大学生。統一感ないです。ごめんなさい。

大学生。統一感ないです。ごめんなさい。

最近の記事

レジ袋はご利用になられますか?

 コミュニケーションの本質は言語ではない。対面のコミュニケーションにおいて言葉は単なる道具に過ぎず、意思の疎通が先行して言葉はせいぜい確認程度ということも多いと感じる。私は常々このように感じており言葉の脆弱性を訴えるような主張はこれまでにもしてきた。最近になってまたこれに似たことを感じたため書き留めるまで。  私は小売店でアルバイトをしており、レジに立つこともある。そこでうちの店でよくあるやりとりが、今日の題にもなっているレジ袋の要不要を確認するものだ。レジ袋の有料化は思わ

    • 回顧

       まだ二十歳にもなっていない、田舎の端っこで自転車を飛ばして学校へ行き、友達とくだらない会話をしては自転車を飛ばす毎日を送っていたころの僕はやはり今よりも青く、戻れるならばあのころに戻りたいと思わせる何かを持っていた。  これといった才能も無く、無知で自己中心的でそのくせプライドだけは高かった。思春期の男の子らしく周りにちやほやされたくて勉強もスポーツもそれなりにがんばってみたが結局のところどれも中途半端で、自分の器用さには気づかされたけれど高いプライドのせいで自分に満足する

      • ぜんぶひらがなでかく

        のーとやえすえぬえすやぶろぐといったねっときじをみていると、それはひらがなでいいんじゃない?ということばがかんじにへんかんされているものをよくみかける。 りゆうはおそらく、ぱそこんやすまほでもじをにゅうりょくしているからというものだろうが、おかげであまりみかけないかんじにであってよろこんだり、ぎゃくにそのせいでぶんしょうのとちゅうでつまってしまってすらすらよめなかったりする。 だからこのきじではぎゃくに、ぜんぶひらがなでかいてやろうとおもう。 とうぜん、かんじ

        • 耽り

          陽はまだ姿を見せていた。その喫茶店は人々で賑わう通りを折れて少し入ったところにあった。入口のドアはさらに道から少し埋もれたように佇んでいて、開けると軋んだ鈍い音を立てた。左手の手前にはテーブルが3つ。そこから奥の方にカウンターが伸び、右手にはテーブル席が並んでいる。僕はカウンターの1番奥の席に座り、目の前にずらりと並んだサイフォン、カウンターの奥に並べられたカップへと目を滑らせた。店員はすぐに水の入ったグラスを僕の前に置き、食器を拭きに戻った。キリマンジャロと玉子サンドを

        レジ袋はご利用になられますか?

          Giants

          「巨人の肩の上に立つ」  しばしば学問を究める者たちの志として引き合いに出されるこの言葉。先人たちが築き上げてきたものの上に立つことによって新しい何かを見ることができる、といった意味合いで解釈されることが多い。  先人たちの築き上げてきた叡智を身につけた先、ひらめきや勉励、刻苦が最後、私たちに新たな景色を見せてくれる。そこに近道はなく、先ず私たちは「巨人」との対話を余儀なくされる。ある者は圧倒され、ある者は打ちひしがれ、またある者は逃げ出す。巨人の肩の上に立てるのはいつも

          notes

          noteに、幾つもの下書きを残している。殆ど書き終えているものもあれば、ふと思いついて題だけ記しているものもあるが、とにかく最近はひとえに下書きの欄が増えている。 なぜnoteを始めたのかあまり憶えていないが、ほぼ自分の意志ではなかった気がする。それゆえ統一性のない、方向性のない色々な内容の、色々な文体のページを無秩序にここに置いている。 なにかを猛烈に人に伝えたいというわけでもないし、書いたものを見て欲しいというわけでもない。かといって自分で見返すこともあまりない。失礼

          Fallow, in the Shallow (English ver.)

           日本語版は一つ前の投稿です。 Midnight. Even though I opened the curtain fully, the moonlight doesn't reach my room in the second floor of our flat. However, the streetlight, extending a utility pole almost horizontally, casts a pale and shallow li

          Fallow, in the Shallow (English ver.)

          Fallow, in the Shallow(日本語版)

           半夜。カーテンを開け放っても二階の自室に月明かりは届かないが、電柱から伸びた街灯がベランダの先からこちらをほのかに照らす。部屋はお世辞にも片付いているとはいえないが、五月とは思えない蒸し暑さが僕に動くなと無言の圧をかける。時たまそういう抑圧は跳ね返してやろうと思う。しかし今日は僕が折れよう。キャスター付きの椅子に深く腰掛け、右脚を上にして足を組む。煩雑に積まれた本の一番上に陣取っているやつを手に取り、栞代わりの葉書が挟まった頁を開いてざっと目を通す。最後にこれを読んだのは数

          Fallow, in the Shallow(日本語版)

