見出し画像

#15「あと1年半。」3年入江りか

初めまして。
関西学院大学サッカー部女子チーム3回の入江りかです。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでくださると幸いです。

地元の小学校のサッカーチームに入りたくても、受験勉強のため入らせてもらえず、放課後にボールを蹴って走り回っていた小学生時代。

同じ小学校だった友達と「女子サッカー部を創る」と意気込み関西学院中学部に入学するものの、陸上部に入部し、指導者に恵まれていたにも関わらず、ただ練習をこなすだけで多くのチャンスを逃していた中学時代。

陸上競技の魅力を感じ、自分がサッカーをやりたかったことなど忘れて指導者に恵まれなくとも、自分でメニューを組み練習に打ち込んだ高校時代。

教職課程を履修しながら、高校で陸上をやり切りやっぱりサッカーがしたいという思いから初心者ながら入部を決めた大学生活。

私の部活動経験を述べるとこんな感じです。
サッカーを始めたのは大学から。

私が大学に入学した頃(2022年)の女子チームは今と比べると人数が少なかった。しかし、今は人数も増え、経験者が集まるようになった。それに伴い、公式戦ではベンチメンバーには入れているものの出場時間のない試合が続いた。

試合に出れなくなるにつれ、「悔しさ」と同時に「大学始めだからしょうがない」という諦めを感じるようになっていった。

次第に、チームの勝敗にも関心が湧かなくなり、一昨年の秋リーグで入れ替え戦に負けた時も、昨年の春リーグで1部昇格した時も、秋リーグで2部へ降格した時も「嬉しい」や「悔しい」と思うが、心の底からは思えなかった。
また、そんな自分に腹が立っていた。

しかし、今年の春リーグでの1部昇格を掛けた関西大学との最終節。結果は1-0。勝利を収め、1部昇格が決まった。自分の出場機会はなかったが、心の底から「嬉しい」と思えた瞬間だった。

自分でも驚いた。
上手く言葉で表すことは出来ないが、丸2年かかってようやくチームの一員になれたと感じた。

今まで何度も辞めたいと思ったし、悔しい・辛い思いもたくさんしてきた。「陸上を続けていたら、、」と考えてしまう日もあったし、「幼い時からサッカーをしていれば、、」など後悔する日もあった。

しかし、

初心者の私に1から教えてくださった早崎さん(監督)や健吾さん(キーパーコーチ)を含め、

分からないところを分かるまで説明してくれたり、一緒に自主練をする中で基礎から教えてくれる、
パスが正確に出せるようになったり、ボールを納めることができたり、些細なことでも出来るようになると気づいてくれて褒めてくれる、

そんな監督・先輩・後輩、同期がいるから「もっと頑張ろう」と思えるし、「自分で決めた道だからやってやる」と自分を奮い立たせることが出来る。

こんなに本気でスポーツに打ち込めるのも大学生が最後。

歴代の先輩たちに「上手くなったね」って思われるように、
後輩に原動力を与えれるように、
同期と一緒に全員で試合に出れるように、
チームに少しでも貢献できるように、
後悔なく引退の日を迎えれるように、 

もう2年半が経った。
まだ何もやれてない。

残り1年半。多分、あっという間の1年半。
1年半後には社会人。

全力で取り組み、駆け抜けます。
そして、成長します。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?