見出し画像

nanakusaにてNFTアートを販売中の「箱氏」について

はじめに

最近僕は日本初のNFTマーケットプレイスnanakusaの公認クリプトアーティストに選んでいただいたのですが、それを機にオリジナルキャラクターの箱氏(ハコシ)と向き合うことにしました。
僕自身、初心を思い出したいと言うのもあったので書き出してみます。

箱氏

箱氏の誕生

箱氏とは僕が初めて作ったキャラクターで、ご覧の通り四角い体に足だけ生えたキャラクターです。

箱氏が産まれたのは僕がまだ広告代理店でデザイナーをしていた頃で、当時はサラリーマンをしつつ、デコメが流行っていた頃だったのでフリーでデコメの仕事とかをいただいてました。
そんな中で生まれたのがこのキャラクターなのですが、その頃ちょうどプレイセットプロダクツさんが手塚プロさんとコラボされてた頃で、その後様々なコラボキャラクターが生まれていくのですが、当時の僕はイラストのお仕事というよりは版権ビジネスの方に興味を持っていたので、「僕もキャラクター作って大きいところとコラボするぞー!」とかそんなノリだったと思います。

四角いキャラクターは売れない?

箱氏を描き始めた頃、「四角いキャラクターは売れないよ」と助言をくれた方がいらっしゃいます。確かに売れているものを見渡すと四角いキャラクターなんてひとつもなかったように思いますが、逆に僕の心に火がついてしまったんですよね、恐ろしいことに。
広告代理店でマーケティングは学んでいたはずなのですが、とにかく描くことは止めませんでした。
その後、「四角いキャラクターは売れないよ」と助言してくれた方の協力の元、複数の企業様とコラボすることになります。人生って分からないものですね。

そもそも何で四角なの?

これには明確な答えがあって、四角い面を大きく取ることで例えば企業様のロゴなんかも入れやすいと言うのがあります。思い切りコラボを意識した作りでいやらしい感じもしますが、後に現実のものとなります。
この記事を読んで、箱氏のコラボキャラクターに興味を持たれた方は下記URLから僕のHPへお越しいただけると嬉しいです。

あ!そうだ。四角いと定期的にマインクラフトっぽいと言われるのはあるあるだと思いますが、箱氏の方が全然前だと言うことだけ書いておきますね。voxelでの表現を避けているのも、その辺りが深く関係しています。voxel自体はかわいくて、寧ろ好きな方なんですけどね。

箱氏に込めたメッセージ

コラボは別として、箱氏を描く時は意識して画面に複数描いています。
たくさんいるとどうでしょうか?皆同じですね。それは常に皆が感じていることと重なりませんか?
「僕にしかできないことってなんだろう?」とか、「私の生きてる意味ってあるのかな?」とか、SNSでは日常的にそんな呟きが流れてきます。
大勢の中の自分はそのように映り勝ちで、箱氏ですらゴチャゴチャ同じのがいるなって感じに見えていると思います。
しかし単体で見るとどうでしょうか?強烈な個性に溢れていますね。そう言うものです。人間だってそれは同じだと僕は思っています。
自分を客観視することは難しい事ですが、自信を持ってそこに立っていていい筈なんです。

箱氏と共にNFTアートの世界へ

複数の企業様とコラボさせていただいた後、すっかりデジタルの海に沈んでしまっている箱氏を見て、何とかしたい気持ちと申し訳ない気持ちとで、僕自身ずっと悩んでいました。
そんな中、海外ではNFTが盛り上がりを見せていたのですが、何せ英語がダメなので国内で探していたところ、nanakusaさんのサービス開始のニュースが目に止まりました。
が、1回目の募集では落ちてしまいます。泣いてしまうかと思いましたが、2回目の募集があると言う事だったので、自分がNFTでやりたいことが明確に分かる様、HPに新しいページを作って箱氏推しで再度応募してみました。

それが伝わったのかどうかは僕自身知る由もないですが、兎にも角にもnanakusaさんの公認クリプトアーティストに選んでいただきました。
そんな僕のnanakusaさんでのページはこちらです。ぜひご覧になってください!

これからどうする?

僕にとってNFTへの挑戦は自身の生み出したキャラクターの居場所を作るという意味を持っています。
煽ることで瞬間的に人気があるように見せる方法もありますが、その所為で短命になってしまったキャラクターもたくさん見ています。
そうならないようバランスは取っていきたいので、他者のアドバイスも勿論大事ですが、まずは自分が何をしたいのかを明確にするところから始めます。取り敢えず置いているだけでは売れないことは理解しました。

追記

とか何とか言ってたら、こんなニュースが飛び込んできました。
益々目が離せないですね。
※記事を書いたのはこの発表の前日でした


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?