見出し画像

健全な会社(組織)を目指すためには、「3つの幸せ」を目指してみるといいのかもしれないという仮説【ティール組織】

自分の会社やチームを良くしたい!と思っている人は多いはずだし、たくさんビジネス書や組織論の本を読んだり、セミナーに行っている人も少ないないと思う。
でも、実際に会社が取り組むことって、評価制度をつくったり、1on1をはじめたり、心理的安全性をつくるための雑談を増やそうとしたり、理念やビジョンをつくろうとしたり。。
もちろん、これらの取り組み自体がダメではないんだけど、壁にぶつかってしまったりしてしまう会社も少なくないように思う。

今回は、僕がこれまでに「どうすれば個人のキャリア上の幸せが実現できるか?」「組織内で一人ひとりを活かしながら良いチームの状態を実現できるか?」を支援したり、考える中で思うようにあった、「具体的にこの3人を幸せにすることができたら組織って幸せなんじゃね?」という話です。

(理念づくり、1on1などのプロジェクトではなく、具体的な「人」に焦点を当てて、その「人」がどうすれば幸せになれるか?を考えるというところがミソです!)

具体的には、以下の3人です。
1人目「経営者」
2人目「女性」
3人目「卒業生」

■1人目「経営者」
「ティール組織」の著者でもあるフレデリック・ラルー氏が、マッキンゼーを退職した後、エグゼクティブコーチ(経営者向けのコーチ)をしていたときの感じた違和感として、「どの経営者も幸せそうじゃない」と感じたそうです。
経営者って、創業者も雇われ経営者も含めて、一番責任を背負っているし、一番会社のために時間を使っていることも多いだろうし、一番社員のことを考えていることも多いと思う。でも、その経営者が幸せそうじゃないって辛くないですか?そもそも、会社の代表であると同時に、一人の人の人生として幸せじゃないってどうなんだ、と思うわけです。
「社員は上司の背中を見る」と言いますが(本当に言うかわからない。笑)少なくとも、自分の上司が幸せそうじゃないと「この会社で働きつづけるのは難しいな」と思う可能性は高いですよね。つまり、経営者が幸せそうに働いていると、働く社員も釣られて幸せになる。というロジックです。

そのために、僕ができたらいいなと思う取り組みは「経営者フリーランス化計画」です。
これは文字通り、経営者がフリーランスみたいに会社の経営もしつつ、自分の人生で実現したい他のこともフリーランスのように組み合わせながら働く。というものです。

想像してみてください。
経営者が、会社の経営もしつつ、毎週金曜日の夜の好きな日本酒BARを開きながら、週末は地域のソフトボールチームの監督をして、たまに個人で本業と関係ないカメラマンの業務も請け負っている。みたいな自由な働き方をしている経営者って幸せそうじゃないですか?
そんな経営者の下で働いていると、自分もいずれはそういう働き方とか仕事をこの会社にいながらできそうだ!って思えるんじゃないですか?

■2人目「女性」
その会社に関わる女性を幸せにすると、男性も含めた全体の幸福度が上がる気がしてます。
例えば家族をイメージしてみてください。父親が幸せそうにバリバリ働いているけど母親がしんどそうな家庭の子どもは幸せですか?父親が肩身がせまいけど、母親が幸せそうな家庭の子どもの方が幸せそうじゃないですか?
会社内でも、女性が幸せに働けている方が全体の幸福度が増す気がしてなりません。

うちは、男性ばっかりの会社(部署)だから関係ない!と思われる方。いやいや、その方が既婚者であれば、奥さんが幸せですか?と聞いてあげてください。きっと奥さんがストレスを抱えていると、旦那さんは会社では相談していなくても、悩みのタネになっているかもしれません。逆に奥さんが幸せであれば、旦那さんも気持ちよく仕事にのめり込めるのじゃないでしょうか?

■3人目「卒業生」
卒業生とは、その会社を辞めた人たちのことです。
その会社を辞めた人たちが幸せかどうかなんて関係ない!と思われる方もいるかもしれません。そういう会社は、そもそも「いい退職事例」がない会社なんだと思いますし、退職した人と、その後も関係が続いている会社って素敵じゃないですか?僕はメリットだらけだと思いますよ。

例えば、採用の段階で「うちにはこういう活躍をしたあと、会社を辞めてこういう会社で次のキャリアを歩んでいる人がいる。」と採用見込者に伝えることができると、それだけで採用力が高まります。
また、良き卒業生と現役社員との情報交換や交流の機会をつくると、現役社員にとってもよい刺激と成長の機会にもなります。
さらに、卒業生が数年後にまた働きたいと戻ってくる可能性も高まりますよね。フルタイムの社員以外でも柔軟に働ける余地を残しておけば、こんな即戦力の仲間を、コストゼロで迎え入れるなんで奇跡ですよね。


▼noteをお読みいただいてありがとうございます!▼
もしよろしければ、フォローいただくか、コメントいただけると嬉しいです。レスポンスが遅いかもしれないので、Twitter「@hello_kidotti」のフォローか、もしくはDMなどいただけると嬉しいです。喜びます!本当です!
みなさんの思う疑問や違和感と一緒に、僕もいろんなことを考えたり生み出したりしたいので、ぜひレスポンスお願いしますm(_ _)m


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?