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ネガティブな言葉を使う人には気をつけろ

特に十代の留学生たちと話をするときに気をつけているのは、できるだけネガティブな言葉を使わないことだ。

中でも、「それはダメだ」とか「あなたは間違っている」とか、そんなすべてを否定するような言葉はできるだけ使わない。

ネガティブな言葉を言われると、不安になるし、その言葉だけが心に残るし、ずっといつまでも気になるし、場合によってはその言葉に行動が影響されてうまくいくこともうまくいかなくなる。

大人が子どもに、あるいは、力のある人が弱い人に、立場が上の人が立場が弱い人に、ネガティブな言葉を使うとき、どこかで、相手をコントロールをしようという意識があるように思う。

誰でもネガティブな言葉には感情が強く反応してしまうし、影響を大きく受ける。言い換えると、その言葉にコントロールされてしまいがちだ。

使う人はそれを利用している。

いつも自分よりも力や立場が弱い人に対して強いネガティブな言葉を使っている人は、無意識なのかもしれないけれど、その人をコントロールしようとしているのだと思う。

だから、私自身、留学生に対してだけではなく、ネガティブな言葉はできるだけ使わないようにしているし、自分に対してネガティブな言葉をかけてくる人には注意をする。

もっと広く言えば、広告や勧誘などで強いネガティブな言葉を使って、聞いた人を不安な気持ちにさせるものに対しては、注意が必要だと思う。そんな言葉を使う人は、その言葉の効果をよくわかっているのだから。


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