“想い”を繋いでいく。@北大祭2024
異世界に入り込むような感覚。
それは新しい出会いときづ(ず)きが得られる空間。
そんな空間を創り出したのは北大祭2024。
北海道大学社会連携サークルきづき・きずきのブースでした。
私たちサークルきづ(ず)きは昨年に引き続き、北大祭にて「Culture &Sports fes!」を出展しました。
今年のサブタイトルは ~知的好奇神の祭典~。
2023年よりも進化した数々の企画ブースでお客さんの好奇心、そして我々サークルメンバーの好奇心も刺激しました。
今回はそんな北大祭2024を率いてくれた全体統括の「冷やしトマト」さんへの取材を通して、皆さんと本企画を振り返りたい思います。
それでは本編へ。
▶︎ 1分で振り返り!
北大の第二体育館が縁日のように彩られたのが今回の「Culture &Sports fes!」(以下、カルスポ)の特徴である。
体育館の入り口から伸びる一本道の続く先には御神木があり、そこでは自分だけの“知的好奇神”に出会える聖地が。
まるで神社で行われるお祭りのように、一つ一つのブースにワクワクしてしまい、目が奪われてしまうほどに魅力的な企画だった。
2日間で多くの来場者の心に知的好奇神を宿らせた本企画は、一体どのようなきっかけから生まれたのだろうか。
▶︎ 好奇神の祭典!? 知ることから生まれる好奇心の創造
“知ることから始まる日常とより楽しくするきっかけづくり。”
サブタイトルの~知的好奇神の祭典~を設定したのはそんな思いからだと語る「冷やしトマト」さん。
「冷やしトマト」さんは日本の文化を国内に伝えたい・知ってほしいという思いがあったそう。
それは日本の伝統文化が好きだからという自分の中の好奇心からだ。
その好奇心の源泉は歴史や文化に感じられる「人の想い」が関係している。
日本文化への想いを『日本に生きていた沢山の人々の想いや祈り・人生の積み重ね、それらと土地の様子を映す鏡』と表現する。そして、文化は他の人の人生をみることができるものであると熱い想いを馳せる。
「冷やしトマト」さんにとって、文化を知るということは“地球を知る”ということにもなり、一人の人間の人生だけではなく、色々な環境で生き、交流した多くの人々の鏡こそが“文化”というものだそうだ。そして日本の考え方というのは誰かを想う気持ちでできている優しく自然的な文化であり、その美しさに魅了されると語る。
『“知る”ということは知的好奇心につながる』
この考えこそが本企画で多くのきづ(ず)きを生んだ背景にある。
また、以前の記事でも紹介した「VR×農業体験ツアー」のブースを出展した「いっちー」さんも『生産者の過程を知ってほしい』『自分が動くきっかけづくりになれば』という思いの源泉が“知的好奇心”だと語っていた。
(「いっちー」さんのアツい想いが語られた前回の記事をまだ読んでいない方はぜひ読んでみてほしい。)
これらのことから「カルスポ」の“知的好奇神”が集結した本イベントは、出店者たち自身の知的好奇心を来場者の方々に楽しんでもらうことを通して、来場者自らの知的好奇心を育むイベントとなった。
来場者の方や北大祭運営の方からも好評をいただいた今年の企画だが、その背景には本気で楽しむことに挑戦したメンバーたちのアツい構想準備期間があった。
▶︎ 初めての挑戦、乗り超えた準備期間
準備期間のことを聞くと「毎日忙しかった」と笑顔で語る「冷やしトマト」さんは北大祭2024では多くの初めてにチャレンジした。
準備期間はとにかく大変だったと振り返る。
サークルに加入したのが昨年の北大祭の後だったこともあり、期待に応えたい、という想いと先輩方がつくった「カルスポ」を必死に成功へ繋げるという思いからのプレッシャーを感じながら励んだ。
本イベントは学生だけではなく、社会人の作家さんなどにも出展していただいた。
「冷やしトマト」さんにとっては学生以外の方との出展のやりとりやセッティングも初めての経験だったそう。
普段関わらない方と関わるのは、新しい経験となり新鮮さがあったそうだ。
学生以外にも協力していただいた背景には水引きなどをはじめとする伝統工芸品や体験ワークショップから作品や制作に込められた祈り・想いを体験や実物を通して知ってほしいという思いがあったそうだ。
