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弱視(ロービジョン)の女子高生とのラブコメまんが「ヤンキー君と白杖ガール」

「エリコ、この漫画は読んだ?おすすめだよ」

親しい友人に勧められて、ネットで読んでハマって、Amazonで買って、私も友達に「この漫画オススメだよー」と個人的な宣伝をしている。目が見えない友達にも「サピエに音声データが入ってるから、ぜひ読んで!!」とメールをした。

この漫画のいいところは、主人公の弱視の女子高生ユキコを「無力な子」「かわいそうな子」に描いていないところだと思う。そして、ユキコの内面と彼女を取り巻く周囲のひとを生き生きと描いている。ラブコメなのに内面描写がすごい。えぐい。

一緒に何かをしたいと思った相手が、目が見えにくい女の子だった。だから、映画館デートをするのにも「音声ガイドがないのかぁ」とか「ポップコーンみたいなコロコロしたものは、こぼしても見えないから。外では食べないようにしているの」とか。彼と彼女の「フツウ」がすれ違う。

ユキコは「私は私のフツウを生きている。でも、この街(セカイ)は私向きには作られていない。この街でフツウでいられる人と一緒に歩けば、みじめになるだけじゃないか…」って思ってしまう。

ヤンキーのモリオ君は「子どもの頃からまわりとうまくやれなくて、この街で育ったのに、あんまり、居場所もなくて。こんな俺と出かけてくれる女の子にフツウのデートをさせてあげられるだろうか?」と不安に思っている。

それぞれの葛藤がある感じが、ラブコメっぽくて、そわそわする。

一緒に過ごしたいと思った相手が弱視だった。モリオ君はユキコの日常をしることで、今までにない発見をしていく。ユキコの側も、モリオを通して新しい発見をしていく。

お互いの「フツウ」を知るなかに発見があって、2人の関係はいい感じになっていく。

「障害」というキーワードが加わった作品を見るときに、作者がその人物をどのように描くのか、わたしは過敏に反応してしまう癖がある。この漫画はいい意味で裏切られた。だから、目が見えない友人にオススメしたし、友人の感想も聞いてみたかった。

「よくできた話で面白かったよ!っていうか、正直、びっくりした。」

「びっくりポイントはどこ?」

「作者は何者ww 日ごろ感じていることが代弁されていて、ちょっと参った。この作者、何者なんだろう。視覚障害の当事者なのかと思うほどびっくりさせられた。(音声データで)読んだかいあったよー。あ、今度飲もうー」

「そりゃよかった。飲みつつ漫画の感想を語りたいー。飲も~~!」

その後、Twitter経由勢いで作者様に連絡をして、インタビューをさせてもらいました。漫画家のうおやま先生が「ヤンガル」にこめた想いとは・・・


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フリーランスのライター・重度訪問介護のひと◉東京の多摩地区在住◉障害・福祉・介護に関するライティング◉社会福祉士・介護福祉士・修士(社会福祉学)◉人の中にある物語を聞くのが好き◉趣味はゴスペルとカレーの食べ歩き٩( 'ω' )و
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