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自粛特需で乾麺の売上げ増進の中、そうめんの本格シーズンが到来。品切れ対策が必要か、すでに買い溜めされているか。

コロナ禍の巣ごもり消費伸長の影響で、今年の3月頃から乾麺の需要が伸びていました。保存食にもなり、家庭料理としてアレンジの幅が広いのが乾麺。特にパスタはパニック買いの対象となり一時売り場の棚から消えましたが、それ以外の乾麺、うどん、そば、ひやむぎなどの乾麺も続いて売れていました。

今年は夏前に乾麺が売れてしまっています。

総務省家計調査によると乾麺は例年5月から8月の4ヶ月で全体の63%が消費されるとされています。現在、買いだめ消費は落ち着きを見せるものの、これから夏本番を迎えるにあたり、そうめんやひやむぎはより需要が高まることが予想されます。

食品需要研究センターが発表した乾麺生産量によると、2020年3月4月は乾麺全体で前年比よりも大きく伸びていて、うどんが3月前年比18.2% 増、4月は27.0%増、ひやむぎは3月4月ともに30%以上増えました。

暑くなる時期に合わせて、家庭での冷たい麺需要が増えることはもちろん、お中元シーズンの需要も見込まれています。お中元の需要は、近年の減少傾向に加えて今年はさらに大きく減少すると予想されてはいるものの、やはり乾麺は定番的な位置づけであり、春からの家庭需要を鑑みて、贈る側の商品選択になりやすくなりそうです。

これからのそうめんのメインシーズンは大丈夫?

そしてこれから、そうめんの主戦時期となります。
そうめんは、冬に製造し夏の期間は製造業者が休むため、簡単な増産ができないとされています。そうめんのシェアナンバー1の「揖保の糸」を販売する兵庫県手延素麺協同組合では、6月までの出荷量が過去最高値で推移していることから、夏に向けて商品が品薄になってしまう可能性もあると想定し安定供給に向けて代替品の準備も進めているそうです。

今年は「七夕そうめん」が注目されるかも。

もうすぐ7月を迎えますが、今年の七夕には、今までそれほどフィーチャーはされていない伝統食「七夕そうめん」が、例年以上に注目されるかもしれません。

七夕そうめんとは。
そうめんのルーツは、中国伝来の「索餅」(さくべい)という小麦粉料理だといわれています。索には縄をなうという意味があり、縄のようにあんだ小麦粉のお菓子のようなものだと考えられています。古代中国に「7月7日に死んだ帝の子が霊鬼神となって熱病を流行らせた。そこで、その子の好物だった索餅を供えて祀るようになったことから、7月7日に索餅を食べると1年間無病息災で過ごせる」という伝説があり、奈良時代に索餅が日本に伝えられると、麦の収穫期に麦餅を作る風習とともに宮中行事に取り入れられ、一般にも広がっていきました。やがて、索餅はそうめんへと変化し、七夕にそうめんを食べるようになりました。


七夕そうめんのレシピもネット上にはたくさんアップされています。

七夕そうめんは、いまのところ、子供と一緒に楽しむ家族メニューとしてポジショニングされているようです。野菜を星形に切り抜くなど子供にも喜ばれるトッピングなどがレシピサイトにも多く投稿されています。


また七夕そうめんとして販売されている五色の色付きそうめは、五色の短冊と同じ様に陰陽5行説の子色に由来する魔除けの意味が込められているそうです。



2020年夏、そうめん特集売り場は?

6月下旬となり筆者の生活圏でも「揖保乃糸」は売り切れいてる状態を目にしています。これからの冷麺シーズンには、今度はそうめん・ひやむぎの品薄騒動が起きてしまうのか、アレンジ冷麺がブームとなるのか注目です。


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