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嫌いなことは、何?

最近よく自分のことを考えている。

「考える」というのも、改めて私ってどういう人間なのだろうかと、
過去を振り返ったり傾向を気付きの中で整理しているという感覚。

いくつかわかったことはあった。


そうしたらふとスマホをいじっていたらこんな言葉を見つけた。


「自分のやりたいことを探している人は多く感じるけれど、それに対して嫌なことは何かという視点が抜けていると感じる。」


企業の採用担当者のとある人の言葉です。

何となく自分の嫌なことをわかるという部分にはっとさせられ、
決してステップアップを考えている人に限らずとても大切なことなんじゃないかと思った。

だって何かを判断する際にとても大切なことだと思うから。
そしてあたかも自然にそれが分かっていれば、より当たり前のことに感謝ができるし、ストレスも感じにくくなると思うから。


例えば今日何食べようかなあと考えた時、わざわざ嫌いな食べ物を考える人ってあまりいないと思います。
簡単・時短だといいな、なんか思いながらできれば食べたいものや好きなものがいいですよね。
それは苦手なもの・口にしたくないものを当たり前のように認識している。はたまた、食べたらネガティブな感情になるとわかっているから手を出さない。いちいち考えずとも無意識に避けているはず。

遊びに行くのも気の知れた仲の良い友人を誘いますが、これも何となく選ぶこと。そしていつも通り楽しく終わることが多いと思う。
都度頭で考えているというより、それはもはや本能レベルで選択できているからなのではないか。


「好きなことややりたいことは人生の中で変容しやすい。
でも苦手なことや嫌いなことは概ね変わらないことが多い」

先ほどの方がこちらも併せて仰っていた。なるほどなぁ。こういう大切なことをさらっと言葉に残せる人って素晴らしい。

そういえば会社勤めしていた頃、一回りほど歳上の方から似たようなことを言われたな。

その頃は「わざわざネガティブなことを洗いだすのはなんかナンセンスだなあ」と思っていたけれど、今は自分の弱点を認識していること、そしてそれを選択しないということの重要性がよくわかる。


様々なことができてしまう人もいれば、そうでない人もいる。
決して仕事に限らずありとあらゆる場面で「苦手なこと、避けたいもの」を理解していると生きやすさに繋がるのではないかなと思います。




好きなことは何?

という問い改め、

嫌いなことは、何?



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