ユーキ

宮城の田舎に住みながらフリーランスのディレクターとして働いています/小学校からの親友と事業経営もしています。小説やアホ記事やメディアに関することを投稿します/わんぱくな息子と2匹のジャックラッセルテリアが友達です/好きな言葉は「ぴょんこたんこ」です!
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病気で倒れ会社を辞めて、友達と起業しながらフリーランスになった男は自由を得たか?

ぼくは小学校からの親友と一緒に仕事をしている。正確にはお互いフリーランスとしてまったく別の業界で働きながら利益を折半している。 ……冷静に考えるとけっこう意味が…

飛行少年は虚無のはらわたを翔ぶ

静寂が笑っている。輪郭の曖昧な月が、深い夜の彼方から住宅街に煌めきをおとす。二度と陽は昇らないのだと言いたげな夜空だ。  これからあの星の海を好き勝手に泳ぐのだ…

忘れられた忘却 8. ゲンジツが何かの内側にあるものでなく、ゲンジツがすべてなのだとしたら、僕の、僕たちの意識はいったいど…

「いやあ打煮村さん、傑作でしたよ」  曽根見紅郎はきわめて人工的な微笑みを浮かべ言った。  歪んだ表情。円卓の対面でうつむく打煮村秋人に対する呆れ果て、見損ない…

忘れられた忘却 7. 相手が十八歳未満と知りながら金品を渡したうえでみだらな山菜採りを行ったとして、ヘルシーな条例違反とな…

俺はさっそく信者たちの尻穴にパンを詰めてこれを善しとした。祭壇に上がる。信者たちは魔法にかけられた質感の瞳で俺を見ている。  教会には歌が流れていた。サディステ…

忘れられた忘却 6. それよりなぜ君はチェーンソーを持っているんだ

蝉の唸り声が夏を貫く。  その轟音に俺はハッとした。そして同時にハッとすることをあらかじめ知っていたことにもハッとした。  不可解な気分を鎮めようとエアコンの室…

忘れられた忘却 5. 健康で文化的な最低限度の、蝉にならない生活を送る権利【小説】

「わざわざどうもありがとう。送らせちゃってごめんなさい」  瑞季がしおれた草のように頭を下げた。 「今日は色々あったから早めに休むといいよ」  俺もまたしおれて…