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実名でnoteを始めて半年経ちました。

先日とは違って、あんまり意識が高くない話を書きます。特に後半はひどい。

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僕がインターネット上で実名で何かを書いたのは、下の所信表明noteが初めてでした。

そこから半年で書いた記事は20件あまり。大してバズりはせずとも、毎回確実にある程度の方には読んでいただけているようで、率直に言ってとても嬉しいです。僕が最初に(途方もない)目標として打ち立てた「自分のことを知ってもらう」ことさえ、実現にむけて少しずつ近づいているような気がします。

ピースオブケイクの社員であることについて

しかしこの話を進める上で、僕がこのnoteを運営しているピースオブケイクの社員であるという事実を無視するわけにはいかないでしょう。実際「株式会社ピースオブケイク」という会社に好感を持って、僕のnoteをもフォローいただいている方もかなりの数いらっしゃるのではないでしょうか?

「あっ、ピ社の人だ!フォローしとこー!」みたいな感じで。もちろん、それはそれでありがたいし、とても幸せだと思います。職場がこんなにも愛されているなんて、滅多にないことでしょう。

ピースオブケイクという会社は、noteやSNSに限らず社員の表現活動に縛りを設けていません。エンジニアにはOSSのコミュニティ活動をしている人もいるし、デザイナーがCDジャケットのクリエイティブをしていたり。好きなAV女優を甚大な熱量(と細心の配慮)を以て紹介するnoteの記事を書いて、社内で熱い歓待を受けた社員もいました。

僕自身文章を書くのが好きなこともあり、真面目なものからくだらないものまで好き勝手書き散らしてきました。それでもやはり、運営元の社員であるというのは一応頭の片隅に置き、言葉遣いや諸々の配慮等、線を一本引くようにはしています。

そういえば昨日、会社からもこんなのが出てました。留意した上で大いにSNSを楽しもうと書いてあります。ざーす。

とはいえ、たまにそのタガが外れてこういうのを書いたりもしました。そしてこういう記事に限って長く読まれていたりするのも、noteの妙というやつでしょうか。

ちなみに色々なところでしつこく言及していますが、「社員だから『編集部のおすすめ』に載りやすい」とか無いですからね。一人一人こだわりの強い編集部の面々はそういうタマではありません。

想定外の反響をもらったことについて

一つ異色なネタをぶっ込んだことがありました。

これは社内に自販機部という謎の部活動が立ち上がったことに伴い、自販機なら俺もネタ持ってるもんねという程度のノリで書いたものだったのですが、おすすめに取り上げられたこともあり、思わぬ反響をいただきました。

特にびっくりしたのが、投稿して1ヶ月半くらい経ったある日、突如としてキャンプ界隈の方々がわらわらとやってきてTwitterで拡散してくれたりしたことです。noteの裾野の広さと、どこにどうハネるか予測のつかないSNSの醍醐味みたいなものが印象に残っています。

何を書けばどこにハネるかということを僕レベルが意識してもあんまり意味ないなと思った一つの契機でした。だってこんなのわかんないもん。それよりも熱と偏愛を込めて書いた方が、たぶんよく読まれるし、なんといっても楽しい。ということで、より書きたいものだけを書こうと思ったのでした。

noteを中心としたコミュニティについて

上で一線を引く話をしましたが、社員であることもあり、noteクリエイターの方と積極的に交流をするのもどうなのかなーと当初は思っていたのです。が、僕の奥さんの飲み友達がnoteを始めnoteのコミュニティの中にずんずん突っ込んでいくのを目撃したあたりから、noteの世界とプライベートの境が溶解していく感覚を覚え、もうなんかよくわかんねえしどうでもいいなという感じで、深く考えるのをやめました。

そもそも、僕が書いたものに対してきちんとリアクションをくれているのに、こちらからは精々いいねくらいしかしないのもちょっと素っ気無いよな、と。されて嬉しいことはこちらもやるようにしよう、ということで心が動いたものに対してはコメントと拡散をするようにしたら、徐々に顔馴染み(?)ができてきた感じがします。多分その繋がりで、最近では謎の秘密結社にフォローされました。(マジで謎の存在なので、もはや最初にどうやって認知したかも覚えていない)

時系列は前後しますが、そんな感じでゆるっと楽しんでたところに開催されたのが、僕が当日凸って入れなかったことである意味有名な「note酒場」でした。(今思えば、体調不良でダウンした同僚の代打で来たとか言って入っちゃえば良かった)

この日の中締め後の企画として職場で開催された「noteの中心でnote愛を叫ぶ」という企画には参加したんですが、本チャンに凸って入れなかったのがどうでもよくなるくらい、感動しちゃったんですね。

noteの話をするためにわざわざ遠くから来て、しかもその話を聞く人で職場のホールがぎっしり埋まるとか、あれあとほんの少しでもメンタルが不安定だったら泣いてたよ。あの光景はうちの会社の人みんなに見てほしかった。みたいなことを広報のもりもとさんと後ろで見ながらずっと言っていた気がします。もし次回あったら、なみきくんは絶対に来るように。

ということで、noteのコミュニティはnoteの中の人から見てもとても尊いものなのでした。

マイベスト記事について

自分が書いた中で一番のお気に入り。実は上で触れたアラフィリップのやつも結構好きなんですが、やっぱりこれでしょうか。

一見note酒場のレビューに見えるせいか、ぶっちゃけ参加者以外にはあまり伸びなかったのですが、僕がインターネットに向けて主張したいことの95%くらいはこの記事に詰まってます。勢いで書いたにしてはいいこと言ってる。こないだのアドベントカレンダーの記事はこれを同じ稼業の人向けにリバイズしたものです。

うちの社長の加藤さんが菊池寛の話をするように、徳力さんがコピーロボットの話をするように、僕はことあるごとに追試の話をしていくんだろうなと思っています。(※本当に伝えたいことを何年にもわたって言い続けると凄みが出ることをこの二人から学びました)

まとめ

今日日、所属入りで実名と顔出しで何かをインターネットで表現するのは、何を言うか(そして何を見るか)さえ気を付けておけば特に怖いものではなく、むしろ得るものの方が多いという気づきを得られたのはこの半年の収穫でした。さすが個の時代とけたたましく喧伝されているだけはあります。20年モノの殻から這い出てよかった。

今後も好き勝手に書いていくのですが、なにとぞお付き合いいただけたら幸いです。笑

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