キジトラ招福堂

□ジビエ販売 □米糀・どぶろく販売 □ジビエとどぶろくの農家民宿「ねこのひたいの宿 山…

キジトラ招福堂

□ジビエ販売 □米糀・どぶろく販売 □ジビエとどぶろくの農家民宿「ねこのひたいの宿 山王ちぐら」(宿泊・お食事) □菌活カフェ 菌曜日(第4金曜日) https://www.kijitora-shofukudo.com/

マガジン

  • 連載『菌活ボーイがゆく』

    こうじの魅力にはまった猫サラリーミャンの菌活実践記です。 「育て上げた醤油こうじを食べてしまうのが心苦しくて」の心境で菌との触れ合いの日々を送る。 さっちー師匠ににゃんだかんだ巻き込まれながら菌活ステップアップに邁進中。 (文/菌活ボーイ)

  • 菌活カフェ

    菌活カフェ[菌曜日]次回のご案内、レポートをまとめています🫠

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連載「菌活ボーイがゆく」⑧

⑧アヒージョへの道(下) さっちー師匠から託されたキジトラ流「ニンニク塩こうじ」奥義書。 アヒージョの作り方まで伝えていた。 分量を厳密に計測し、塩こうじを完成させた僕。 アヒージョまであと一歩の段階にたどり着いていた。 魚介類を買った経験なし。 朝昼晩3食とも食べねばならなくなるかもしれない。 一瞬ひるんだ。 だが、アヒージョ愛はくじけなかった。 スーパーに全力疾走しよう。 あとは小鍋で煮込むだけ。 「油は高温になるから、アルミ鍋だと変形するにゃん」 その時、

    • [菌活カフェ 菌曜日]10月開催ご案内

      9月27日に第3回[菌活カフェ 菌曜日]タイ風ランチの会を開催させていただきました。 ナンプラー糀を使った鹿肉ガパオや青パパイヤのソムタム、ココナッツ甘酒アイスをお楽しみいただきました🇹🇭 お越しのみなさま、ありがとうございます!🥰 内容は改めてNOTEにてご報告させていただきます! 来月10月25日の菌活カフェは、収穫したての新生姜を使った「生姜仕事の会」です🫚✨ 当店で農薬や肥料を使わず育てている近江生姜。毎年、初霜が降りたら収穫の合図です。 いつも何を仕込もうか迷

      • 連載「菌活ボーイがゆく」⑦

        ⑦アヒージョへの道(中) さっちー師匠から手渡された「ニンニク塩こうじ」の奥義書。 大好きなアヒージョの作り方まで書かれてあった。 ・ニンニク塩こうじ 大1 ・オリーブオイル 大6 ・唐辛子 適量 ふぁっふぁっふぁ。 すべてわが家にあった。 簡単じゃん、と思ったアナタ。 塩こうじなのに、甘~いのだ。 アヒージョにはエビ、タコ、イカなど魚介類も必要なのだ。 というわけで、さっちー師匠に聞いてみた。 「エビやタコはどうやって買えばいいのでしょう」 なんと、近所のスー

        • 連載「菌活ボーイがゆく」⑥

          ⑥アヒージョへの道(上) さっちー師匠が奥義書をくれた。 キジトラ直伝「ニンニク塩こうじ」の作り方が書かれてある。 「ガツンとコク旨! 和洋中に使える万能調味料」 アレンジ自在で、ナムル、マリネ、カルパッチョ…アヒージョも! これ1枚あれば、自宅で毎晩、大好きなアヒージョが食べられる。 夢見ることすらなかったゴージャスライフ。 突然、目の前に現れた。 テンションは最高潮。 僕はあえぎながら、奥義書を熟読した。 <ニンニク塩こうじの分量> ・米こうじ 300㌘ ・おろ

        • 固定された記事

        連載「菌活ボーイがゆく」⑧

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        • 連載『菌活ボーイがゆく』
          8本
        • 菌活カフェ
          4本

        記事

          連載「菌活ボーイがゆく」⑤

          ⑤便利なボトル育菌 ボトルでの育菌は便利だ。 「混ぜるとき、雑菌が入らない。使うときもスプーンがいらない」 さっちー師匠のありがたいお言葉。 忘れないよう、僕はノートにペンを走らせる。 うちのボトルは透明だから、こうじ菌が熟成する様子も観察できる。 米粒が日ごとに小さくなり、芳香が漂い始める。 これが「育てる楽しみ」というやつなのか。 台所に行くたびに、彼らを手に取りシェイクする。 気分は、もはやバーテンダー。 ここは夜のニューヨーク? それとも、カリブ

