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二黒と九紫、ふたたび ③

*この投稿は前回の投稿

…の続きとなります。

通信ネットワークを介して新しい時代が到来しようとしている中にあって、その世界の覇権をかけて様々な形で衝突するアメリカと中国。

2020年、大きな流れとして米中両首脳はそれぞれにとても繊細な流れであることを見てきました。
ある意味、2020年は流れの傾向は違いますが二人のいる流れの強さはイーブンとまとめてしまって良いかもしれません。

そして、その中で前回は9月の流れを見たのでした。
今回は10月以降の流れなどをみてゆきたいと思います。

10月

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それでは盤面を見ながら流れを追いかけてみましょう。
上の図では、赤い丸のついたところが習近平国家主席、青い丸がトランプ大統領です。双方勢いの強い9月を抜けて、二黒土星は西へ・九紫火星は中央へ移動してきます。

二黒土星の10月

勢い自体は9月の勢いをまだ残して調子は良さそうです。ですが、年末に向けて二黒土星は大きな流れの変わり目に差し掛かろうとしています。
ビジネスという意味では、少しペースダウンというところでしょう。
対外的にもあまりきつくでると運気が下がりますので、対外的に飴と鞭を使い分けるなら「飴」を使ってくるかもしれません。

九紫火星の10月

九紫火星は中央にやってきます。中央の位置も勢いは強い場所ですが、その強いエネルギーは今月はむしろ足場固めや周囲の人間の調整に向けられることが多く、対外的に大立ち回りをするという流れにはいないところであります。対中国への「アピール」はあるかもしれませんが、何か具体的な動きをどんどん行う局面ではありません。

また、この月は特にアメリカでは大統領選挙が控えております。
まさに国内の調整・足場固めが重要な時期ですので中国への対応は二の次になるのかもしれません。

総じて

9月ほどの勢いは双方見られないと予想しますが、中国的にはアメリカ大統領戦でアメリカが国内のことに注力している間に何か仕掛けてくるようなことがあるかもしれません。
少し中国の動きが心配です。

11月

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二黒土星の11月

年末に向けて二黒土星に大きな転機が訪れます。
八白土星の上にやってくるということは大きな変化を意味しますが、この変化には大きな停滞が伴います。主に外的な要因によって、これまでの動きに大きくストップがかかってくるでしょう。
しかも、今月の二黒土星は暗剣殺を背負っておりますので、思ってもいなかったアクシデントで流れが止まる可能性もあります。

これまで中国が押さえつけていた国、例えば香港などで巻き返しが起こりその対応で手一杯になって動けなくなるなども想像できます。

また、八白土星の変化は大変化ですので、問題終結の頃にはびっくりするような変化を起こしている可能性もあります。

香港が前の状態に戻るなどあると良いのですが…。

九紫火星の11月

11月、九紫火星は六白金星の上にやってきます。
10月に思うように動けなかった鬱憤を晴らすように改めて動きが活発になってまいります。

トランプ大統領が再選を果たした仮定で話を進めますと、再選を果たした大統領が勢いづいて10月の対外的な遅れを取り戻しに大きく動いてきそうです。とにかく、年内一番と言っても過言ではないほど勢いは強いですので、中国をはじめ各国に色々と言ってきそうな予感です。

総じて

思わぬトラブルで停滞する中国に、勢いを取り戻し強気で動き始めるアメリカ。中国関連でなにか揉め事が起きていれば積極的に手を打ってきそうです。勢いの強さという意味ではアメリカにだいぶ分がありそうです。

こうした中、2020年も12月を迎えます。
12月の月の盤面は2020年の年の盤面と同じ形。
つまり、両者とも今年の流れが強調・凝縮されたような一月になるわけです。

秋からの流れでやってきて、勢いはアメリカの方が若干優勢なのかもしれませんが、米中の間柄としてはお互いにスッキリしないまま、結局はもやもやとしたものを抱えて年越しとなりそうです。

2021年以降は?

