きびゆりえ

日建設計のイノベーションセンターで社内外をつなぐ役割を担いながら、一般社団法人FCAJ…

きびゆりえ

日建設計のイノベーションセンターで社内外をつなぐ役割を担いながら、一般社団法人FCAJで場を通じた共創やイノベーションについて研究しています。共創を概念ではなく、手触り感のあるものにするために事例やフレームワークを発信し、人や場を繋いでいます。♯パーパスモデル #都市 ♯官民共創

マガジン

  • パーパスモデル

    • 16本

    パーパスモデルは、多様なステークホルダーが一緒に活動するための「パーパスを中心とした共創プロジェクトの設計図」です。誰がどんな共通目的のもとにどんな役割でなぜ関わっているかを可視化することができます。事例を図解した記事や、図解をうけての分析記事、書き方・活用方法などを紹介していきます。 このたび、パーパスモデルの本が出版されました。ぜひそちらもあわせてご覧ください! https://amzn.to/3BUFbj4

  • PURPOSEHOODマガジン

    立場や専門性を超えて新たなチャレンジを一緒に実現しているプロジェクトたちを紹介しています。

  • 変革の時代の組織リテラシー

    • 10本

    多摩大学大学院MBAの「プロジェクト・マネジメント」の講義資料をクリエイティブコモンズで公開しており、こちらは全10回の講義をまとめたマガジンです。 「なぜ今、プロジェクト・マネジメントが必要か?」 プロジェクト・マネジメント(PM)は決められたプロジェクトを実行する技術論と捉えられがちですが、それに留まりません。組織活動がプロジェクト化する現在、PMは変革の時代の組織リテラシーとなりうるものと考えます。本講義ではこれまでの手法や考え(PM2.0)をどうアップデートし、PM3.0を目指すかについて考えていきたいと思います。

最近の記事

【2023年版】これを見ればきびの活動がわかる総まとめ

こんにちは!きびです👋 振り返りも兼ねて「これをみればきびの活動がわかる総まとめ」2023年版もつくりました。2022年はパーパスモデル本の出版とイベントに明け暮れていましたが、2023年はまさかの共創の場の運営者として再び走り続けた1年でした… 昨年に引き続き、1年分の活動総まとめと今何してるのを一気にご紹介させていただきます! PYNTってこんな場所なのか!講演こんなテーマで話しているのか!こんなWSしているのか!など、お声がけの参考にもして頂けると嬉しいです!  自

    • 推したい会社は、誰かを推している

      こんにちは、きびです👋 —----- この文章は、Money for Goodとnoteで開催する「#推したい会社」の参考作品として主催者の依頼により書いたものです。 —----- 推したい会社というお題を見たとき、意志のあるトップがいる会社や、事業を大きく変化させて社会にとってより良いものに転換した会社など、色々思い浮かんだのですが、今回はそんな先頭に立って自分で引っ張るリーダー的な事例ではなく、誰かの想いを支えるフォロワー的な企業の取り組みに注目してみたいと思います。

      • これを見ればきびの活動がわかる総まとめ

        こんにちは!きびです👋 「これをみればきびの活動がわかる総まとめ」ができました。パーパスモデル本の出版に向けて走り抜けた2022年…普通に振り返りnoteやろうとしたら想像以上にイベントレポートやアーカイブ動画、記事など見ていただけるものがたくさんあり… 活動総まとめと自己紹介記事を兼ねて、こちらで一気にご紹介させていただきます! また、こんなテーマで話しているのか!こんな組織とWSしているのか!など、お声がけの参考にもして頂けると嬉しいです! noteの最後に来年やりたい

        • パーパスモデルユーザーインタビューシリーズ#01 UDCK 八崎篤さん・東京大学 笹尾知世さん

          こんにちは👋 きびです。この度、書籍刊行に合わせて、パーパスモデルが実践者にどう使われているのか、リアルな声をお届けする企画を開始しました!その名も「パーパスモデルユーザーインタビュー」シリーズ🎉!! 「パーパスモデルユーザーインタビュー」はパーパスモデルを実際にプロジェクトや事業で使用してくれている様々な立場の方にお話を伺い、誰に対して、どんな目的でどう使ったのか、実際にどんな効果があったのかなどをユーザー目線で話していただくシリーズです。 記念すべき第1回は、「複数の

        【2023年版】これを見ればきびの活動がわかる総まとめ

        マガジン

        • パーパスモデル
          16本
        • PURPOSEHOODマガジン
          0本
        • 変革の時代の組織リテラシー
          10本

        記事

          社会に変化をつくる”共創”とはなにか?どう実現するのか?

          こんにちは、きびです🙋‍♀️ 今日は「社会に変化をつくる”共創”とはなにか?どう実現するのか?」についてお話ししたいと思います。 【サマリー】 ・1章では「この調査をはじめた目的と背景」について ・2章では「共創でなにができるのか」について ・3章では「共創事例を分析した調査結果から得た知見」について ・4章では「実際のプロジェクトでの活用」について ・5章ではまとめとして「PURPOSEHOODの必要性」について 書いています。 パーパスモデル-人を巻き込む共創のつくり

          社会に変化をつくる”共創”とはなにか?どう実現するのか?

