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一つの問題には一つの正しい答えがあるという思い込み

以前にもブログで書いたかもしれないけれど、一つの問題にはそれぞれ正しい一つの答えがある、と無意識に考える人が増えてきたように思う。

複数の選択肢から一つを選んだり、これから先どうするのかを決めたり、何が重要なのかを考えたり、いろんなシチュエーションがあるけれど、そんなとき、「何が正しい一つの答えなのだろう?」と考えてしまう。

What?とかHow?とかWhen?とか、そんないわゆるオープンな質問をされたときでさえ、何が正しいのか、その一つの答えは何なのか、と瞬間的に考える。

でも実際には、たった一つの正しい答えなどないことのほうが多い。

いくつかの選択肢からどれを選んでもそれは「正しいたった一つの」選択肢ではないし、これから先「こうするのが正しい」という決定はないし、そのときに「重要な一つの答え」もない。

そこにあるのは、自分はどう考えてどの選択肢を選ぶのかあるいは選ばないのか、これから先どうするのかを自分でどう考えて決めるのか、何が重要なのかを自分ではどう考えるのか、ということだ。

たまに「私はどうすればいいのでしょうか?」とすぐに誰かに問う人がいる。それは言い換えると、「どうすれば正解なのでしょうか?」という問いだろう。それに対しては、「あなたはどうしたいのか?」と返すしかない。

人生の大きな決断はもちろん、日々の小さな選択も、「正しい一つの答え」がないことのほうが多い。「私はどうすればいいのでしょうか?」と人に問う前に、自分はどうしたいのかを、自分で考えて、判断して、それに基づいて自分で行動することが求められるのだと思う。

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