全体統括として率いる責任や自分の立ち回りに苦戦しながらもサークルメンバーや連携先と協働した本企画。
そんな挑戦を乗り越えた「冷やしトマト」さん。
サークルとしての北大祭2024振り返ってみると “みんな” というワードがキーになっていた。
▶︎ “みんな” と共にあった北大祭2024
全体統括として北大祭2024を振り返ってみて、当初の知的好奇心へのアプローチについて聞くと難しい面もあったと語る。
知的好奇心を刺激したいという思いから今年の北大祭を構成しており、その仕掛けをつくることに多くの時間を費やしたが、仕掛けの作成が時間などの都合から思うようにいかなかったという。
また、自身が発案した構想ということもあり、メンバーにタスク分配する前に自分が試作を重ねなくてはならないということが自身のキャパに圧をかけてしまったそうだ。
しかしながら、行動に移しながらも改善策を考え、実行してみるとメンバーのために行ったことが結局自分のためになったこともあるそうだ。
それらのことを通してタスク管理・分配やスケジュールの共有の面で次へ繋げられる改善点を感じたと語った一方で、企画をみんなで取り組むというひとつの目的は達成できたと嬉しそうに語る。
自身の考えや定例会などでブラッシュアップされた案にみんなで協力したことが1つの大きなものを作れたという達成感に繋がったそうだ。
装飾なども今年は自分たちで作るものが多く、テスト期間も重なり多忙な中でもメンバーたちと協力しながら北大祭2024へと準備を進めた。
北大祭2024当日では来場者の方に声をかけてもらう機会も多かった「冷やしトマト」さんは企画を楽しみ、そして企画の意図を理解してもらえた瞬間、さらに企画を通して伝えたかったことに対して来場者の方が親しみを持っていただけた場面に喜びと充実を覚えたそうだ。
▶︎ 北大祭2024での きづき と きずき
「冷やしトマト」さんは北大祭2024での きづき と きずき について振り返る。
ー きづき ー
『1つのことに数ヶ月を捧げたことでの達成感と楽しさ』
北大祭2024全体統括という役割を完走した「冷やしトマト」さんは大変なことが多くあった一方で “100%の努力をもって何かに向き合うことが自分にもできたのだ” という気づきをこの北大祭2024で得た。
そして、ターゲット層・スケジューリング管理といった今回の経験から気付いた、“実現のためのプロセス” を今後のイベント企画に活かしたいと語った。
ー きずきー
『昨年からのバトンを来年へと繋いでいく』
サークルきづ(ず)きが北大祭に出展する「カルスポ」。
その“第2回目”を完走したことに大きな意味があると語った。
昨年初めて出展したことが今年に繋がった。
そして今年も出展できたことで、また来年以降に繋げていける。
1回の花火では終わらない。
新たな学び・下地を築き、サークルの中で積み重ね、次はさらに良いものへ__。
そんな役割を担えたのではないかと「冷やしトマト」さんは感じていた。
▶︎ 多くの好奇心から “自分” と “今” を見つめる
多くの体験と挑戦をした北大祭2024。
「冷やしトマト」さんの次なる挑戦について伺った。
『やりたいことは一杯ある。』
そう語るのは好奇心に溢れている「冷やしトマト」さんらしいものだった。
しかしながら、やりたいことが一杯ある中で、『学生のうちにしかできないこと+得意なこと』『やりたいことを活かせること+提供できること』について模索段階にあるという。
全部同時にはできない。
学生という限られた時間の中で自己分析をしながら “今” と “自分” がやるべき事とはなにか。
「冷やしトマト」さんは問いと向き合う。
その問いの こたえ として“プロジェクト”というキーワードがあるようだ。
「冷やしトマト」さんの挑戦はまだまだこれからなのかもしれない。
もしかしたら、いつか「冷やしトマト」さんの自己分析のこたえの1つに、あなたも遭遇するかも…?
その時はあなたの知的好奇神も顔を出すかもしれませんね。
(インタビュー:名畑)
( 編 集 :胡桃澤)
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