KEY-STU(キースタ)@フォロバ100💖小説💖4コマ💖イラスト💖

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3人共同制作。web小説・イラスト等。 作品集:https://lit.link/keystu ツイッター:https://twitter.com/stu_key

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「堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~」あらすじ

 地球に生きる多種多様な生命。  それらの霊長と自負して疑わない人類。  そして、命が誕生した三十八億年前から、様々な世界の創造を果たして来た神々……  今やその身への信仰を失い、自ら創造して来た人々から悪魔と貶められた彼等。    太古から複雑に絡み合った運命に起因する滅びは現代になってこの星全体に顕著な変化を見せ始めます。  地球を舐めるなよ!  魔神アスタロトが、神殺しバアルが、偶像神サタンが、そして最高神であり最も忌み嫌われて来た存在、ルキフェルが地球を守る為に再

    • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

      あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1430.跳ぶ飛ぶ 「いやいや、虫だったらそれ位飛ぶだろ、普通じゃね?」  そう思うオーディエンスの方々も少なくないだろうがそんな批判は当たらない。  何故ならこのトビムシ、羽が無いのである。  つまりトビムシとは『飛び虫』では無く『跳び虫』なのである。  羽、と言うか翼を持った鳥が自分の何十倍、何百倍、渡りなんかで滅茶苦茶遠くまで飛ぶ事も確かに凄いし圧倒される、間違い無い。  イミダゾールペプチドって有用

      • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

        あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1429.スフィア  キラキラレイブは息を飲んで見つめるシュカーラに言う。 「ちょっと行って来るからさ、お前が仕切って獣人達に動かないように言っておいてくれよ」 「わ、判りました」  快諾にニッコリと微笑んだレイブはその場で腰を深く落として、前身をやや後方に引き付ける様に体重移動した後、一言呟く。 「形態模写、コレムボラ、とうっ!」  本日二度目のとうっ! を発した瞬間、レイブの姿はシュカーラの視界か

        • 【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1428.ソロ  チャージ? そんな感じで首を傾げながらも同道していくガトと弟妹を見送ったレイブは、手持ち無沙汰を誤魔化しつつその場に残ったシュカーラを相手に中身の無い不毛な会話を続けていた。 「さっきステナと旦那っぽいゲッコー顔を見掛けたけどさっ、シュカーラ、お前はどうなんだよ? 相手とかいるのか? 案外子持ちだったり?」 「私ですか? まだ独り者ですしコレと決めた相手もいませんね、何分忙しい身なものです

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          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1427.謎の復活  それにしても早い結着であった。  既に戦場では獣人の狩猟部隊が念入りに止めを刺し終えようとしている。 「なんとか無事に済んだな、にしてもぉ…… 気付いたろ、ギレスラ、ペトラ?」 『うむ、さっきより随分手強かったのだ…… 防御力が上がっていたのだろうな』 『それに力も強かったわよ! 捕まりかけた時、振り解くのが大変だったもの!』 「ああ、俺達だけじゃヤバかったかもな……」  意外に

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1426.戦力の充実  思い返せば、この旅の切欠になったモンスターのスタンピート、邪竜と化したメルルメノク襲来以来のガチモンスターとの戦いである。  隠し穴のホブゴブリンや太師匠のグフトマ相手とはやはり違う、無論この里の獣人相手の戦闘とは比べるべくも無い。  直前のバイコーン戦との違いも明らかだ。  スリーマンセルが揃って攻勢に徹した時の享楽ぶりには一種の狂気が含まれている。  ブレスと空襲を得意とするギレス

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1425.防衛戦  ブレスと突進を避けて飛び掛ってきた一匹のバイコーンを平手で叩き、頭部を爆砕させたレイブは振り返って避難の状況を確認した。  細かな指示を出した訳でもないのに戦えるメンバーはそれぞれ的確な行動を取っていた。  ギレスラと四方を分担する様に陣取っているのはガト、ダソス・ダロス、キャス・パダンパである。  ダソス・ダロスは分厚い外皮の防御力を活かして、自分にしがみ付くバイコーンを引き摺りながら

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1424.再戦  会話の途中、不審な呻きで言葉を途切れさせたレイブの顔を訝しそうに覗き込んだシュカーラに、答えを返したのはレイブの左右で同じく周囲を見回し始めたギレスラとペトラであった。 『グゥ、来た様だな、前回は三日三晩だと言っていたか? しのぎ切れるか? いや、しのぐしかないな』 『そうよね、やるしかないわ! ほらシュカーラ、アンタ達って索敵が自慢なんでしょ? 気配を探ってご覧なさいよ! 尤も相手は隠す

