治療院の仕事は治すことだけじゃない
うちの治療院は、ついこないだまで施術代はすごい安かったし、患者さんを治そうとしているので、リピーターは少ない。
マッサージが終わって次回の予約を取る人は今はいないし、たいてい、体を痛めて急遽、呼ばれることが多い。
本来なら、楽しい会話や、接客をしてリピーターを増やして売り上げを上げる治療院(治療院なのか?)が多い。
ここで問題になるのは売り上げ。ちゃんと治してあげると、売り上げが上がらない。当然、治療院は潰れてしまう。そこでうちの治療院は、コストを下げ、出張のみに絞り、なおかつ他の仕事をすることで収入源を一つに絞らないことで常に黒字経営になるわけで。
なんか、効率悪そうじゃない?仕事かけ持ちしてマッサージをするなんて。
でも、そもそも仕事とは何か?って考えた時。
最近、4つの条件を満たした時に人はやりがいというか、生きがいを感じるんじゃないかと思う。
①お金
②人の役に立つ(ニーズがある)
③得意である(能力がある)
④好き
この4つが合わさった仕事こそ、人は充実するなと。
お金がないと貧乏で生活が苦しいし。
人の役に立ってない(ニーズがない)と虚無感に襲われる。
得意じゃないことだと、不安定で将来が不安になる。
好きじゃないことはそもそも充実しない。
全部ないと人は不満が出るわけ。
でも、これ、全部ある仕事ってなかなか出会わない。
だから、最初は分割していけばいいわけ。
オレでいうなら。
飲食店で働くことで収入を安定させ、
痛みを取るという誰もしていない仕事で人の役に立ち、
ドクターズオフィスで働くことで新規の患者さんをたくさん触り、能力をあげ、
そして何より、自分の好きなことを自分の治療院で表現する。
こうやって、必要な物を複数の仕事にわけで行えば、仕事が充実するわけで。
好きなことを、能力を伸ばしながら、人の役に立てる。
なおかつ生活も安定している。
能力が上がらないわけがないじゃない?
さらにさらに。仕事が充実し、生活が充実すると、
「別に成功しなくていいいじゃね?」
って思えてくる。
だって、今が幸せなんだから。
すると、力がいい意味で抜けるから、いいオファーがちょいちょいくるわけで。
そうやってどんどん選択肢が広がっていく。
実際、コロナで一度消えちゃったけど、面白いオファーってちょいちょいあって。それをおれがどこまでやるかはわからないけど。
でも、ほっとけばどんどんくると思うのよ。これからコロナが落ち着いてくれば。
だから、仕事って複数持ってそれぞれに役割を持たせるのがいいよね。
いつも言ってるフロントエンドとバックエンドと同じ。
最近、うちの近所のカフェが20ドルでコーヒー飲み放題に。
1時間経てば、おかわりもOK。
それってほぼ利益ない。
でも、それしているとついでにパンとかサンドイッチとかヨーグルトとか買う人が出てくる。そこで利益を出せばいいって考えで。
お客さんを集客するコーヒーがフロントエンドで
利益を生むフードがバックエンド。
例えば、会社でボランティア的な事業をしたら、それは社会の役に立つ。
もちろん、そこで利益はないし、支出しかない。
でも会社のイメージが上がる。
すると、そこから違った展開だって生まれるだろうし。
結局、何かをしてお金もらう。それを繰り返して売り上げあげる
ってことじゃなくて、たくさんの仕事をして、
お金をもらう仕事
人に役立つ仕事
能力を上げる仕事
好きな仕事
をちゃんとわけで、組み合わせると個人も会社ももっと楽に上手くいくんじゃないか?
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