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『文字』に魅せられた男

 文字とはなんぞや。文章とはなんぞやぞや。
我々の様な、書く事、自己表現を文字に起こす事が、好きで好きで止められない者にとって、それは永遠のテーマではないでしょうか。
文体には流行があり、まるで髪型や服を変える様に、その時に合った風俗に適合してきたかと思われますが、文字は不変です。
問題はそれらを如何に組み合わせ、文章/スペースにどの様な意味、リズムを持たせるか。

 優美な文章もあれば、無機質な文章もある。文字列と文字列の合間、一見して何もない様に思えるその空間に、実は途方も無い思考の影が見え隠れしていて......。
という事を考えていると、夜眠れなくなる。
他の方の記事でも、スペースを上手く使っている物がとても多くて、勉強させて頂いてます。


 最近、自分の記事を読み返して思うんですがタイトルに『の』が多い。やたらと多いです。
昨日までに投稿した46個の記事中、18個が「〇〇 の ◯◯」という物になっています。

『の』使用率、約40%!
一般的な記事タイトルにおける『の』使用率は23%(個人調べ)と考えると、これは圧倒的な使用率と言えるでしょう。
言葉をあまり知らないから、そうなるのではないか、と思った訳ではないけど、語彙の幅を広げる為、辞書を読んで勉強しようと思います。
これは、言い訳ではないです。
決して言い訳とは違います。

 言い訳ではないですが、私は『の』がもつ曲線が好きです。見方によっては曲線しかないのではないかという美しさ。しかも、文法上での汎用性は高いとくれば、もう使うしかない。
ひらがな+ひらがなの間に押入れなければ、これ以上の適役はいないと思います。
以下は例ですが、

①『夏至の日』
②『げしのひ』
③『静寂のジムノペディ』
④『せいじゃくのジムノペディ』

①③の組み合わせである
(漢字+漢字)
(漢字+カタカナ)
では、『の』が持つポテンシャルを最大限に出してあげる事が出来ます。
②はなんか可愛いですね。
幼稚園の子供が、こんなタイトルの日記をつけている所を想像すると、少し微笑ましいです。
④は、胡散臭い童話みたい。
まぁ......人によるか、これは。

 『の』
を使いたいけど、昨日も使っちゃったしなぁ、というので実際にタイトルを変えた物もあります。そう、自己満足上等です。
これからも自己満足でやっていきます。
の君も、どんどん使っていきます。
決して開き直りではないです。

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