          1月1日なので、なにか書いておこう

           2022年が終わり、2023年に突入しました。かといって何かが大きく変わるわけでもなく、あまり書くことも浮かばないっていうのが正直なところです。新年の抱負とか書くといいかなと思ったりしつつ、大した抱負もないのでそれも面白みに欠けるなあと。  強いて言うならもう少し貯金したいですね。もちろん労働時間を増やせるわけではそんなにないので出費を見直すべきか、、、、  どちらにせよ、自分の決めた目標に縛られて気が滅入るのも嫌なので、あまり深いこと考えずに気楽に生きれるうちは気楽に生き

          1月1日なので、なにか書いておこう

          手段。

           お久しぶりでございます(定型詩)。 noterの皆様は比較的、言葉を扱うのが得意だったり好きだったりするのではないかなと思っていますが、そういう僕も言葉と向き合うことは楽しいと感じる者のひとりです。意味、表記、音声記号の交わる世界にぼんやりと存在する「言葉」はいつも僕たちを楽しませ、惑わせます。そんな「言葉」について少しだけ考えていることを書いてみます。  まずは、時間の経過による言葉の変遷について。単語数は、普通に考えれば最初は増えるはず。極論はあまり好きじゃないんです

          手段。

          大学生、イ段がなくても文章書けるよね?

          みなさま、お久しぶりです。タイトルからおわかりのとおり、今日はイ段(い、き、し、ち、に、ひ、み、い、り、ゐ)を使わず(発音を基準とする)に文章を書いてみようと思います。前回はラ行(らりるれろ)を使わずに書いてみましたが今回は更に難しいチャレンジとなること間違いなしです。では、参ります。 そもそも、こんなことをやろうと思ったのは、僕らは結構なんとなくで物事を把握するのではと疑ったからで、このnoteも僕が前文を省けば普通の投稿だと思って流す方もあるかもと思うのです。などとここ

          大学生、イ段がなくても文章書けるよね?

          冬宿す秋風に

          僅か数日前まで暑い暑いと喚いていたのは噓のようで、九州生まれの自分からすれば到底台風とは呼べぬ旋風が近畿地方をかすめたかと思うと、今朝はひんやりとした風が額を撫でた。3月、確かに寒かった記憶があるのだが、いつの間にやら汗ばむ日々が続いて最近は少しうんざりしていたところもある。気づけば9月も終わりに近づいた。春とかいう季節は本当にこの街に訪れたのだろうか。だが同じようにして今、秋とかいう季節がこの街を通っているのかもしれない。 こういうことに思いを馳せると、春とはなんだ、夏と

          冬宿す秋風に

          大学生、ラ行が無くても文章書けるよね

          どうもお久しぶりです。夏休みにやりたかった勉強と復習が全く計画通りに進んでおらず、しかしながらそれもハナからわかっていたことなので焦ることもない僕です。が、たまに寝る前にフランス語リスニング聞き流しとかいうのをやってまして、脳内がフランス語モードの時はつい日本語ラ行の発音がフランス語Rの発音っぽくなったりしてしまうわけです。これは良くない!と思い解決策を考えたところ、らりるれろを使わなければいいということに気が付きました! C'est une très bonne idée!

          大学生、ラ行が無くても文章書けるよね

          可能性

          「人間が想像できることは、人間が必ず実現できる」 19世紀を生きたSFの父、ジュール・ヴェルヌ氏の有名な言葉。 とても素敵な言葉だし、否定するつもりは微塵もなくて、むしろこの言葉はきっと正しいと信じていたいです。 が、当然ですが、裏を返すと「人間が想像できないことは、人間には実現できない」となります。当然です。そこで僕は何がしたくなるかというと、「人間が想像できないことを想像」したくなるんですね、ひねくれているので。で、これがどうしても不可能なので頭を抱えているわけなんです

          可能性

          7月8日

          今日は、信じられない出来事が起きました。治安大国日本の歴史に間違いなく名を刻むでしょう。安倍さんが現職首相でないとはいえ、七・八事件とか言われちゃう日が来るのでしょうか。それとは関係なく、僕はこの記事をほとんど昨日までに書き終えていたので、これはこれとして投稿したいと思います。 7月8日、七夕の次の日です。7月7日の持つインパクトがあまりにも大きいもので、8日は毎年七夕の余韻で忘れられていきます。ちなみに7月8日は何の日かというといくつかあって、那覇市の記念日、豆乳ヨーグル

          7月8日

          いろはうた

          いろはにほへと、、、ってやつ、たまには自分でも作りたくなりますよね? あいうえお かきくけこ さしすせそ たちつてと なにぬねの はひふへほ まみむめも やゆよ らりるれろ わゐゑん の48音を並べ替えるだけという至ってシンプルなもので、だれでも手軽に楽しめますからみなさんもぜひ作ってみてくださいね。ちなみに「ん」をいれるのかいれないのかみたいなお話もありますがあまり気にしなくてよいでしょう。僕はいつも「ん」を含めた形で考えています。ということで久しぶりに作ってみました。語調

          いろはうた