AI時代に士業が勝ち残るための3つのサービス
どうればいいの?
前回の続き。
では、そういった流れにたいしてどうすればいいのか?
まず先に断っておくと、現在既に取引先、関与先が充分な数あり、定期的に業務が発生する状態の事務所はそれほど焦る事はないかもしれません。
売上は緩やかに減少するかもしれませんが、事務所規模をスリム化すれば20年はもつでしょう。
今も、過去の遺産で食ってる事務所も沢山あります。
充分な数というのは一概に基準を設けるのは困難ですのでなんとも言えませんが、今、営業活動を一切しなくても仕事に困らない数は来るという状態であれば問題ありません。
時代には取り残されていくでしょうが、生活するには困らないでしょう。
それ以外の事務所がまずやるべき事は、AIを上手く取り込む事です。
AIの進化、手続きの簡略化、オンライン化は士業にとってメリットも多いはずです。
それらを利用してやる事で、業務効率は上がります。
そうすれば一つの業務に取られる時間が減少しますから、業務報酬単価が下がっても数をこなせば売上全体は下がらないと言えます。
ただしこれには条件があって、全体的な牌の数が減らないか、減ったとしても他事務所を圧倒するマーケティング力、営業力を持っているかのどちらかの条件を満たしている場合だけだと思っておいてください。
そして、既存の業務とは別に対行政の手続きではなく、個人、法人(個人事業主含む)が抱える顕在化している問題と潜在的な問題を解決するサービスを持つという事が大切になってきます。
問題の解決法を伝授するか、問題解決に向けて一緒に取り組むか、このどちらかのサービスを提供する士業が今後は重宝されるようになると断言できます。
もしかしたら何を今更と思う方もいるかもしれまん。
士業の本来あるべき姿はこれなのですが、ただの手続き屋になっている士業が多いのも現実です。
単純なものはAIに任せて高度な専門知識と思考力を必要とするもの、もしくは人間対人間でなくてはいけないもの、でなくては売れなくなります。
後は、属人性の高いものですね。
あの人じゃないと嫌、あの人から買いたい、とか。
最後に具体的なもので代表的なものを例にあげておきます。
対企業には金、集客、人事労務に関する問題解決サービスが売れます。
このどれかを解決するサービスを今すぐにでも作り上げていきましょう。
これらは今すぐにでも売れるものです。
ちなみに当社は金と集客に関するサービスを主に売っています。
許認可や書類作成をフロント商品に据えてからその後に売るケースとその逆もあります。
ちなみにお金には、融資や補助金、助成金はもちろんのこと、財務分析なども組み込む事で高額のコンサル契約となっています。
コロナ禍の現在では、やはりお金に関する事が引きが強いのは確かです。
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