          連載「菌活ボーイがゆく」⑤

          連載「菌活ボーイがゆく」④

          ④黒い魔の手 目覚めると毎朝、台所に直行する。 お湯を沸かす間、流し台の上の育菌ボトルをシェイクするのが日課になっている。 ふと、ただならぬ気配を察知した。 顔を近づけ、思わず悲鳴。 ボトルにかぶせた白いティッシュにごま粒? …と思ったら黒アリがたかっていた。 こんなのあり? 虫だから無視しちゃう? なんて、つぶやいている場合ではなかった。 こうじ菌を救出しなくては。 キジトラ流菌道の技を受けてみよ。 ティッシュを裏返して一網打尽。 走って逃げるヤツ

          連載「菌活ボーイがゆく」④

          連載「菌活ボーイがゆく」③

          ③秘技「コーディネート」 旺盛な発酵で、こうじ世界が生み出した炭酸ガス。 「シャンパンがつくれるかも」 ボトルをグラスのようにくるくる…と、のんきに回している場合ではなかった。 いまや中身は凶暴な独裁国家「菌王朝」になっていた。 連日、我が物顔でキャップ弾を発射。 僕は床にはいつくばり、捜索を続ける暮らしを強いられていた。 「ボトルにこうじを入れすぎにゃんだよ」 さっちー師匠はあきれ顔。 でも、今さらどうにも止まらない。 とにかく。ガス抜きできれば、元の穏や

          連載「菌活ボーイがゆく」③

          菌活カフェ「菌曜日」 8月REPORT

          第2回REPORT 8月{にんにく塩糀をつくる会}デザート:白桃の甘酒スムージー 8月23日の菌活カフェは、にんにく塩糀をつくるワークショップを行いました。ご参加のみなさま、ありがとうございました!! にんにく塩糀は当店でも製品化していますが、地元特産にんにくのPRや消費につなげたいという思いでつくってきたものです。 にんにく生産は地域住民の大江まちづくり協議会が行うまちおこしの一環で、わたしたちも栽培やPR活動に携わってきました。6月初めの収穫祭「ガーリックフェスティバ

          菌活カフェ「菌曜日」 8月REPORT

          連載「菌活ボーイがゆく」②

          ②菌は生きている ぼんっ。小気味よい発射音。 指の間をすり抜けて、ボトルキャップが飛び出した。 慌てて見回す間に、ノズルから醬油こうじがあふれ出す。 まるで、火口から流れ出す溶岩。 僕はただただ立ち尽くし、ぼうぜんと見つめるだけ。 連日の猛暑で、わが家の菌はやたらとハッスル。 ボトル世界は気泡がいっぱい。 呼吸しやすいようにキャップを緩めたら、ぶしゅ~っと噴出ガス。 勢い余ってキャップが飛ぶたび、台所の床をはいずるはめになる。 ボトルに詰めるこうじの量はほ

          連載「菌活ボーイがゆく」②

          菌活カフェ「 菌曜日」9月開催ご案内

          昨日8月23日金曜日に第2回[菌活カフェ 菌曜日]にんにく塩糀をつくる会を開催させていただきました。 お越しの皆さま、暑い中本当にありがとうございました! 白桃の甘酒スムージーを飲みながらのカフェタイムもとても楽しいひとときになりました🥰 内容は改めてご報告させていただきます! 来月9月27日の菌活カフェは、まだまだ冷めやらぬ(だろう😅)夏を楽しむタイ風ランチの会。 カタクチイワシを発酵熟成させたタイの魚醤、ナンプラーと糀のコラボを楽しみます。 メニューは猪肉のガパオライス

          菌活カフェ「 菌曜日」9月開催ご案内

          連載「菌活ボーイがゆく」①

          ①いざ布菌活動 パリ五輪レスリング女子53キロ級の金メダルに日本が沸いた日。 さっちー師匠が、決意に満ちた顔でやってきた。 しかも、甘酒パウチの手土産持参。 どっかとソファーにくつろいで、 「わかってるよにゃ」 甘酒をドンとテーブルに置いた。 中身は硬く凍り、パウチの表面は薄い霜で覆われていた。 僕は喉を鳴らした。 キジトラ一門に入門して3カ月。 いよいよ、菌活の喜びを伝える「布菌活動」に乗り出すのだ。 「菌友を増やして世界を救うのにゃ~」 師匠の言

          連載「菌活ボーイがゆく」①

          菌活カフェ「菌曜日」7月REPORT

          第1回REPORT  7月{菌活ランチの会}鹿肉の糀カレー、水キムチ、甘酒ラッシー 第1回菌活カフェ「菌曜日」は7月24日、27日の2回開催させていただきました。お越しくださったみなさま、ありがとうございます! 当日は鹿肉の糀カレーを卓上でつくり、水キムチや甘酒ラッシーとともに味わっていただきました。 カレーには井原市内で捕獲した鹿のモモ肉を使いました。鹿は春先から新芽や若葉を食べて夏に旬を迎えます。高タンパク低カロリーでなめらかな肉質と赤身の濃い旨味が持ち味です。 にんに

          菌活カフェ「菌曜日」7月REPORT