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あなたをランクアップさせる言葉――「わたくし」と言えますか?

たった一言で、あなたを確実にランクアップさせる言葉、それが「わたくし」です。
社会人の皆様なら普通に使っていらっしゃるでしょうが、案外プライベートな時には口から出てこないという方、また、学生さんなど、就職経験のない方では、使ったことがない、という方もいらっしゃるかもしれません。

他の人と簡単に差を付けられる魔法の言葉、「わたくし」を、ぜひ自由自在に使いこなせるようになって下さい。

とはいえ、いつもの場所で、いきなり「わたくしね」と使い始めると、「どうしちゃったの?」などと言われかねません。
ここは、いつも行かないような所へ行って、使ってみましょう。
ハイブランドのお店、一度行ってみたかったジュエリーのお店、評判のレストラン、高級ホテルのメインダイニング等々。
こういう「気位の高いひと」の集まる場所では、店員さんも、「わたくし」を使う人に慣れています。
むろん、店員さん自身も、一人称は「わたくし」です。

臆することなく、ハイブランドのお店に入り、にこやかに、「こんにちは」と挨拶しましょう。
足取りはゆったりと、背筋を伸ばして、口角を上げて。

一通り見て回って、気になるものがあれば、店員さんに言って、商品を見せてもらいましょう。
裏側や内側を見たい時は、店員さんにリクエストすること。
よほど高価な品や、特殊な品でなければ、「どうぞお手に取ってご覧下さい」と言ってくれるはずです。

そこから、別の商品を出してきてもらったり、色や形の好みを聞かれたりしたら、さあ、「わたくし」を使う場面到来です。
「わたくしが好きなのは」「わたくしがよく使うのは」など、微笑みながら説明してみましょう。

この際、早口になってはいけません。
「わたくし」を早口で言うと、せっかくの効果が薄まるのです。
何の効果か、と言うと、あなたを普段から「わたくし」と言い慣れている女性に見せる、効果です。

レストランなどでも同じです。
レストランに行く時には、予約をしますよね。
ここは、ネット予約ではなく、電話予約をしてみましょう。
電話で、「わたくし、○○と申します。予約をお願いしたいのですが」というように、電話なら、すぐに、「わたくし」が使えます。
レストランに行った時も、受付で、「わたくし、○時に予約した○○と申します」と言えば、そこから、帰る時まで、あなたはずっと、「わたくし」で通すことができるのです。

このように、「わたくし」を意識して使うようにしていると、日常の場では「わたし」を使っているひとでも、いつでも「わたくし」が口から出てくる、という自信がついてきます。
さりげなくしていても、「わたくし」を使いこなせるという自信が、あなたを内面から輝かせるのです。

さらにもう一つ良いことがあります。
「わたくし」で話し始めると、それに続く言葉も自然に丁寧になります。
乱暴な言葉や、敬語を無視した言い方は、「わたくし」には合わないのです。

この際、ついうっかり、いい加減な言葉遣いをしていないか、尊敬語と謙譲語を間違えていないか、などの敬語のチェックもしてみましょう。

まとめます。
「わたくし」は、あなたをランクアップさせる魔法の言葉です。
使い慣れていない方は、ぜひお出かけをして、実際に使ってみましょう。
普段から使い慣れている方は、さらにその上の段階を目指して、言葉を相手に向けてやさしく発しているか、一語一語を大切に話しているか、に注意してみて下さい。

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