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自分の目で見る、知る、触る、体験する

KIKAI Collegeでは喜界島サンゴ礁科学研究所でのインターンシッププログラムを提供しています。今回はいそっちさんのインターン体験記を紹介します!

インターン プロフィール

●氏名:礒川 将兵
●年齢:29歳(インターン当時)
●出身:大阪府大阪市
●インターン期間:2020年8/10〜8/30
●経歴
法学部法学科卒業、ハワイ大学ロースクール修了
●趣味:スクーバダイビング、読書、旅行

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Q.喜界島サンゴ礁科学研究所をインターンシップ先に選んだ
きっかけは? 

 私は社会人のため、特にインターン先を探していたわけではありません。趣味のスクーバをきっかけに興味を持った海、サンゴ、自然、ゴミ問題についての本を読んでいるうちに「単なるバカンスではなく有意義な方法で長期休暇を過ごせないか」と、思うようになりました。そして研究所のWebサイトにたどり着いたのです。サンゴ礁で出来た島にあるサンゴ礁研究に特化した機関、そこでは”100年後に残すため”の様々なプロジェクトが進められている「これだ!」と直感しました。

Q.担当した業務を教えてください。
 英語版Webサイトの原稿作成、環境省グリーンワーカー事業の企画等、企画・広報系の業務に携わらせていただきました。本業とはかけはなれた未経験の業務内容だったので最初は少し戸惑いましたが、”発信すること”の難しさと楽しさを知ることができました。

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Q.印象に残っている業務内容を教えてください。
 環境省グリーンワーカー事業の企画です。出だしから蹴躓いた業務だったので、印象に残っています(笑) 環境省からの仕様書に則った当たり障りのない企画を上程して、理事長、所長に「もっと研究所のカラーを出してほしい」と一蹴されました。専門知識はないので苦し紛れに”遊び心”を採り入れた泣きの1回、所長の失笑を買いましたがなんとかOKをもらいました。広報担当のスタッフが素敵なチラシを作成してくださり、この”遊び心”が研究所や島の皆さんの間で好評となったようで、純粋に「嬉しいなぁ」と思えました。

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●担当したグリーンワーカー事業イベントブログはこちら!

Q.インターンシップを通してどんな気付きがありましたか?
 モノ・コトの発信地がこれから都会から地方へ移りつつあるのではないか、と感じたことです。携わらせていただいた業務の多くは、研究所や島のことを、世界あるいは次世代にむけて発信するものでした。また、島の人達と関わることで、研究所の姿勢が周囲に少しずつ着実に伝播していることも実感できました。喜界島だけではありません。ゴミ分別27種類を実現した鹿児島県大崎町、日曜市の開催により観光誘致に成功した石垣島白保村— 等々、日本中の注目をさらっている他の自治体について、島民から聞く機会もありました。地方から発信者がたくさん現れたら面白いだろうな— 今そんな気持ちでワクワクしています。

Q.今後の目標はなんですか?
 まだ具体的には決まっていませんが、日本中を回り、各自治体が抱えている問題や、SDGsのモデルケースとなるような取り組み、環境問題、地域振興等について、自分の目で見て、関わり、発信できるような人間になりたいと思っています。 そして、喜界島や研究所についても、3週間の滞在では到底知り尽くすことができなかったので、今後も何らかの形で関わせていただけたらと思っています。これからも宜しくお願い致します。

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Q.喜界島での休日は何をしましたか?
 とにかく喜界島のことを少しでもよく知りたい—そんな思いで、島中を自転車で必死に駆け回っていました。研究所のスタッフにお願いして、荒木〜浦原を案内していただいたり、アカショウビンを見るために監事のお店に押しかけたり(笑)…、研究所が開催する公民館講座や「サンゴの島の暮らし発見プロジェクトin喜界島」の打ち合わせにも積極的に参加しました。最終日の夜は、先生の一人が即興の”ナイトツアー・星”空教室に連れて行って下さり、最後に他のインターン生との素敵な思い出ができました。

Q.喜界島で印象に残ったことは?
 人の温かさ、強さです。島では、沢山の人たちから助けの手を差し伸べてもらったり、優しい声をかけてもらったりしました。お陰様で、3週間ながら色々な体験をすることができました。また、コロナ禍、人口減少、ゴミ問題といった課題を抱えながらも、明るく、前向きに生きようとする姿勢に感銘を受け、自分もまた見習わなければならないなと思いました。

 研究所のインターンシップ制度を利用して喜界島を訪れたおかげで、単なる旅行以上の体験をさせていただくことができました。「サンゴ研のインターンです」—そう身元を明かせば、島の人達は警戒心を解いて優しく接してくれます。研究所が信頼され島にとって大きな存在になっていることに、感銘を受けるとともに、インターン生としても「ありがたいなぁ」と思いました。願わくば、この関係が今後も続き、島と世界中の学生を結ぶ懸け橋となり続けていただけたら、インターン生として関わらせていただいた私も嬉しく思います。

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Q.インターンに興味を持っている学生や社会人の皆さんに
ひとこと。

 研究所のインターンシップで学べることは無限です。サンゴ礁や海のこと、郷土文化、動植物、地域振興、SDGs— 1回の滞在では到底学びきれないほどです。こちらが「学びたい」という姿勢を見せれば、スタッフはもちろん、快く歓迎して受け入れてくれる島民の温かさも、喜界島でインターンをするメリットです。自分の目で見る、知る、触る、体験することが好きな人、そのために潮や土や汗にまみれることを厭わない人(笑)、島のことへ積極的に関わり発信したいと思っている人へ— 喜界島へ、研究所へ飛び込んでみませんか?

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インターンシップの応募方法

喜界島サンゴ礁科学研究所はインターンシップ生を募集しています。一緒に次世代のグローバルリーダーになり、将来の自然科学の持続可能な発展を目指しませんか?

エントリーフォームは、👆のページの下記にあります。いつでもご応募をお待ちしております。








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