとのこと。
なんか嫌な予感！！しばらくしてラボから電話があり「Positif（陽性）」です、と伝えられました。

ラボから電話のあと、ARSという保健所みたいなところから連絡と今後の指示がありました。

◆　14日間の外出禁止（*現在は7日間に短縮されました）
◆　感染者は家の中でもマスク着用
　　（この2週間用のマスクは薬局で無料でもらえました）
◆　食事は別々に
◆　同じベッドで寝ない
◆　共用部分は毎回アルコール消毒
◆　タオル類を共有しない　etc...
とにかくたくさんの禁止事項を提示されます。

その時に指示されたのが、わたしの1週間後の再検査です。
1週間後、すでに経験済のわたしは、スムーズに検査を終え、あとは結果を待つのみ、だったのですが、3日目、4日目、結果連絡が来ない！
いよいよどうなんだ？と思っていた5日目、ラボの責任者・ドクター何某氏から電話があり「すいません、検体紛失しました。かなり探したんですけど出てこなくて…」

「なにーーー！なくしただとーーーーー？💢」と思いながらも、文句言ってもしかたないので、また鼻の奥グリグリされに再・再検査に出向くことに。
わたしのグリグリのトラウマはこの3回にわたる検査によるもので間違いないですね！

もしかしたら、気になる人もいるかもしれないので、後日談☝️
その同僚と同じオフィスには他に3人が働いてましたが、うち1名はヴァカンス中で、しばらく出社してませんでした。1人は彼女と背中合わせに座り、もう1人は横並びで座ってました。
まず、背中合わせに座っていた女性がMikioの陽性が判明した1週間後に高熱を出し離脱。
横並びに座っていたのは60歳近いおじさん「心配いらないよ、検査も必要ないよ、ピンピンしてる！」と言っていましたが、そのさらに1週間後にやはり高熱を出し離脱。
こうして我が街の感染が拡大し、現在の夜間外出規制にいたるわけですね。

さて、現在のフランスのPCR検査状況についてですが
●検査はおよそ17万件以上/1日（およそ130万件〜140万件/週）
●検査者数に対する陽性率は12％（10月13日時点）
●今後検査のスピード化をはかるため抗原検査が可能になる（10月から？）
●PCR検査費用は「無料」（7月25日から）

コロナの記事が続いてしまいましたが、1日も早い収束を祈っています。

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