第6回溶け合う正解を目指して

最終回:”溶け合う”世界を目指して

前回は、機微力検定の中身についてご紹介しました。

今回はいよいよ最終回です。

「機微力検定」の存在意義や具体的な活用方法、そして”機微力”を通して目指す世界について、お話を伺いました。

ーーー”異文化”は国籍の違いだけではない。

今までの連載回で、"機微力"は異文化間の円滑なコミュニケーションに役立つ力だとご紹介してきました。一般的に「異文化=異国籍」とイメージしますが、お二人の考えは少し違っているようです。

飯島さん:もちろん、異文化=国籍の違いもあります。実際、外国人の中には日本特有の”察する文化”にハードルを感じる方がとても多いんです。そこで私たちは「日本企業に入っても馴染めないのでは…」と抵抗を感じる外国人の方に対して、日本の文化や習慣を事前にeラーニングで学んでもらうスタイルをとっていました。

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ただ、現在はグローバル化が更に促進されていますので、外国の方に学んでもらうだけでなく、日本人から歩み寄ることも必要ではないかと考えています。「機微力検定」を通して、日本人と外国人双方が”機微力”を身につけることによって、心地良いコミュニケーションを実現できると信じています。

また私たちは、異文化=世代間や価値観の違いとも捉えているので、その点では日本人同士のコミュニケーションでも「機微力検定」を十分に活用して頂けると思います。

ーーー「機微力検定」の活かし方は無限大です。

それでは、実際に「機微力検定」を受けた企業や学校は、その後に検定結果をどう活かせば良いのでしょうか。受けて良かった!とメリットを感じられるかが気になったので、具体的な活用方法を聞いてみました。

飯島さん:それでは、企業の場合の検定結果活用例をご説明しますね。

■メンバーの組み合わせ
⇒メンターと新入社員の組み合わせ選定など
■海外事業の人材選定
⇒過去に海外で活躍した人材の特性を抽出
■社員の育成
⇒足りていない特性を育成する、強みを伸ばす、個性を生かす

もしも”機微力”が著しく不足している社員がいた場合、それを根拠なく個人の主観のみによってストレートに伝えると、一歩間違えれば人格否定やパワハラにもなりかねません。しかし、フィードバック面談として検定結果を見せながら伝えれば、本人は自身の特性を定量的に・視覚的に把握できるため、自然に受け入れやすいと思います。検定を通して一人一人と向き合うことで、個性を伸ばす人材育成最適な人員配置に役立てて頂きたいです。

また、「機微力検定」は採用選考においても有効だと考えています。自社で活躍する傾向にある特性・コンピテンシーをあぶり出して採用試験に取り入れれば、効率的かつ有効的な人材採用につながります。学校では就職支援や国際交流の活性化に使えますし、可能性は無限大だと思っています。

このような検定結果の活用方法を記載した手引書や面談マニュアルの作成、ワークショップ開催などもお客様にご提供しています。

ーーー「機微力検定」を通して目指す世界

飯島さん:たとえば「富士山や京都が好き」という外国人はとても多いですよね。日本の”見る文化”が親しみを持たれているのと同じように、「日本企業もグローバル企業も共に自分たちが活躍できる場だ」というイメージを持っていただきたいんです。そして、留学生や外国人社員の皆さんがイキイキと働ける日本になることを願っています。

山本さん:僕は、”機微力”が日本から世界中に広まることを願っています。各国の言語で”機微力”という言葉が理解されることで、異なる文化や考えが溶け合う世界を実現したいという気持ちが大きいです。そのために、海外での国際海外発表では”機微力”について現地の言葉で発信し続けていこうと思っています。

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最後に…

”コミュニケーション”は、全ての人間にとっての課題かもしれません。
ただでさえ日本人同士でも難しいのに、進み続けるグローバル化。
異なる文化や価値観をどのように認め合うかは、企業や教育機関など多くの組織にとってますます重要な問題になると思います。

そんな中で、異文化間の円滑なコミュニケーションに役立つ”機微力”を発信している「株式会社KIBI/機微力研究所」は、非常に社会的意義のある企業だと感じました。そして、多くの労力と時間をかけて個人の特性と検定結果の相関関係を証明した「機微力検定」は、グローバル社会でぶつかるであろう課題の解決にきっと役立つと思います。

この連載記事を通して、山本さんと飯島さんの「機微力を通じて社会の役に立ちたい!」という純粋で真摯な想いが伝わり、”機微力”が世界に広がっていくことを願っています。

(取材:野沢都子

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KIBIは外国籍の皆さんのサポートをしています。 日本で外国籍人材が隣にいる生活は、ある人にとってはもう日常ですが、ある人にとってはそうじゃない。知らないからこそ怖くて拒絶したくなったりする。でもそれ…もったいない!発信していくことが未来を照らす第一歩かなと思ってます。

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