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僕が全力で勧める漫画10選

自分のキャリアを話す機会によく喋ってるんですが、僕は学生時代に漫画家になりたかったんです。上には上がいますが、漫画は人並み以上には読んでる方だと思ってます。で、たくさん読んできた中で「多分一生忘れない」であろう漫画を10作品、ピックアップしました。外出自粛の暇つぶしに、ちょっと読んでみてください!

10位 四年生&五年生

げんしけんで有名な木尾士目先生が昔書いてた漫画。自堕落かつシニカルな、よくいる男子大学生の物語。モラトリアムを何とか言語化しようとしてる漫画。退屈で散漫な日々。でも、静かに確実にやってくる将来への不安。倦怠期を迎えている同棲大学生カップルに贈りたいです。

9位 サユリ一号

昔から自慰行為の時に妄想してた、理想的な空想上の女の子とそっくりな女の子が現実に現れるも、彼女がサークルクラッシャーだった、、、と厨二病としては設定だけでご飯三杯位食べれる漫画。根拠なきプライドだけがアイデンティティの文系男子大学生がグサグサ刺される漫画。

天才と言われながらもその後表舞台には現れていない村上カツラ先生の名作。

8位 恋は雨上がりのように

バツイチ子持ちのファミレス店長のおっさんに、バイトのJKが恋をする、というお話。ご都合主義の色恋コメディかと思いきや、純文学のような肌触りを持つ作品。最近きゅんきゅんしてないおっさんが読むと死んでしまうと思うので薦めません。
大好きだった人がいた事がある人は読むと爽やかな切なさに包まれるはず。恋はなー、雨上がりのようなんだよなー。

7位 BECK

ハロルド作石先生の屈指の名作。音楽漫画でもロック漫画でもなく、「ロックバンド」の魅力を描いてる作品だと思う。ロックってのはつまり成り上がりで、反体制。逆境に会いながらも上り詰めていく少年たちの物語。あらゆるアーティストのオマージュが作品に頻繁に出てくるので、洋楽ロックファンにはそれだけで楽しめる漫画でございます。

6位 はじめの一歩

森田ジョージ先生の名作。30年くらい連載しててまだ続いてるご長寿漫画。
いじめられっ子の幕内一歩がボクシングと出会い、強くなっていくという王道ストーリーながら、とにかく熱い。男だらけの部活経験がある人なら「この感じ分かるわー」となるのでは。
伊達vs一歩と、その流れを受けた千堂vs一歩が個人的なクライマックスです。どの試合がベストバウトかは、ファンによって違うはずで、それがまたこの漫画の面白いところ。だから、異論は認めます!

5位 海猿

ブラックジャックによろしくで有名な佐藤秀峰先生の出世作。ドラマや映画化もされた(権利関係で揉めてたけど)。海上保安官の奮闘を熱血漫画タッチで描いた名作。海難に巻き込まれた人たちを何とか救おうとする海上保安官達のドラマが熱い。圧巻はラストミッションの、飛行機不時着レスキュー。これで泣かない人って存在するのかとまじで思う。
読め。

4位 うさぎドロップ

宇仁田ゆみ先生の名作。知人に借りて、あまりにも好きすぎて自分で買いなおした位には大好きです。

両親を亡くし、引き取り手がいない少女「りんちゃん」を独身アラサーおじさんが引き取る、という物語。

映画化もされ、りんちゃんの幼少期ばかりがクローズアップされますが、物語後半戦のりんちゃんJK時代がやばいです。そしてとんでもない展開が待っている最終回。読んだ人の意見が男女で綺麗に分かれるのが個人的には面白いです。読んだらラストの感想聞かせてください。

3位 アドルフに告ぐ

手塚治虫大先生が書いた名作。手塚治虫といえばブラックジャックや鉄腕アトムが有名ですが、僕はアドルフに告ぐの方が好き。
「ヒトラーが実はユダヤ人だった」という設定のもと、日独混血のアドルフ、在日ユダヤ人のアドルフ、そしてアドルフヒトラーという3人のアドルフを取り巻く歴史サスペンス。

第二次世界大戦の史実をなぞりながら進んでいく人間ドラマは、相入れない人間関係が大きなうねりになっていく戦争の悲惨さをよく表しています。

そして物語のラストは、あの場所が舞台になっています。

現代に続くドラマ、GW中に必読です。

2位 火の鳥

続けても手塚治虫大先生の最強作。永遠の命を持ち、何度でも復活する火の鳥を巡る人間達の物語。オムニバス形式になっており、大和時代や鎌倉時代などを舞台にした作品もあればロボットが出てくる未来を舞台にした作品もある。
手塚治虫の構想では、過去編と未来編を交互に組み合わせ、最後は「現代編」で終わるはずだったのだとか。そして、自分の命が終わる死の直前に、最後の一コマの筆を入れる、というのが彼のプランだったそう。
ところが急な病で倒れてしまった為、その構想が実現する事はなかった。
壮大すぎるスケールの漫画ですが、ページを巡る手が止まらない面白さ。是非読んでみてください。

1位 風の谷のナウシカ 

言わずと知れた宮崎駿大先生の超名作。映画しか見てない人は死んだほうがいいと思う。漫画版読め。
映画の内容は、この漫画版の超序盤までです。
映画版のその後、王蟲とは何か、腐海とはなんなのかが解き明かされていきます。
世界の仕組みそのものに挑んでいくナウシカ、クシャナ、ユパ、アスベルの運命は?

圧倒的なスケール感で物語が進んでいき、世界の摂理を理解した後に最後にナウシカがとる選択に完全に惚れます。一生ついて行きたくなります。

そういえば、公には言いませんが僕の理想の女性はナウシカでした。公称では宮崎あおいですが。

と、いうわけで超個人的な趣味全開の記事でした。興味ある漫画があったら是非ポチってみてください!

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