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仮に、トランプ大統領が続投したと考えて数年先まで両者の流れを追いかけてみましょう。盤面上ではそれぞれ上のように星は動いてゆきます。

簡単にみてみましょう。

二黒土星の流れ:

2021年:一白水星の上(陥入)

2022年:二黒土星の上(但し破壊殺つき)

2023年:三碧木星の上

習近平国家主席の場合、来年陥入がやってきます。
また再来年には陥入を抜けるとは言え破壊もついていますから、すっきり気持ちよく動き出せるのは2023年からという形になりそうです。

九紫火星の流れ:

2021年:八白土星の上(停止・変革)

2022年:九紫火星の上

2023年:一白水星の上(陥入)

トランプ大統領の場合は、来年九紫火星が八白土星の上に来ますので秋前まではなかなか動きづらい一年です。そこから新しい動きが出てきそうですが、その動きのまま2022年を抜けて動いて行く先の2023年が陥入という形です。トランプ大統領的が元気になるのは2024年のタイミングからでしょう。

総じて

二黒土星と九紫火星、状況は違いますが、どことなく勢いの有無のタイミングが似ています。

来年2021年は両者とも動きの取りづらい一年になりそうです。
そして一年飛ばして、2023年から勢いの差が出始めます。習近平国家主席の方が一足先に元気になりそうですね。

これから先をアメリカ的な視点で見てゆくのであれば、2023年という中国が勢いをとりかえして動き出して自分が陥入するタイミングまでにアメリカがいかに手を打てるかがポイントになりそうです。

つまりその前年にあたる2022年にアメリカがどう出るかによると言えるでしょう。この年、調子は戻ってきつつあるとは言え破壊がついている中国に対してアメリカは好調なはずです。陥入しても大丈夫なほど対策ができていれば、中国を大きく先行させてしまうこともないでしょう。

ただ一つ言えますのは、両者ともしばらくの間はなかなか決定打が出ずにずるずるとやりあっていそうな雰囲気が盤面にあるということです。

世界に名だたる超大国同士、上手に世界の舵取りをして欲しいところですがなかなかそうはいかないものなのでしょうか。

個人的には中国の独裁体制にどうしても共感できませんので、中国アメリカいずれか…といえば、アメリカになんとか優位に立って欲しいようには思います。
もちろん、日本にしっかりしてもらいたいというのが一番ではありますが。

実際に日本的な観点から見ると、米中の動きが止まる2021年に日本が注目を集める流れがあります。
このように日本も折々に活躍の場がありますので、是非そうしたタイミングを活かすように動いて行ってほしいところです。

また、今回は米中にて大きく流れを見てみましたが、これ以外にももちろん日本や、あるいはその他の国が国際社会の大舞台に登ってくるかもしれません。

米中の動きが止まる2021年などは日本以外の国にとってもある意味チャンスでしょうから。

今後の国際情勢、成り行きは非常に興味深いものとなりそうです。


…ゲームの話から広がった今回のお話、
たかがゲームのこととはいえ、実はそこに今後私たちの生活に影響を及ぼすような大きな話が絡んでいました。
国際社会の話は意外と身近なところにつながっています。

「占い」とは「裏なり(裏成り)」とはよく言ったものです。
様々なものの結びつきがより深く複雑化してきた昨今にあって、こうした物事の「裏成り」を発見しますと新しい視点が開けて新しい世界が見えてくるような心持ちがいたします。
これからも注意深くこうした「裏なり」を見つけて行けるよう学びを深めてゆきたいと改めて思います。

みなさんもぜひ、色々と物事の「裏成り」をご覧になってみてくださいませ。
新しい気づきはきっと新しい人生の扉を開いてくれることと思います。


…さて、最初のほうでも述べましたが、アメリカも大統領選が間近です。
中国との行く末を占うにあたっても重要な大統領選、どういう形に終わるのでしょうか。

次回は星の観点から、各候補者の勢いをみてみようと思います。

どうぞお楽しみに。


次回の投稿は8月31日です。




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