
エゾシカの肉をいただいた話4
とても美味しかった。
エゾシカ肉のコンフィ、サラダ風
柔らかく食べるため、米油、塩、胡椒に漬け込み、湯煎
エゾシカ肉パイ
赤ワインと野菜で煮込んだシカ肉とマッシュポテト
エゾシカスープのドルマ
イスタンブールの市場で見つけたドライ野菜の中に米を詰めシカのスープで煮込む
エゾシカの骨付きリブ BBQ風
前夜2時間以上煮込んで柔らかさを保ったお肉をグリル
エゾシカステーキ
コンフィにした肉を厚めに切って、フレッシュイチジクとプラムのソースでステーキ風、添えられた野菜はシカ脂で炒めたもの
エゾシカカレー
ミンチにしたシカ肉に大根と山椒を加えたキーマカレー
全て、若狭町在住の料理家である藤本よしこさんの手によるもの。若狭地域で深刻化する、シカによる農作物や山林被害を食い止めるため、福井県が作成したジビエ料理レシピ集の監修もされている、プロだ。
たまたま全ての条件が揃った。
藤本よしこさんは、根木の針仕事の専門店 ”ワサビ・エリシ” のオーナーのお友だち。元々、軽井沢に来ることになっていた。
20kgだと思っていた肉は、猟師さんが飼っている猟犬がもりもりと食べて、知らない間に10㎏になっていた。
シカ肉を山の恵みと理解して、全部食べきるために協力してくださる方が、なんと20名弱集まってくださった。
柔らかで、水に濡れても弾力を失わず、成牛の革よりも強度のある、質のいいエゾシカの革を手に入れることは、簡単な事ではない。画像のカバンは1つ製作するのに2頭分の革を使っており、はっきり言って、贅沢。
カバンに使う革の品質を保つために、いい革しか使わないと決めたおかげで、美味しいお肉まで食べることができた。いい肉、いい革になる条件が揃った上でシカが獲れることは、めったにない機会なのだ。そして腕のいい料理人。本当に、贅沢。
年中 sold out になっているエゾシカノエコバッグですが、これからも贅沢に作って行きます。
ご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
聞き鞄 サトウトモヱ
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