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【おすすめマンガ紹介】逃げ上手の若君(紹介と言うより、感想をつらつら語ってるだけ)

アニメブームに乗り遅れてしまいましたが、17巻まで一気読みしてきました。
思っていた以上にしっかりとした歴史漫画でとても面白かったです!!
変態と学ぶ南北朝時代!!

読む前にWikiで時行君の生涯をざっと調べたんですが、本当に少年漫画の主人公のような人生を送っており…。
『南北朝時代』は時代劇でもあまり人気がないとは聞きますが、それにしても何でこの子、こんなにドラマにしやすそうな人生送ってるのに今まで大河とかにもなってないんだ??(大河毎年ネタ切れで困ってる感が見えるのに…)と不思議に思ってしまいました。
そのうち、時行君が主役の大河ドラマもあるといいですね。

さてさて、今回は17巻まで読んで面白かった所の感想をつらつら書いて行こうと思いますが、「中先代の乱」以降はアニメ1期以降のネタバレが含まれます。
アニメ2期までネタバレを見たくないよ!って人は、それ以降を見ないように気をつけてください。



基本のストーリー(アニメ1期最後まで)

この記事見に来た人の大半がアニメor漫画を見たことがある人だとは思いますが、まず簡単に「逃げ上手の若君」のストーリーの説明を…。

◆ストーリー

鎌倉幕府最後の将軍の息子、北条時行。
鎌倉幕府の後継者になるはずだった彼は、足利尊氏の謀反により一族郎党と故郷を失うことになる。
諏訪頼重と共に鎌倉から逃げ延びた時行は、自身の”生き延びる”才能を武器に、いつか天下を取り戻すため歩み始めることになる。

と言う話です。
自分は松井先生の漫画は「魔人探偵脳噛ネウロ」も「暗殺教室」も読んでいるのですが、「逃げ上手の若君」は味方側が「暗殺教室」、敵側が「魔人探偵脳噛ネウロ」のキャラの雰囲気に近いなと感じてます。

はい。時行君や逃若党のかわいい面々、さらに(見た目は)イケメンの諏訪頼重がメインのキービジュアルをみて不安になっていた方、…安心してください。
「逃げ上手の若君」でも松井先生の奇人、変人キャラは健在です。

「魔人探偵脳噛ネウロ」のノリも、「暗殺教室」のメインキャラが一丸となって敵に立ち向かう展開もどちらも含まれていて、自分は松井先生の作品の中では「逃げ上手の若君」が一番好きかもしれないです。
(ネウロも暗殺教室もかなり好きなんですが…)

少年漫画と思っていたら、時代考証もかなりしっかりしてくれているので。
学生時代に日本史の授業でさらっと流してしまった南北朝時代の武将や結局誰と誰が何で争っていたのかをやっと理解出来た気がします。
ああこの人は、学生時代図書館にあった学習漫画の「XXXX(アニメ2期以降ネタバレ)」…!そう言えばこういうことした人だったー!みたいなのがちょこちょこあります。
本当にこのシナリオで大河ドラマにしてくれないかな…。(奇人変人パートをどうするんだ)

アニメ1期ではどこまでやるのか気になっていたのですが、
逃若党の仲間集めと最初の戦いまででやはり終わってしまいましたね。
ここまででももちろん面白いのですが、「逃げ上手の若君」の売りの一つはここから先、時行君が挑んでいくことになる合戦だと思いますので…!

是非とも、ぜひともアニメには少なくとも「中先代の乱」までは走り切って欲しいです…!

1期の最期から「中先代の乱」全部となると2期(12話)だと足りない気がするので、3期+映画で何卒、何卒お願いします。。。

(以降はアニメ1期以降のネタバレが含まれます)





2期以降に期待すること(※アニメ2期以降部分のネタバレが含まれます)

はい。ここから先はアニメ1期以降に当たる原作の感想と、2期へ期待する所です。

アニメ2期が12話になると仮定すると、京都編から小笠原を倒して時行君が名乗りを上げる所までぐらいが2期の範囲になるんじゃないかと予想しています。
ここまでも楽しみなんですが、個人的に中先代の乱までで一番面白かったのが関東庇番衆との戦いがあった中先代の乱の前半の部分でした。
小笠原さんもかなり魅力ある敵キャラだとは思うのですが、この足利直義を含めた関東庇番衆が、個性良し、戦闘シーンのカッコよさ良し、何よりお互いの仲間意識がとても強いという面でも、今の所「逃げ上手の若君」で一番魅力がある敵役だと思っています。
(ただし、足利尊氏は殿堂入りのため、出禁の上でのランキングとする)

又個人的に大人数の合戦とか、乱戦とか、城攻めとかの展開が好きなので(笑)こう言った面でも中先代の乱がどんなふうにアニメ化されるのかを楽しみにしています。
そのため、何卒。何卒「中先代の乱」まではアニメ化してくれるようにスタッフの皆さまよろしくお願いします…!

