後出しジャンケン、あなたは何を出すか?
これは実際のジャンケンであなたが何を出すか?という話ではありません。
日々のコミュニケーションにおいて、あまりにも後出しジャンケンで勝ちにいっている人が多いな〜という印象を受けることがあるので、このnoteを書いてみました。
<こんな人に読んでほしい>
・相手を否定するタイプのコミュニケーションが苦手
・ニュースなどで批判的な意見を聞いたときに違和感を感じる
・もっと生産的な話し合いをしたい
などなど
1.なぜこのnoteを書こうと思ったのか?
まず、このnoteを書こうと思ったのは、「世の中には、人の意見に対して批判的なコメントがたくさん寄せられている」という状況をたくさん目にしてきたことが一つの原因になっています。
例えば、昨今騒がれているコロナウィルスの件、政治の話、芸能人のスキャンダル、SNS上での誹謗中傷・・・。
これらの状況には基本的には関わりたくない、というのが僕の信念なんですが、決して無関心で何も考えていないわけではないので、ひとり自問自答していたときに、ふと思ったことがあったので「後出しジャンケンの話」として書こうと思いました。
2.基本的に後出しジャンケンすれば勝てる
みなさんも後出しジャンケンをしたことってありますよね?
あれは、よっぽど鈍感じゃないと基本的に勝てます。
アイスブレイクで「後出し負けジャンケン」というものがありますが、これは、後出しジャンケンにおいて、後で出す側がわざと負けるというものです。
アイスブレイクになるくらいなので、負けなきゃと思っていても後出しジャンケンで勝っちゃうことが多いんです。(人は無意識で勝とうとしているのです)
3.「後出しジャンケンで何を出すか?」で何が変わるのか?
まず前提として、後出しジャンケンでコレを出せばオッケー!みたいなことが言いたいのではありません。
しかし、何を出すか?で、状況は大きく変わる可能性があると思うのです。
具体的に考えてみましょう。
以下、相手の手が『グー』だったとします。
①こちらが『パー』を出した場合
・こちらの勝ちです(気持ちいいですね)
・世の中で一番多いパターンだと思います
・話し合いなどのコミュニケーションでは「討論」になりがち
・ときには、相手の揚げ足を取ることも
・先手を出した人はどうなるでしょう?
(後出しする人が嫌いになる?もう何も言いたくなくなる?…)
②こちらが『チョキ』を出した場合
・こちらの負けです(悔しいですね)
・自己否定になる可能性もありますね
・もしかしたらわざと負けたのかもしれません
・しかし、相手とは分かりあえてない可能性も
・負けたらそこで終了です
③こちらが『グー』を出した場合
・あいこです
・相手と同じ手なので、相手の気持ちは理解しやすいでしょう
・話し合いであれば、相手の立場に立つ、という感じでしょうか
・相手と同じ手を出しているので、「あいこでしょ!」をします
(もう一戦します)
・引き続き、話し合いをします(対話が生まれる?)
・最終的にどちらが勝ちか決まってしまうでしょう
(でも納得感が違うはず!)
4.あなたは「後出しジャンケン」何を出しますか?
と、まあこんな感じで「後出しジャンケン」で何をだすか?
で全然違う結果になると考えてみました。
人間は、本能的に勝ちにいっちゃうものだと思います。(僕もそう)
しかし、「後出しジャンケン」で時に引き分けてみるというのも、これからの時代では素晴らしい手になるのではないでしょうか?
それではみなさん、「あいこでしょ!」
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