危機感の欠如はどこから?

日本政府・日本人はほかの国の政府や国民と比較して危機感が欠如していると言われています。本当でしょうか?

政府の対策については、すでに多くの国でより厳しい感染防止措置が取られているのに対して、日本ではあまり厳しい対策が取られていない、という現実があります。一方で、日本の今の状況と例えばアメリカ合衆国やイタリア、フランスなどの状況が同じなのかどうか?という疑問もわいてくるでしょう。

国民の意識については、新幹線や航空便の利用率の低下やターミナル駅の利用者数減少の話を聞くとそれなりに皆さん意識をもって行動しているのではないか、とも思えます。一方で、夜の歓楽街に繰り出す人は一定数いるという状況もあります。

わたしの個人的な感覚も、2月中は少なくとも、個人がそれぞれ気をつければ、それで感染爆発は抑えられるのではないか、でした。

しかし、3月、西欧での感染爆発の様子を日々聞くにつけ、そんなに甘い話ではないのではないか、という感覚を持ち始めました。

日本では毎日数万人が新たに感染し、という状況ではありません。アメリカでも3月初旬はそうでした。でも気が付けば今は・・・

日本でも着実に感染者数は増えています。それも感染経路不明の感染者数が増えているのです。いつ、毎日数万人という数になってもおかしくはありません。(検査数が1日1500人くらい?なので陽性確認数万人はあり得ないのかもしれませんが・・・)この状況が続くと、原因不明の重篤な肺炎での死者がどんどんでてくる、という事態にもなりかねません。

新型コロナウイルス(Covid-19)については感染経路も完全には分かっていませんしし、治療法もまだないような状況です。短い時間でも同じ場所で過ごせばそれだけで感染してしまうかもしれません。さらには自分が感染していても気が付かないままでいる可能性も指摘されています。

感染していることに気づかず、それをばらまいてしまう可能性があるのです。これが持つべき危機感なのではないかと思います。

いま、私もあなたも無症状であっても、すでに感染しているかもしれません、だから、全員ができうる限りほかの人と接触しないことが求められているのではないでしょうか。


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