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スポーツの力 2009年のWBC

初めての投稿。


最近、スポーツの力ってすごいな、と感じます。

色々色々思うことはあるけれど、ここではこのことについて。


昨夜、ふと思い立ってYouTubeで2009年WBCの決勝を見ました。

延長12回でイチローがタイムリーヒットを打つシーン。

2年に1回くらいこのシーンを無性に見たくなるんです。

あまり調子が良くなかったイチローが、「ここぞ」という場面で放つヒット。

さすがイチロー、これぞイチロー、ほんっとうにかっこいい。

偶然出たヒットではなく必然だと多くの人が思うでしょう。

さらに、ベンチから身を乗り出して喜ぶ侍ジャパンメンバー。

優勝が近づいたことへの喜びはもちろん、それぞれのイチローに対する思いがあったと思います。

これらのシーンは何度見ても必ず涙が出てきます。

心が大きく動かされます。


ここまで長々と拙い感想を述べましたが、この動画を見るときに必ず思い出す情景があります。

それは父が入院していた病室。

2009年3月23日(月)、私はこの劇的なシーンをリアルタイムで父のベットの横のテレビで見ていたのです。きっと。

きっと。です。

私はこの時まだ小学校低学年。記憶が曖昧ですが、断片的に覚えています。

父の病室。テレビには父の大好きな野球中継。イチローの顔が映っている。

「わあ!!パパ見て!すごいよ!」と心の中で思った記憶、、、


当時、私は野球に興味があったわけではありませんが、

ヒットで起こる歓声、選手がハイタッチをする姿、喜ぶ姿に

何かすごいことが起きているのだと思いました。

イチローのヒットに、テレビの中で空気が変わったのを感じました。

みんなが喜んでいる!

そして、野球が大好きな父は絶対に喜ぶだろうな、

この瞬間をとてもとても見たかっただろうな、と思いました。


でも、この時父は会話ができる状態ではなかったと思います。

だから父に直接伝えずに、心の中で「パパ!!すごいよ!!!」と思いました。

感動と同時に父がこの瞬間を見ることができない悔しさも感じていました。


曖昧ですが、そんな記憶があります。

きっと母に聞いても、祖母に聞いても、この記憶が正しいかは分かりません。

でも私はこれからもこの映像を見るたびに、

必ずこの曖昧な記憶が蘇ると思います。


本当に拙い、起承転結のない文章でした。

申し訳ないです。

ただ、一つだけ。

過去と現在を繋ぎ、未来に夢を与えてくれるスポーツって

本当に素晴らしいなと思うんです。

こんなにタラタラ書いて、深みのないありきたりな言葉になりますが、

スポーツってなんでこんなに心を動かしてくれるんだろう。

と思う今日この頃でした。


おしまい。

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