心理学をやって

今回は大学で勉強した心理学について

と言っても大した大学じゃないし、なんなら自分が高成績で卒業したわけではないから知識はあまりないため、そういった専門知識の話はなしで。

自分がやった分野は臨床心理学のため、人の心を読むとか、仕草や発言で相手がどんな人か見破るみたいなことはやってないため、そういうのとは一切無縁にある。

よく、学部学科を聞かれて心理学と答えると「心読まれちゃう〜」みたいなことを言われる。これはあるあるではないかな?寧ろそういう心を読むコツを学べる学科はあるのか逆に気になるところだ。

そしてもう一つ、これはかなり驚いたが「昔なんか人間関係で困ったことがあったのかな?」と返してくる人がいる。この返答にはだいぶ驚いた。こう返して来る人は分かってるなと思う。自分も病んでた時期はあるし、人間関係にも悩んだことはあったから、その言葉はだいぶ刺さった。

そういうのも踏まえつつ、なぜ自分が心理学を専攻したのかというと、自分は圧倒的にコミュニケーション能力が低いと高校3年生の時に感じたからだ。バイトしたり、近所の人と話したりと、社会的に会話をする機会はあって、友達ともなんなく会話もできていたと思うが、それでも自分の知らない話やつまんない話が出たりするとあまり興味を持たなくなったり、上手い返しが出来なかったりして変な間を作ったりするのが申し訳なかった。それに、社会人になって就職したらコミュ力は大事だと思い、やるなら大学生で勉強しようと思った時に、そういうのは心理学だと学べると知り、心理学を選んだ。

他にも、自分は本が好きだし、文学部に入ろうか悩んだが、どっちが将来の役に立つか考えた結果心理学を選んだ。今では心理学も就活にはそんなに役に立たなかったため、文学部に入っても良かったかなと思ったりもする。

主に授業内容は、心理学の基礎知識、カウンセラー目線の人の見方などを勉強した。多分このカウンセラーの視点や物の考え方をやったことが自分にとって大きいものになったと言える。それプラス、小説を読むようになりもっと人が持つ考え方などを見つめる機会が多かった。文学的な内容は分からないが、大学4年間で心理学と文学、どちらも出来ているような気もするので、この大学生の勉強はものすごく身になったと思える。

卒業研究では、なにか心理学観点から小説を読もうとして「罪と罰」を犯罪心理学というテーマで論文を書くことができた。正直、この卒検が一番楽しかった。この時、勉強嫌いな自分が初めて「勉強楽しい!」と感じることができた。

コミュ力を高めたいと思って入った大学で、自分がどれだけコミュ力が高められたかわからないが、自分なりに分かったことがあって、コミュ力は

話し手だけではない

ということがわかった。
よく話せないから、言葉を詰まらせてしまうからコミュ力が足らない、コミュ障だと言われる場面がある。自分もコミュ力ないと言われたこともある。でも、相手のことも考えず、一方的に自分は話せる気になってベラベラ話している人は僕はコミュ力高いとは思わない。なんなら、話を「聞ける」人の方がコミュ力が高いのではないかと考える。そう考えることもできたので、そんな適当にコミュ力を上げたいが理由で入った大学も今では悪くないと思える。

これが自分が心理学をやって良かったことの一部。

心理学やろうとしてる人の参考になったりしたら嬉しいです。ありがとうございました。

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