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すべての仕事は愛と熱のある演算機を通そう。

こんにちは。連続講座「言葉の企画2020」に参加した金津 孝彦と申します。レポートライターを担当します。

「企画でメシを食っていく2021」の第2回の講義「伝統の企画」に参加しまして、講師であるライター・編集者の九龍ジョーさんやたくさんの企画生、制作された課題、その後のnoteからたくさんの熱量をいただきました。

このレポートでは課題を中心に講義を振り返ります。今回の課題は……

「伝統芸能」を調べて、あなたが見つけた魅力を説明してください。
※ヒントとして:九龍ジョーさんの著者を読みYouTubeを見て、ぜひ参考にしてください
※人でも、ジャンルでも、演目でもいいです
※1枚に収まるかたちで提出

伝統芸能にまつわるライティングを多数されている九龍ジョーさんならではの視点で講評をいただきました。

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約90人の企画書を1つひとつ丁寧に講評される九龍ジョーさん。その中でも特に印象的だったのが…

自分を「演算機」にして伝える。
情報を表現するにも限界があって、既にあるものになってしまうので、自分を通した方がいい演算になってよりわかりやすく伝わりやすい。
師匠だったらどうするかという視点を持つ。
判断基準を持つには何人か師匠を持ち、直接誰かから学ぶことが大事。
そしてその人を心底惚れ込むことが大事。師匠の師匠の流れをも汲む。
出したものに対して自分が真に受けているかどうか。
パッと見の印象は大事。版面(はんづら)を意識する。
相手に効果的に届くアウトプットの仕方を心がける。

■愛と熱のある演算機

演算機というとどこか機械的でクールな印象もありますよね。しかし九龍さんの場合は「愛や熱のある演算機」と言えるかもしれません。心底惚れ込んでいるからこそ、伝統芸能も九龍さんの体験や感情を通って沢山の人々に伝わっていくのではないかと感じました。

今回の課題で九龍さんが取り上げていた方をご紹介します。

『女性おひとり様、ストリップに行ってみた。』を書かれた池田かすみさん。まずは現場に行ってみる、体験をしてみる。池田さんの五感を通したことで、まるで現場にいるような臨場感が感じられました。

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「後半の文節が短くなって心拍数気持ちの高まりが伝わる。目の前で起きているように感じる。」(「企画メシ」主宰の阿部広太郎さん)

講義後の振り返りをnoteでも制作の裏側が下記にて掲載されています。実際にストリップ劇場に行く行動力もすごいですが、1日に寄席とストリップのはしごをされていたそうです...!

<池田さんのnoteはこちら>

独自の眼差しと思い入れ

伝統芸能の切り取り方がとてもユニークな表現もたくさんありました。

「能楽は、令和時代のヒーリング。」と能の新しい魅力を見つけられた岡崎菜波さんの企画を紹介します。

「能はサウナなヨガに近いし、演目のバランスがいい。能に対しての入り口が広がる。」(九龍さん)

難しいイメージのある伝統芸能も、こちらを見た沢山の人が能をぐっと身近に感じられたことだと思います。

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岡崎さんも1つ1つの制作工程で丁寧に自分のフィルターを通して考えられていらっしゃいます。アロマの効能と能のセレクトにもこだわっているところが目が離せないポイントですね。

<能を癒しにたとえた岡崎さんのnoteはこちら>

ほかにも紹介できないくらいの今回の講座の学びや、自分自身の制作について演算機を使って書かれているnoteたち。企画を終えてnoteで自分向き合う時間や言葉は必見です...!自分と向き合う時間や、企画生の記事を見てコメント欄で交流をする時間も尊いですね。

■レポートを終えて。そしてお知らせ。

「伝統芸能」を自分から見てどのように紹介するか?

今回の課題は自己紹介が含まれた「他己紹介」のようなものだったと思います。普段なかなか馴染みのないコトもヒトでも調べて自分事化して「伝わる」をつくれたか、どうか。

ここまで読んでくださった方の中に、課題やグループワークで悩むことがありましたら、ぜひ過去の連続講座『言葉の企画』や『企画メシ』のnoteものぞいてみてください。お時間あるときには感想をもらえたらきっと書き手も嬉しいと思います。

<言葉の日2020のnoteはこちら>

講座から生まれた活動も

「1月12日はいいねの日」

「言葉の企画2020」の企画生を中心に、気軽に応援しあえる文化をつくろうと有志数名でチームになって企画運営しています。日本記念日協会に認定されました!

〈いいねの日Twitterアカウントはこちら〉

企画の答えは簡単に見つからないかもしれません。けれど、同じように悩み、もがき、熱を持った同士や仲間が沢山います。

2021年12月までの「企画メシ2021」これからも各回のレポートを卒業した企画生でつなぎながらお届けします。

ライター:言葉の企画2020 金津 孝彦

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