起業当時、周りからバカにされながらもいつの間にか10年経っていたので、会社が生き残っている理由を分析してわかった、たった一つのこと。

気がついたら起業して10年目。法人化して5年目に突入。（41歳 みずがめ座）

とにかく無我夢中でやってきたのですが、そもそも起業した当時は高い志もなく、がむしゃらにやらざるを得ないような状況で、とにかく家族を路頭に迷わせるわけにはいかない！明日の飯なんとかしないと！ぐらいというお恥ずかしい状況が長いこと続いてまして・・・。

どうにかこうにか必死こいて働いてきた結果、おかげさまで10年目。改めてこれからの会社、僕はどんな風に進むんだろう？進むべきなんだろう？とふと立ち止まる瞬間を感じ、自分なりに今まで生き残れたその要因を分析してみました。
働いているなかで失ったもの、得たものいろいろなものがあり（まあそれらひっくるめて愛しい自分の人生なのですが）大した経験でもないですが、その中で気づいたたった一つのことを起業を考えている方に少しでヒントになればと書きしたためますね。

心の闇。それは君が見た光。僕が見た希望。

起業当時（10年前）は活動の中心である福井では、Google Adwords（現Google広告）やYahoo!プロモーションに代表されるリスティング広告は今ほど浸透していませんでした。（※利用していたユーザーはおそらくがっつりやられてて、知る人ぞ知るみたいな感じだったと思います）

まだまだホームページすら持っていないところも多く、まずはホームページを持つことが優先される状況ですので、当然、制作会社さんが重宝がられていました。僕はデザインもコーディングもできないので、リスティング広告で売上を上げることをコミットします！という独自性で勝負してたのですが・・・

そんな状況で僕がいくら営業で「リスティング広告いいっすよ」と言ったところで「なにそれ？広告？代理店なん？え？違う？チラシ？」「広告なんかお金かかるし、やっぱSEOでしょ」「そんなことより早起きしてブログ書いたほうがいいって周りが言ってるからアメブロ頑張ってまーす」みたいな人がとにかく多かったです、ハイ。
まー、とにかく営業行っても門前払いでしたね。もともと営業が苦手な僕がますます人間嫌いになっていくきっかけになったのは言うまでもありませんが。ただおかげさまで僕の中に強烈に芽生えたものがあります。それは心の闇です。

もともとブサメンの部類にスタメンで入る僕が、小さい頃からモテてる男子に勝手に嫉妬心を抱いていたのは想像に難くないと思いますが、営業に行くたびにバカにされ、リスティング広告を信じない人たちの反応を見るたびに「いつか見返したるからな」という、イケメンに抱く感情とまったく同じものが生まれていったのです。
それはまるで灼熱のマグマのような高温のドロッとしたもの。大きな爆発もせず、ゆっくりゆっくりと拡がりながら、幼少期からじっくりと育ててきた僕の自然な心の闇の容量を1MBから100TBまで拡張する結果に繋がったのです。

僕の原動力はかっこよく言えば反骨心、そのまま言えば「闇」です。いつか見返してやる、それがすべて。そしてそれは未だ継続中です。あー心が小さい。
ていうか心に闇を持った経営者がいたって別にいいと思うんですよね。（開き直り）
「経営者は清廉潔白でないといけない」
「広い心で優しく接するべきだ」
「早起きして経営者ばかりの会に参加して念仏みたいなものを唱えよう」
そんなよくわからない「べき」論で語られても僕には正直刺さらないし、別に人格者だとも思ってもらわなくても結構、商品やサービスだけで勝負してもいいんですよ。だって自分が信じて始めたビジネスなんだから。

反対されたから凹む、その結果やめてしまうぐらいだったら最初からやらないほうがいい。

新しいことを始めようとするとたいがいは反対されますよ。そらそうでしょう、誰しも未来のことなんかわからないし、わからない未来は不安でしかないから、とりあえず反対しておけ、みたいな。人間なんてそんなもの。応援してくれる人の絶対数は少ないんです。

だからこそ素晴らしい経営者の本を読んだり、セミナーを受講したり、SNSをフォローしてつぶやきを参考にして、心を奮い立たせるようにするのは大いに結構。先駆者がいれば安心しますよね、嗚呼、いつかそんな風になれるんだと。

でもね、ただ一つ言えるのは、そんなすごい人たちもあなたと同じ、悩み、苦しんでいるわけで。本当に見習うべきところはそういった心の部分、誰にも見せていない闇の部分に焦点を当てることじゃないのかと。
絶対闇を抱えてるんですよ、みんな。呪いとか呪詛とか怒りとか嫉妬とか焦りとか虚栄心とか。2018年全米オープンテニスでも大坂なおみ選手がメンタル整えて優勝したじゃないですか（おめでとうございますマジ感動）

起業することが今ブームみたいですが、やると決めた以上、徹底的にやり遂げる覚悟を持って挑んで欲しいなと思います。心が折れる日もあるでしょう、ていうかそんなもの毎日ですよ。経営者の人はみんなそれを乗り越えて成し遂げたい何かがあるんです。
闇を光に変えるのは自分次第なんです。
どうせ凹むんだったらそれを闇のパワーに変換して原動力にしませんか？闇の心ロンダリング仲間募集中です。（なんのこっちゃ）