起業する前にチェックする3つのこと

自分でビジネスを始めようと思ったとき

自分でもビジネスはできるのかな？

と不安になりますよね。

そこで、今回はビジネスを始める前のセルフチェックをお伝えしたいと思います。

チェック１　情報や知識があるかどうか

ビジネスを行っていくときに、絶対にないとこまるもの、それが情報や知識です。

例えば、ラーメン屋を開店するにしても、ラーメンの作り方だけではなく、材料の仕入れ先、飲食業の営業許可申請、銀行融資の受け方（開業資金を借りる場合）、税金の申告の手続き、など、たくさんの情報や知識が必要になります。

そのため、自分が商品を仕入れて、販売して、代金を回収して、税務申告を行うまでの一連の流れを、紙に書き出してみると良いと思います。

その上で、各工程でわからないところがないかを、確認していくのです。

例えば、
営業を開始する前であれば
　・どこで商売するのか？場所を借りるのか？自宅か？
　・ビジネスを行うために公の機関への届け出は必要か？
　・開業にどのくらいの資金がいるのか？

商品を仕入れる段階であれば
　・どこで商品を仕入れるか
　・仕入れた代金はどう支払うのか？現金？掛け？手形？カード？
　・仕入れに使う代金はどこから捻出するのか？自腹？借入？

商品を売る段階でれば
　・どこで売るのか？実店舗？オンライン？
　・代金回収はどうするのか？現金？掛け？手形？カード？
　・売上の代金はどこで保管するのか？金庫？預金？

書き出してみて、知識や情報がないことに気付いたら、その部分を本やセミナーで勉強したり、専門家のや実際に起業している人の話を聞いて埋めていけばＯＫです。

チェック２　自分のメンタルは安定しているか？

ビジネスを始めると、クレームを言われたり、売上が上がらない時期があったりと、不安や恐れを感じる機会も多くなります。

そのため、自分が凹んだときに、自分で自分の精神を立て直せることが必要になります。

ビジネスに挫折してしまう人の多くは、商売がうまくいかない時期に、心が折れてしまって廃業してしまうのです。

自分のメンタルが安定しているかどうかは、普段、自分が感情とどのように付き合っているかを、メモしてみることがおススメです。

特に怒りや不安、恐れ、焦りなど、ネガティブな感情を感じたときに、その感情に流されずに、気持ちを切り変えて、次の行動を考えることができたかどうかを、確かめてみるのです。

メモをしてみて、不安に流されてパニックになってしまったり、怒りが制御できずに周りに不機嫌さをまき散らしたりすることが多かったなら、メンタルの安定を高める訓練をしましょう。

具体的には、感情を感じたときに、「ああ、自分はそう感じているんだな」と感情を観察する練習をすることです。

練習していくと、だんだんと自分の感情に流されなくなります。

チェック３　売上に繋がるものがあるか

ビジネスは売る商品がないと始まりません。

そのため、自分のスキルや経験で売り上げに繋がるものがあるか、あるいは何かを販売するのであれば、売れる物品を仕入れることができるのかを確認しましょう。

もし、今、売上に繋がるスキルや物品を仕入れるあてがないのなら、まずはそれを見つけましょう。

おわりに

起業をするときには、度胸と勢いは大切です。
けれども、継続的にビジネスを行っていくためには、次の①～③が必要です。

①　情報・知識
②　メンタルの安定性
③　商品

面倒くさいと思うかもしれませんが、しっかり準備をしてから始めると、その後の継続がとても楽になります。

だから、まずは足場固めをすることをおススメします。