おわりから考える

おそらく、物語には終わりがあるから魅力がある。終わりを意識しながら生活するのが楽しい。終わりがなければ、何かの期限がなければ時間という概念はなくなる。時間の概念があるから物語は彩りをもつ。作品になる。別に作品をつくれば良いという訳ではない。人生の価値観は人それぞれ。しかし命には期限がある。だから、「時間」は生命にとって目を背けるべきではない存在であり、かつ、魅力をもつ存在である。良いときもあれば悪いときもある。変わらず時間は進む。ではこの時間の流れの中で何をするのか。大事なのは、心だ。この流れの中を無意識に流れるのか、はたまたその流れに逆らい自分を持つのか。自分という、ともすると見失ってしまう小さな存在をしっかりと見据えることができるか。自分と対話できるか。この濁流の中で自分に集中できるのか。多くの人はどうだ。流れに身を任せてしまっているのではないか。自分が間違っているのか。いや、時間は有限で、流れに乗っている暇はない。自分は自分であることを、しっかりと見つめること。時間は有限であること。小さな自分と対話を続けること。本当に自分がしたいことは何なのか。変人でもいい。とがっていてもいい。ありのままに、全力で生きよう。

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