ペロシ下院議長 訪台か

 米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官は1日の記者会見でペロシ下院議長をめぐり「台湾を訪れる権利がある」と述べました。
 また、「中国は台湾海峡やその周辺で激しい軍事活動を増やす口実にすべきではない」と強調し、中国に自制を求めた、とも言われています。
 一方、中国は反発を強めており、2日から南シナ海で軍事演習を実施すると発表しました。

カービー戦略広報調整官 発言内容
・以前、1997年にもギングリッチ下院議長が訪台。
・ペロシ下院議長の訪台は、長年にわたる米国の政策と一致する
・中国本土と台湾が不可分とする中国の立場は理解
・台湾の安全保障に関与する米国の政策は変わらない
・訪台した場合、中国の対抗措置があるようだ

 下院議長は、副大統領に次いで大統領継承順位2位の要職であり、中国は強く訪問中止を迫っているようです。先日の米中首脳電話会談でも、バイデン大統領に対して、内政干渉は火遊びとけん制しています。

 米国は不測の事態に備えて、空母ロナルド・レーガンを中心とする打撃群などを配置しています。
 中国も、南シナ海で2日から6日まで軍事演習を行うため、船舶の進入禁止の警告を出したと伝えられています。

私見
 なぜこのタイミングで訪台されるのでしょうか。
 中国へのけん制、世界へのアピール等でしょうか。
 ロシアのウクライナ侵攻が続いており、世界的インフレも続いているなか、このタイミングで訪台しなければならない理由が気になります。



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