♨️♨️温泉の歴史♨️♨️

皆さんは温泉がいつ頃から始まったのかご存知でしょうか?

私自身温泉好きで地元の水春という天然温泉を週2回ほど利用してます。


実は温泉は約1300年前から利用されてるのではないかと言われています。

これは現存する文献で最も古い「古事記」と「日本書紀」に温泉の記述があることから判明したとされます!

愛媛県道後温泉=伊予の湯
和歌山県白浜温泉=牟婁の湯
兵庫県有馬温泉=有馬の湯

として表現されていることがわかりました。

古代の日本では火を起こしてお湯を作っていたため自然に湧き上がる温泉は大変貴重で病気を治すものとして利用されており神聖なものとして崇められていました。

鎌倉時代

鎌倉時代になると武士や高僧が湯治として利用したり、草津温泉では源頼朝か鷹狩りの際に入湯したとされています。

湯治(とうじ)=温泉地に長期間滞留し特定の疫病の温泉治療を行うこと。

戦国時代

この時代になると多くの温泉地で兵士が治療していた記録があります。
別府温泉では蒙古軍と戦い傷ついた兵士が治療していた記録があったり、豊臣秀吉は有馬温泉をこよなく愛していたそうです。
傷ついた武士や高僧が温泉を利用していたことがわかります。

江戸時代

戦国が終わり、天下泰平の時代になった江戸時代には、将軍や武士、高僧以外にも一般庶民にいたるまで、温泉に入浴して病気を治す湯治が全国的に盛んになりました。また熱海や草津などの温泉を江戸城に運びその温泉を沸かして将軍が入浴する「御汲湯」が盛んになりました。

また一般庶民は「湯治願い」というものを提出して1週間程温泉地に滞在していたそうです。

戦国時代までは武士や高僧の治療目的でしたが江戸になり温泉が全国に広がりより多くの人に利用されました。

明治時代

このころから「湯治」としての温泉から「保養」「慰安」の場としての温泉として利用され始めました。
各地に温泉が開発されていきます。

大正時代

大正になると熱海や箱根で別荘地が開発されます。この別荘地に合わせて保養地として温泉が開発されます。

昭和時代

鉄道などの交通が発達しより多くの人が全国各地の温泉を利用できるようになりました。下呂温泉や箱根温泉、鬼怒川温泉がこの頃ですね。
また第二次世界大戦の時には疎開場として利用されたり兵隊の治療場として利用されました。

高度経済成長期

景気拡大と同時に多くの人が訪れるようになります。観光バスが登場し団体客が利用し始めたり宿泊施設が大型化し温泉街として発展しました。

昭和60年代

この時代は「温泉ブーム」です。男性の割合が多かった高度経済成長期から女性の割合が増えたのがこの時期です。露天風呂が人気を集めました。バブル期には和風、高級の宿が流行りました。

このように「温泉」は時代に合わせて利用され発展しているように思えます。残るべき古き良き部分は継承され新しくなるものは新しくなり多くの人に愛されている文化でしょう。日本が誇れる文化だと思います。情報化社会になり様々な開発が行われても温泉の古き良き文化は残り続けると思います!