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正解と信じたい、新時代の日本政界のパイオニアの菅司令塔

・セミナー:
パソナグループ 事業創造フォーラム
~変化に挑む~ポストコロナの日本経済

・登壇者:竹中平蔵

出典:パソナグループHPより引用

10/20(火)参加したウェビナー。
世の中の政治経済の動きをベースに、分かりやすく説得力ある持論展開が的を射ていると思う竹中平蔵さん。

主に以下3つの構成
①コロナ関連
②菅政権のポイント
③デジタル資本主義のポイント

①を踏まえた上で②の現状→③の成功へ向けた提言。
あっという間の45分間で充実した内容。
長文ながら重要なので備忘録としてグラレコ。

以下、概要。

①コロナ関連
一見、下記の通り、低いように見えて、実はリスクの高い日本。
油断大敵であり、リスク対策の施策が不可欠との現状。

・死者数はアメリカの1/40、欧州の1/80→アジア圏だと高数値(中国の2倍、シンガポールの1.5倍)

・人口一人あたりの医者の数はドイツやノルウェーの僅か1/2

・前後の失業率は2.5→3%とだが、独自の助成金による休業者(潜在的失業者)多数

※パンデミックの教訓の中で特に留意事項

・社会の弱点を露呈(日本だと①デジタル化②非常事態のガバナンス)

➁菅政権のポイント
■概要
・安倍政権の3本の矢を継承×独自施策のハイブリッド

・デジタル庁を軸とした、横串による、全省庁を巻き込んだ行政、組織、規制改革全ての抜本的な改革
→組織+政策指令の両縦割り行政=セクショナリズム解消
→経済財政諮問会議×規制改革会議の2本柱+成長戦略会議など、一貫性ある会議体

■キーワード(最重要の成長戦略として)
・アーリーサクセス&サプライズ
→例:携帯料金引下げ、日本学術会議へのメスなど、国民目線の施策→共感→期待→支持率UPへ

・コーポレートガバナンス強化
→意に反する経営者は市場から退場

・労働市場の流動化
→新陳代謝による生産性向上

③デジタル資本主義のポイント
・無形資産への投資(現状弱い→GAFA、BATHと大きな差)
→データベース×人的投資⇔有形資産(設備や機会などモノ)

・Data Free flow with trust(信用あってこそのデータ活用)
→スーパーシティ構想など特区構想(住民のコンセンサスがマスト)

・産業再生機構のような民間の力
→救済×プロアクティブな仕組み⇔リアクティブ

以上、一見、諸外国に比べて平穏な日常の裏に潜む、財政赤字や企業債務。
データが示す様々な顕在、潜在的リスク。
知っておくべき事実と政府の動向。

具体例が満載で分かりやすいストーリー。

かつてNBAデビューした日本人バスケ界のパイオニアの田臥勇太選手と同じくらい期待したい日本の今後の可能性。

意識すべきは自分の意思を示すこと。
他人事でなく、各自が司令塔として、自国の運命も人生も決めるべく手を挙げて、結果を受け止める。
だからこそ大阪都構想も政界の動きもしっかりWatch。

その重要さを改めて認識させられた貴重な基調講演。

日々インプット↔アウトプットのPDCAを継続。

#竹中平蔵
#政治経済
#菅総理

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