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「孤と個の独特のグルメを通じた王道エンタメ」荒木飛呂彦さんからの学び③

漫画の基本4大構造。(重要な順)

①キャラクター➁ストーリー③世界観④テーマ

それらを包括して魅せるのが”絵”。
”神様”であり”必殺技”であるという描くこと。

①~④は単体でなく、それぞれが絡み合い魅力を発揮。

「荒木飛呂彦の漫画術」に明記
ビジネスにも通じる要素

その中に記載のあった「孤独のグルメ」
テレビでも人気の番組
その人気の秘訣と四大構造

・キャラクター→井之頭五郎という際立った主人公
・ストーリー→サラリーマンの日常を描きつつ、腹が減っては戦ができぬ、と日々営業先のランチ店へ入り、心ゆくまでひたすら食を堪能する、というシンプルな起承転結の物語
・世界観→B級グルメ
・テーマ→お腹が空くと人は孤独になる、という究極の人間像

そしてそれら四大構造を形にする絵
(漫画の原作)

没個性として描かれている主人公とは逆に、徹底的にリアリティを追求した食事

なるほど…

一方で、たまに観ることがあるTV番組

ギャル曽根さんの出演する、有吉ゼミでのチャレンジグルメというコーナー

・キャラクター→ギャル曽根さんという際立った主役
・ストーリー→時間内に各店舗の提供する自慢のボリューム創作料理を、絶対王者が食べ切ることができるか?
もう一つ、脇役の芸人やスポーツ選手などの参加者がどこまでその主役を追い込めるか?
・世界観→大食いと芽生える参加者の団結力?
・テーマ→おそらく王道と革新?矛と盾?

※主役勝つのが分かっていながら、起承転結で、一見量を増しただけに見える料理のボリュームの中に潜む、隠れ具材など、料理提供側の仕掛けもあり、食べ切るまでの物語に山や谷があることなど、何となくドカベンのように分かりやすく、それでいて、もしや…と絶対王者の敗北が頭を微かによぎるハラハラ感。

そしてカメラワークの良さとギャル曽根さんの絵になる、清潔感があり、美味しそうに、それでいて豪快に食べる姿。

そんな四大構造と、それらを表現する「絵(画)」の秀逸さ

私見ながら、それが人気番組たる所以

絵の学びの為に読んだ本ながら、それ以外の副産物を多数得られた著書

久しく観てないTV
最近は専ら教育系YouTube

その方が単純に面白いから
幅広く深い教養が養えるから
考える力と応用を検討する原動力となるから
受動的でなく能動的に内容を取捨選択するから
実際に得た内容の転用で行動に移しているから

それでも時にはボーッと何も考えず
久々にTVや漫画も観てみようかな…

#孤独のグルメ
#荒木飛呂彦

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