          プロジェクトがどう成熟するかを時系列でみてみた

          こんにちは、きびです👋 今回はパーパスモデル「時系列編」です! 実は半年以上前にできていたのですが、なかなか記事として出せていなかった、事例の変化を追っていくパーパスモデルの使い方についてお話しします。 成功した事例の今の状態をただ真似るのでなく、その「はじまり」や「過程」を見直すことが重要で、「これからはじめる」ひとの背中を押すことにつながるのではないかと思います。 というわけで今回取り扱う事例は4つ。 ◆1つめは下北沢のBONUSTRACK 小田急線地下化により生

          プロジェクトがどう成熟するかを時系列でみてみた

          パーパスモデルでみる都市のブランディング3事例

          こんにちは👋きびです。 パーパスモデルの記事も5本目、今回のテーマは『都市のブランディング』です。 世界で注目される強みをもった3都市や地域の事例を取り上げました。 この記事では、共創を可視化する「パーパスモデル」という手法で事例を図解しており、どれも図解した本人が『いい・・・!』と思った事例を紹介しています。 はじめに 今回取り扱うのは土地や地域のブランドを作った取り組みです。 ・アートとテクノロジーの祭典を起点に未来社会を考える、オーストリアの都市 ・美しい自然と風土

          パーパスモデルでみる都市のブランディング3事例

          パーパスモデルでみる環境への取り組み4事例

          こんにちは👋きびです。 パーパスモデルの記事も4本目。場の4事例にはじまり、ソーシャルアクション4事例、読み方書き方とツールキットの公開ときて、今回のテーマは『環境』です。 この記事では共創を可視化する「パーパスモデル」という手法で図解した本人が『いい・・・!』と思った事例を紹介します。 ・技術力と消費者の巻き込みで服を再資源化する事業 ・博物館と一体になったファッション業界のイノベーション施設 ・選手もスタジアムもサポーターも世界で最もグリーンなサッカークラブ ・アニミ

          パーパスモデルでみる環境への取り組み4事例

          パーパスモデルの見方・書き方とツールキットを公開します📖👏

          こんにちは。きびです👋 共通目的を可視化するためのツール「パーパスモデル」を公開して約半年、パーパスモデルを実際に活用してみたいという声を多数いただいたため、簡単にパーパスモデルを作成するための『ツールキット』を作成しました🎉 この記事では、パーパスモデルの見方・書き方の改めての説明をしています。 🔔2022.08.15 update 最新のツールキットはこちらの記事からご覧いただけます👇 そのため、本記事の内容は古くなってしまっています。ぜひ、以下の記事からご覧くださ

          パーパスモデルの見方・書き方とツールキットを公開します📖👏

          組織のイノベーションを「場」から生み出すために何を考えるべき?

          こんにちは。きびです🙋‍♀️  この記事は組織のイノベーションを「場」から生み出すために何を考えるべきかについてお話しします。2019年に私が所属する一般社団法人FCAJと6社が合同で行ったリサーチ結果とそのフレームワークをもとに書きました。 ※一般社団法人Future Center Alliance Japan (FCAJ)は、産学官民が参加・連携する組織であり、経済と社会を繋ぐオープンイノベーション の「場」として、自社や自組織の枠を超えた社会課題や未来課題への対応、新

          組織のイノベーションを「場」から生み出すために何を考えるべき?

          なぜ20代で大企業や行政と共創すべきなのか

          こんにちは。きびです👋 先日、世代や属性を超えて社会的意義のある共創を増やしていくための研究プロジェクトを立ち上げました。 この記事はその背景にある、なぜ「次世代との共創」が日本における課題なのか、そして、なぜ20代で大企業や行政と「共創」すべきなのかについて書きました。 日本が抱える課題 組織、専門性、性別、宗教、地域… 世界には様々な分断がありますが、「世代」はデジタル化が進む現代において、大きな分断です。実家の祖母より、オンラインで繋がる同世代のブラジル人の友達の

          なぜ20代で大企業や行政と共創すべきなのか

          共通目的を可視化するためのツール「パーパスモデル」4事例

          こんにちは。きびです。ついにnoteをはじめました👏 この記事では、共創やイノベーションの場を研究している私が、素晴らしい!!と思った4つの事例を「パーパスモデル」を通じて紹介します。 というのも、先日Twitterで研究中の「パーパスモデル」について呟いたところ、予想以上の反響を頂いたので、なぜこのモデルを作ったのかも含めて少しまとめてみました。 🎉🎉🎉\学芸出版社さんより書籍化が決まりました/🎉🎉🎉 2022.07up ついに書籍発売します!!!(2年越し) パ

          共通目的を可視化するためのツール「パーパスモデル」4事例