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ガサツな父とガサツな娘が作る自作防音室 シーズン4

はじめましての方ははじめまして!

すでにご存知の方は、お世話になっております!

菊花ゆいです。

ガサツな父とガサツな娘が作る自作防音室、シーズン4の今回は...

下記の4本立てでおおくりします。

①中の様子について

写真で見ると、中はこんな感じです。

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動画で詳しく見ていきます!

録音システムについてなのですが、

当初はiPadでDAW画面をリモートコントロールし録音する予定でした。

ですがそれだと、下記のように色々と使いづらい点が出てきてしまいます。

・その場でパパッと波形を編集したりできない

・リモートは重い

・iPadとメインPCを同じネット回線に繋がないといけないが、iPadを有線接続することが何故か私の場合できなかった。無線で繋いだ場合、今度はメインPCが無線対応しておらず、外部アダプタを使ってもうまく行かなかった

・マイクの音量を調整するのにわざわざ防音室を出て8m先のメインPCまで行かなくてはならない

・マイクシールドを入れるための穴を防音室に開けなくてはいけないが、穴を開ければ開けるほど遮音性能は劣る

・iPadの画面は、ごちゃごちゃしてみずらい

そのため、内部で完結できるように新たにオーディオインターフェイスを導入しました。

②防音効果について

では、実際遮音性能はどの程度あるのかです。

測定には積分形普通騒音計 NL-06という、JISおよびIEC規格に適合した騒音計を使っていきます。

この騒音計はお住いの区役所や市役所などで借りることができます。

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ネットなどで調べると、防音室は一般的に-30db以上であれば効果がしっかりと確認できると言われているようです。

実際様々な防音室メーカーもD-30(-30db)以上の製品を発売しています。

今回測定したところ、

50Hzでは、72db→32db(-40db)

400Hzでは、77db→34db(-43db)

2000Hzでは、80db→35db(-45db)

8000Hzでは、73db→26db(-47db)

という結果になりました。かなり遮音性能はあるのではないかなと思います!

測定アプリなどもあるのですが、精度比較を行ったところNL-06と結果にかなり差(13dbほど。)がありました。

③吸音効果について

それでは次に、吸音効果について見ていきます!

音源を用意しました。

ティンホイッスル、アコギ、シェイカー、ボーカル(喋り)です。

Living(今までの制作環境)と、B(自作防音室)です。

いかがでしょうか?

ボーカルが一番わかりやすいかと思うのですが、リビングよりデットな感じで取れていると思います。

また、Livingで録音したソースにはサーっというノイズが入っているのに対し、防音室で録ったソースにはそういった音が感じずらいです。

④防音室を2週間使ってみた感想

実際に2週間使ってみると、めちゃめちゃいいです。

何がいいかって、遮音効果ももちろんですが、一つの部屋感、個室感がとてもいいです。例えるなら、トイレにいるような落ち着き感。(笑)

私はもともとリビングで制作している(自分の部屋がない)という特殊な環境だったので、個室で黙々と作業できる場所があるというのはとても心地良いなと思いました。

今はコロナが流行っていて、リモートワークを推進している企業がとても多いですね。音楽制作だけでなく、リモートワークにも防音室はいいと思います。

Twitterで知ったのですが、
政府は最近の流れを受けて、2021年度に在宅勤務用の自宅リフォーム費用の3分の1を補助する制度の創設をめざしているそうです。

詳しくはこちらの記事をお読みください。

防音室を導入するなら、今がチャンスかもしれませんね!

第4回にわたってお送りしてきた、

ガサツな父とガサツな娘が作る自作防音室シリーズ

今回で一旦終わりとなります。(また防音室に変化があったらシーズン5を書きます。)

数ヶ月に渡りお付き合いいただき、見守っていただきありがとうございました!

それでは、また他の記事でお会いしましょう!

菊花ゆいでした。

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