そこまでアニメ化したら、いっそ鎌倉奪還までで最終回にして、ハッピーエンドにしてくれても全然かまいませんので…(震え声)

中先代の乱以降の話になりますが、関東庇番衆が好きだったこともあり、孫次郎君の死亡シーンも泣けました…。ずっと一緒に居たかったんだろうなと思うと…。乱世が憎らしいです(´・ω・`)

敵側の事ばかり書いてしまいましたが、一番好きなのは逃若党のキャラの方なので、次は味方側に付いての感想を語って行こうと思います。


キャラについて(※アニメ2期以降部分のネタバレが含まれます)

最後に逃若党の面々を中心に、キャラの好きな所とこれからに期待したい所を語って行こうと思います。
ちなみに完全に個人の好みだけの話ですが、自分は本作では弧次郎君が一番好きです。
貴重な突っ込みも兼ねた味方内の戦闘担当キャラだと思うのですが、主従と一緒に時行君の親友も兼ねた関係性が好きですね。

”北条時行”を主人公にしている以上、最後の方のストーリーはきっと幸せなものにはならないんだろうなと覚悟していますが。。(仲間が時行君を逃がそうと次々に離脱するとかもありそう…)
亜也子の武器を作ってもらう時に、刀鍛冶の人が弧次郎に対して、「最後の時は主と一緒に死ぬ」と言われていたので、最後の瞬間まで一緒に逃げてくれればいいなと思っています。

戦闘面の方は、1期の最後の活躍もかっこいいシーンになってて嬉しかったですが、中先代の乱が始まると彼のバックボーンの話も兼ねたあの戦闘があるはずなので、期待したいです。

あとは、今、今後が気になっているキャラとしては吹雪君ですね。

マンガ読む前にネタバレを踏んでしまってどうも2回(?)裏切るらしいということは知っていたのですが…。
あれは裏切りと言っていいんだろうかと読んでから切なくなりました。。

1回目は裏切るというより時行君に出会う前に足利側の家に生まれただけですし、2回目は裏切ったというよりあれは洗脳……。
洗脳に掛かる最後の瞬間に「何かやりたいことがあったような…」と言っていましたし、本人は本当は時行君についていきたかったんでしょうし…。
正気に戻ったら不本意だろうなとしか思えず可哀想です。

ただ、そう思うと同時に、もう吹雪は味方側に戻って来ないんじゃないかなとも薄々思っています。
メタ的な読みであまりよくないんですが、吹雪と再会して、仮面の下の表情を見たシーンで、雫がはっきりと「あれはもう引き戻せない」と明言してしまったことと、何より吹雪が強すぎる。

立ち位置的には軍師キャラのはずなのに、戦闘担当の弧次郎、亜也子が二人がかりでも勝てないぐらい強いとなると…。
味方側に戻って来てしまうと完全に弧次郎、そして軍師役になっている雫のキャラを食ってしまうって持て余すことになると思います…。
雫、亜也子はまだヒロインの立ち位置もあるので、戦術的な役割がなくなっても活躍できるかもしれないですが、弧次郎は完全に立場がなくなりそう…。

これが、軍師としては強い。戦闘も強いけどそこそこ。
戦いのときは弧次郎と亜也子の方が強いから彼らをサポートできるように裏から戦術を練る。…ぐらいの強さで収まっていてくれたらまだ戻って来る可能性も高いと思えたのですが…。

もう彼一人でいいじゃん…。ほどの強く設定されてしまったことを考えると、悲しいですが。もう味方側に戻すつもりはなく、時行の前に立ちふさがる敵役としてどこかで対立するのかな…、と思っています。

せめて最後までに彼が自分を取り戻せるように祈りたいです。


まとめ

すみません、完全に紹介と言うより自分の好きな所をだらだと語る回になってしまいましたね。
原作最新刊だと時行君が13~14歳ぐらい。彼は24歳まで生きたみたいなので、最後まで駆け抜けようと思ったらまだまだ先が長そうですが、松井先生には是非最後まで書ききって欲しいです!!


12月4日には18巻が発売とのことです!楽しみにしています!!

■くっっそかっこいい公式PV(みんな見て) ↓


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