お片付け

「お片付け」

お子さんがお片付けができなくて、部屋がいつも物で散乱していて困っている〜という方多いかもしれませんね!
一度綺麗に片付けても、あっという間にまた散らかってしまう〜が現状かもしれません。
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でも叱られて片付けができるようになったという話しは聞いたことがありませんね。やはり「言葉がけ」と、方法を「工夫」することです。
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ではなぜ子供達が片付けられないのか?いくつか理由があると思います。
その理由によってアプローチも変わってきますよね。
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①嫌い、必要性を感じていない
この場合、「部屋を片付けて」と言っても、片付けをしなくても良いと考えている場合です。散らかっていることが気にならないのでしょう。
また単に面倒くさくて片付けが大嫌いという子供達もいます。
そして、そもそも「片付ける」の概念を理解していない場合もありますね。子供達が「飽きたから次!」と玩具をどんどん乗り換えていく光景も珍しくありませんよね。遊び終わった物は、手放したその瞬間に彼らの意識からは消えてなくなっています。そう“片付ける” という概念はなかなか理解しがたいものなのですよ。

また日々の暮らしの中で部屋が散らかっていることや、親が片付けが苦手だったりと環境の影響を受けることも多々あるように思います。

②ストレスが原因になっている場合
生活の中ので親子関係、友人関係などの中で大きなストレスを感じている場合、心に抱える問題が大きくて、彼らにとって片付けをする気も起きないような心理状態になっている場合です。

ストレスによって片付けができない場合は問題を解決していく必要がありますね。

③片付けが苦手、これはストレスの問題以外で、片付けられない場合は病気や発達障害などの可能性もあります。

片付けられない子供の中には「ため込み症候群」といわれる強迫性貯蔵症、ホーディングという障害を持っている場合もあります。
「物を集めすぎて困る」とか「捨てたくなくてしょうがない」という特徴があります。
これらは遺伝的要素からくる障害らしいです。
整理整頓が苦手な場合はADHDも考えられます。
そう過敏になり過ぎることはないと思いますが。
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子供達は、親が呼びかける声も聞こえないほど遊びに没頭しています。そんな時に「そろそろ片付けなさい〜!」と言われたら「なんで〜?」となりますよね!きっと子供達にとって片付けると言うことは、自ら遊びを中断させることを意味してしまうのではないでしょうか?だとしたら……そりゃあ〜片付けないですよ!「お片付け」のイメージは最悪ですね!
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片付けをしなくてはいけないと感じながらも、どうやって片付ければ良いのか分からないお子さんも多いかもしれません。
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一緒に片付けをすることで、片付けのコツを教えてあげましょう。この「一緒に〜」が大切です!

部屋での探し物が多いようでしたら、一緒に分類したり、整理したりする作業を通して、部屋を片付けることは生活を快適にし、物の置き場所を把握することにもなるとわかるかもしれません。
またお子さんの片付けられない理由や行動の癖も見えてくるかもしれませんよ。
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つい散らかしてしまう癖を解消するための対策を一緒に工夫することで、散らかさないためには「具体的にこんな工夫をしたい」という、対策の意図も理解してくれます。

例えば、ゴミ箱の置き場所ひとつとっても、ゴミを入れやすい場所へ移動するだけで、ゴミ箱へゴミを入れる行動がかなり増えると思いませんか?

床へ置きっぱなしにされないように、サッとっ片付けられるような棚やかごを用意したりと、片付けの環境を整えることは、片付ける方法が分からない子供達の助けとなります。
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昔息子に言われました。
「部屋が汚いと怒るのに、自分から部屋を綺麗にしてスッキリしていても褒めてくれないんだね〜」と。
ドキッ……確かに綺麗な状態を当たり前だと思っていたと反省しました。

片付けを始めた時
片付けをしている時
片付けが終わった時
こまめに褒めて、子供達の片付けへのやる気を引き出す必要がありますね。
ついつい、その片付け方に文句を言いたくなる時もありますが……これでは駄目ですね!
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また園児さんだったら、家族の一員として、「お手伝い」という役割分担を与えることはとても効果的です。
家を片付けたり掃除をしたりするようなことをお手伝いとして当番制にしたら、部屋の片付け自体にも興味を向けてくれるようになりますよ。
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必要な時に必要な助けをタイミングよく差し出し、子供達に寄り添っていくことで、片付けられない子も少しずつ片付けられるようになると思います。最初はしてるかしてないかわからない状態でも、あっと言う間に上手になります!
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そして片付けは教えていかなければならないものであると意識して欲しいです。なぜなら、

「身の回りを清潔にし、衣服の着脱、食事、排泄などの生活に必要な活動を自分でする」
「幼稚園における生活の仕方を知り、自分たちで生活の場を整えながら見通しをもって行動する」
「共同の遊具や用具を大切にし、みんなで使う」
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これは幼稚園入園時の書類に記載されている言葉ですが、社会には守らなければいけない規則があるということを、子供達はお片付けを通して学び、集団生活の準備をしていくのです。
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おもちゃを持って歩けるようになったらお片付けはできます、目安としては2~3歳ぐらいですね。

小さいお子さんは、一緒に片付けながら「この積み木は、あの箱に片付けようね」「このミニカーはあっちの箱ね」と、“具体的に”、“何をどこへ”片付けるのかを伝えてあげることが大切です。というのも、一緒に片付けながら動作を教え、それを何度も繰り返すことで、片付けるということを理解するようになるからです。
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子供達の手先はとても不器用なんですよ、だから蓋が固かったりすると、それだけで自分でできる可能性を妨げてしまうことになります。
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大人のやることをそのまま真似したい時期でもあるので、子供達の近くで楽しくお片付けをして、まずは背中を見せてあげましょう。子供達に「自分も同じことをしてみたい!」と感じさせるのがポイントですね。
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人間の脳は秩序を好み、無秩序な状態が目に入り続けると集中力が低下すると言われています。
散らかった環境にいると自制心も低下するとのこと。さらに、散らかった家庭環境で生活している人のほうが、血中濃度が高いこともわかっています。
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小さい頃から片付け習慣を身につけさせることには、一定の意義があると言えそうですね。
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3~4歳ごろ、自我が芽生えて負けず嫌いな性格が出てきたら、お片付け競争をするのも手です。
「よーいどん!」で競争にして、誰が早く片付けられるか〜。
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「片付け=遊びを終わらせるもの」ととらえてしまいがちですが“遊びの延長” として再認識させてあげれば良いのです。
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例えば、
「さあ、どっちが早く片付けられるか競争だ!」、「○○くんとママ、どっちがきれいに片付けられるかな? 」
と競争心を刺激したりと、ちょっと手加減をしながら勝たせてあげると、上機嫌になって「お片付けって楽しいな!」と思ってくれるはずです。
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また「片付けタイム」を作るのも効果的!毎日○時○分になったら片付けタイムを15〜20分取るように決めてしまうのです。一緒にどこまで綺麗になるかな〜とスタートです。
「もとの場所に戻そう!」
「同じ物は同じ所に!」
など決まり文句を言いながら、そして具体的にどこが上手にできたかを褒めてあげて下さい。これも大切、きちんと見届けないとすぐにやらなくなってしまいます。
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大人のNG言葉、こんなこと言ってませんか?

「早く片付けなさい!」
「何回言ったらわかるの?」
「1人で片付けてよ!」
「ママの大変さわかったでしょ?」
「珍しいこともあるものね!」

など……。

工夫とやる気になる言葉がけ、考えてみて下さい。
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