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1423.よろしく  スリーマンセルとバッタが自己満足に浸ろうとした瞬間、背後から話し掛けてきたのはシュカーラであった。  レイブの反応通り、ミロンとブロル、それにそれぞれの配下、ネコ科とイヌ科、ヘビ科も一緒に連れ立っている。  ネコ、じゃなくて虎顔のミロンが答える。 「我々実働部隊は実力主義ですから、なあブロル?」 「ああ、見事にぶっ飛ばされちまったからな、粘着してリベンジせんと」 「二人も配下の者達

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1422.アイドルは偶像  仲間の獣人達が揃った事を確認した里長マッチは畏まった声で告げる。 「ガトさん、どうか我等をお導き下さいませ、ここなるクルン=ウラフの民は貴女様を神とも母とも崇め敬う事を誓います、どうか、どうか、お願い致します」 「「「「「「「「お願い致します」」」」」」」」  マッチの口上に続いて各獣の家長らしい者達が一斉に声を合わせている。  その後にも家族や一族に連なる老若男女が口々に願う

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1421.サクサク  その後、俄かに信じられない事だが次々と身の振り方が決まって行った。  ダソス・ダロスは『森王』としての責任感をかなぐり捨てた感じで言った。 『ガトに付いていきたい』 と。  未だ、竜王の里で魔獣軍団の幹部として、ちゃんとしたキャリアを積み上げ中な筈のキャス・パダンパが遅れじとばかりに追随した、曰く、 『全てを捨ててでも貴女に仕えます! 受け取って欲しい、俺の誓いを!』 だと。

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1420.ガトの想い  エンドルフィンやドーパミン、インスリンからアドレナリン、ノルアドレナリンからセロトニンまで、様々な分泌液でひたひたになったレイブの決断は異常に早かった。  前頭葉に重苦しい疼痛を感じながらもいつも以上に表情を引き締めて、少しスカした感じでレイブは言う。 「良いも何もないさ、ガト、お前がしたいようにすれば良いんじゃないか? だろ?」 「良いの? その…… わ、訳とか、聞かないの?」

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1419.恋は時と場所を選ばず  ヘビ男と弟妹との不毛な言い合いに、何度目かの溜息を吐いたレイブは何気なく横に座ったガトに対して視線を送った。  自分の事が話題に上がっていると言うのに、ガトは俯き加減で足元を見つめ続け、動きを止めたまま心ここにあらずといった様子だ、そこはかとなく心許なさを感じさせる居住まいでもある。  妙に気に掛かったレイブは声を掛ける。 「どうしたガト? 馬鹿ヘビの言う事なんて気にすんな

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1418.Re.話し合い 「そっか、確かに殺すよりも、これからダソス・ダロスが喜んだ方が良いわね、そっかぁ」 「だろ? 罰を与えたり復讐したりさ、気持ちは判らなくも無いけど過ぎた時間は帰って来ないからな、だったら先の時間を良くする方がお互いに気持ちが良いだろ?」 「でも、ダソス・ダロスがあのまま死んじゃっていたら…… その時はどうしたら……」  うん、あるよね、そーゆーシチュも。 「殺そうと思って殺した

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

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          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1417.過去よりこれから 「さっき俺が言ったの聞いてたろ? 生きていたいんなら協力してやるってさっ! だからだよ!」  ん? それで終り? 説明端折り過ぎで…… なんか雑なんじゃ…… 「それだけ? 呆れたわね、こいつ等との約束に何の意味があるのよ、ダソス・ダロスを苦しめていた奴等なのよ?」  ほら伝わって無いじゃん、もっと人倫とか道徳とかから言ってやらないと伝わらないと思うんだが? 「意味はあるっ! 

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          【連載小説】堕肉の果て ~令和に奏でる創造の序曲(プレリュード)~

          あらすじ・目次  第三部 六章リベルタドーレス ~解放者たち~1416.同床異夢  真人間属性が圧倒的に高いガトは代案を述べる。 「この上ダソス・ダロスに負担は負わせないわよっ! そんな酷い真似させる位ならタロースでも呼んだ方がよっぽど良いじゃない! だったら悪魔だから魔力に強いし体だって頑丈なんだから!」 「おっ、アイツか!」 『ガト、ありがと…… グスッ』 『なるほどね…… 確かにあの鉄人だったらおいそれと壊れなさそうだったわね…… うんっ、悪くないかもね! 

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